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「明記」「記載」「掲載」の違いを解説!意味や使い分けは?

更新日:

 
書くことを、「明記」なのか「記載」なのか、どっちよ?とよく迷います。

さらに「記載」と「掲載」、これも似ていますよね。

でもこういった言葉、仕事などでよく使う言葉です。

特に相手が取引先となると、言葉の意味を間違って使うのは避けたいところ!

ということで、今回は「明記」と「記載」、それに「掲載」の意味の違いなどについて調べてみました。
 

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1.「明記」と「記載」と「掲載」の意味の違いと使い分けは?

まずは、「明記」「記載」「掲載」を辞書で調べてみます。

【明記】
・はっきり書きしるすこと。

【記載】
・書物や書類などに書いてのせること。

【掲載】
・新聞や雑誌などに文章や写真などをのせること。

 
では、さらにそれぞれをかみ砕いて説明します。

①「明記」とは!

「明記」は「はっきり書きしるす」という意味です。

漢字のとおり「明確に書き記す」ということですね。

普通に書きしるすだけではなく、今後にトラブルや間違いなどが発生しないように書くということです。

誰かが間違ったりしないように「はっきりと」、後々トラブルにならないように「明確」に書くということ。

明記

②「記載」とは!

それから「記載」は「書物や書類などに書いてのせる」という意味です。

漢字のとおり「書き記したものを、載せる」ということ。

要するに、ただ書いただけではなく、書いたものを書物や書類などにのせるという行為が加わるのです。
 


 

③「掲載」とは!

「掲載」は「新聞や雑誌などに文章や写真などをのせる」という意味です。

漢字は、「掲げる」という字と「載せる」という字でできています。

「掲げる」は「人の目につくように高く上げる」という意味があります。

これは、多くの人々が読む「新聞」や「雑誌」などといった媒体に、人々の目に入るように目立つようにのせるという意味です。

また「掲載」は、「文字を書きしるす」以外に写真なども含まれます。

つまり、「書く」とは限らないのですね。
 
 
ちなみに、「記載」は「掲げる」という字がないとおり、必ずしも多くの人に見せることを目的としているわけではありません。

ですから、「記載」の意味は「雑誌や新聞」ではなく「書物や書類」となっているのです。

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④「明記」「記載」「掲載」の違い!

では、ここでおさらいの意味で「明記」「記載」「掲載」の違いをまとめます。

【「明記」「記載」「掲載」の違い!】

・「明記」は、間違い防止のためにはっきりと書くこと。

・「記載」は、書いたものを書物や書類などにのせること。

・「掲載」は、書いたものや写真などを新聞雑誌などにのせること。

・「掲載」は、多くの人の目に触れるものにのせる。

・「記載」は、人の目に触れない書類も含まれる。

 
昔は、書きしるす行為と言えば「紙」と決まっていましたが、現在は紙に加えパソコン上やインターネットといった媒体が加わっています。
 


 

2.「記入」「記述」とは?「明記」「記載」「掲載」との違いは?

では「記入」を辞書で調べてみます。

【記入】
・所定の用紙などに書き入れること。

 
「入れる」という字があるとおり、本来は、指定された用紙、またその用紙の枠内に「書き入れる」といった意味です。

また「記入」は、文字や文章だけでなく、マークなどを書き入れるときにも使います。

たとえば、アンケート用紙の「○」や、マークシートであれば「塗りつぶす」のも「記入」です。

「記入」と「記載」の違いはわかりにくいのですが、どちらも書く行為までは同じです。

ですが「記入」は「書く行為」がポイントで、「記載」は書いた後で「のせる」ことがポイントとなります。

さらに、「記載」は「記入」に比べて、その書類が後々残るケースが多くなります。

ですから、後々残った書類に偽りがあった場合は「虚偽記載」といいます。

「虚偽記入」とはいいません。

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続いて、「記述」を辞書で調べてみます。

【記述】
・文章にして書きしるすこと。また書きしるしたもの。

 
「記述」の場合は、書くものは必ず文章です。

ですから、アンケート用紙の「マーク」や、マークシートの「塗りつぶし」は、「記入」ではありますが「記述」とはいいません。

ただし、試験などで、「マークシート方式」と「記述式」がありますが、この場合の「記述式」は文章だけではなく単なる言葉も含まれます。

これは、本来「記入式」が正確な表現なのですが、「マーク」も記入に含まれることから、区別するために「記述」を使用したものです。

「記載」との違いですが、「記述」もやはり「書く行為」がポイント、「記載」は書いた後で「のせる」ことがポイントとなります。
 

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「書き記す」のが「明記」ですが、「書きあらわす」という意味で「表記」という言葉があります。

「表記」に似た言葉で「標記」もあるのですが、「表記」と「標記」の違いをご存知ですか?

もしよかったら、下の記事を覗いてみてください。

表記と標記の違い!あるポイントを押えると使い分けが簡単!

 
 

まとめ

以上が、「明記」と「記載」、「掲載」の意味や使い分けなどについてでした。

「明記」とは、はっきり書き記すことで、間違いを防止するために明確に書くということです。

「記載」は文字や文章を書いて書類などにのせること。

新聞や雑誌などに文章や写真をのせるときには「掲載」を使います。

また、指定された用紙や枠内に書きいれたり、マークやチェック記号をつけるときには「記入」を使います。

「記述」とは文章にして書き述べること。

日本語は難しいですね。

ですが、仕事上で相手に何かを書いてもらう場合など、こういった微妙な言葉の意味を理解しておくことはとても重要だと思います。

「書き記す」のが「明記」ですが、「かく」という字にもいろいろな漢字があります。

「書く」「描く」「画く」、3種類の違いをご存知ですか?

詳しくは、下の関連記事をご覧ください。

「書く」と「描く」の違いを解説!「画く」は?意味と使い分けは?

 

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