掃除機は、吸引するノズル(ヘッド)を移動させてゴミを吸い込む仕組み。
そのため、ゴミによってはノズルに引っかかってしまいます。
たとえば、大きすぎるゴミや髪の毛など…。
大きすぎるゴミは事前に避けますので滅多に引っかかることはないのですが、髪の毛は肉眼ではなかなか発見しにくいので、事前に避けるのは難しい…。
といいますか、いちいち避けていては掃除になりません…。
結局ノズルの車輪やローラーに絡まり、後で取り除くという面倒な作業が…。
この髪の毛、簡単に取り外す方法はないものか??
また、そもそも髪の毛が絡まないような対策はないものか??
ということで、掃除機ノズルの髪の毛対策を徹底的に調査してみました。
本記事では、掃除機のタイヤやローラーに絡んだ髪の毛を簡単に取り除く方法と、髪の毛を絡まないようにする対策をご紹介します。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.掃除機のタイヤに絡まった髪の毛を取り除く方法!
まずは、髪の毛を取り除く方法から解説していきます。
①千枚通しとカッターで取り除く!
最初は、地味で一番無難な方法から。
それは、単に手作業で取るということ。
指で掴み取るのもよいのですが、千枚通しやキリ、ピンセットなど先の鋭い金属棒があればより効率的です。
千枚通しで、髪の毛を引っかけて取り除くことで、指より短時間での作業が可能に。
さらに、その千枚通しで引っかけた髪の毛を、カッターやハサミで切ることで絡む力が大幅に弱まります。
この時は、回転ローラーのブラシ繊維は切らないように気をつけてください。
最後に、細かく髪の毛をカットした後で、掃除機のスイッチをオンにするとそのまま吸い込まれますよ!
②クリーナーペットハリネズミの活用!
前項では、千枚通しやピンセット、カッターなどの道具で地道に取り除く方法を紹介しました。
実は、そういった工具の機能が一体になった便利な道具があります。
それが、下の「クリーナーペットハリネズミ」。
ノズルに絡みついた髪の毛を、「引っかける」「かき出す」「切る」という機能が一つにまとまっています。
ご家庭に一つあったら便利かもしれませんね。
2.掃除機のタイヤに髪の毛が絡まらないようにする対策!
そもそも、髪の毛が掃除機のノズルに絡まなければ、当然ですが取り除く必要はなくなります。
ということで、本項ではノズルに髪の毛が絡まないようするための対策をご紹介します。
①掃除の前に可能な限り床の髪の毛を減らす!
掃除をする前に、ガムテープなどで髪の毛をあらかじめ取っておくというのも一つの手段。
ガムテープだと、部屋全体の髪の毛回収は少し大変かもしれませんが…。
回転式の「コロコロ」や「ほうき」だと、少し楽になります。
ですが、そもそも掃除を楽にするための掃除機ですので、それを手作業で行うということはもしかしたら本末転倒なのかもしれませんね…。
手作業で髪の毛を取り除く手間を考慮すれば、もしかしたらノズルに絡まったものを取り除いた方が楽かもしれません。
ですからこの対策は、ペットの毛が多い家庭、もしくは狭い範囲の掃除におすすめです。
②最強の対策は髪の毛がからまない掃除機!
最強の対策はなんといっても、髪の毛が絡まない掃除機を使うこと。
現在の掃除機が古くなり、買い替えをお考えでしたらば、ぜひ参考にしてみてください。
そういった、髪の毛のお悩みを解決すべき、開発された掃除機がありますよ!
a.パナソニック「パワーコードレス MC-SBU840K」!
まずはパナソニックの、髪の毛が絡みにくい「からまないブラシ」を搭載した「パワーコードレス MC-SBU840K」。
2020年の夏に発売されたシリーズです。
ノズルのローラーを改良し、髪の毛が自動的に一か所に集まり、最終的には掃除機に吸い込んでしまう仕組みで、なんと99%絡まりを防いでくれます。
「パワーコードレス MC-SBU840K」には、同じコードレスタイプで下位機種の「MC-SBU640K」があります。
b.パナソニック「Jコンセプト MC-JP830K」!
パナソニックには、同じ「からまないブラシ」を搭載したキャニスター紙パック式の「Jコンセプト MC-JP830K」があります。
キャニスタータイプがお好みであれば、こちら。
c.パナソニック「プチサイクロン MC-SR580K」!
こちらは、同じキャニスタータイプで、サイクロン式の「プチサイクロン MC-SR580K」。
紙パックかサイクロンかも、大きな選択肢ですね。
「プチサイクロン MC-SR580K」には、その下位機種の「プチサイクロン MC-SR38K」もあります。
ちなみに、これらパナソニックのシリーズは全て2020年夏に発売されたものです。
d.マキタ「充電式クリーナー CL107FDSHW」!
パナソニック以外では、マキタの「充電式クリーナー CL107FDSHW」があります。
低価格で、しかも軽くて使いやすいというところがこの製品の特長。
こちらの製品は、なんと!ノズルにローラーがついていません。
髪の毛が絡む要素を排除してしまったということ。
ただし、ローラーがありませんので、当然ですがブラシでゴミをかき出すということができません。
この辺はお好みですね。
ただ、「軽い」「安い」「髪の毛が絡まない」を追求するならばこれです!
まとめ
以上が、掃除機のタイヤやローラーに絡んだ髪の毛を簡単に取り除く方法と、髪の毛を絡まないようにする対策についてでした。
ノズルから髪の毛を取り除くには、それなりの苦労がつきもの。
だからといって、髪の毛を絡まないように、事前に髪の毛をコロコロで掃除するのもまた一苦労です。
そうなると、一番手っ取り早いのは「髪の毛が絡まない掃除機」の購入なのかもしれません。
ただし、掃除機を新規購入となると出費が~!!!
でも、髪の毛を取り除く時間を時給に換算すると、意外に高くない買い物かもしれませんよ…。