パン好きの妻は、しょっちゅうパン屋さんに立ち寄ります…。
そのパン屋さんで、時々購入するのが「スコーン」。
これ、パンと思いきやパンよりは少し固く…、でも「クッキー」でもないな~と思うのです…。
この「スコーン」って…、いったい何なの…???
「クッキー」との違いは??
そんなわけで、この2つのお菓子?パン?を徹底的に調べてみました。
本記事では、「スコーン」と「クッキー」の違いについてわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!!!
1.「スコーン」と「クッキー」の違いとは!
最初に、「スコーン」と「クッキー」の違いを端的にお伝えします。
「クッキー」とは、小麦粉・バター・砂糖などを混ぜて焼いたサクッとした食感のアメリカから伝わった焼き菓子のこと。
短くまとめると、こういった違いです。
それでは、それぞれについてさらに詳しく解説していきますね。
2.「スコーン」とは!
「スコーン」は、イギリスのスコットランド発祥のパンのような食べ物のこと。
材料は、小麦粉・バター・砂糖・ベーキングパウダーなどです。
この中で、ポイントとなるものは「ベーキングパウダー」の存在。
この「ベーキングパウダー」は、ガスを発生させて生地内に気泡をつくることで膨らます効果があります。
生地が膨らむことで、パンに似たような食感になるのですね。
「クッキー」づくりには、基本的に膨らます目的では「ベーキングパウダー」は使いません。
余談ですが、辞書で「スコーン」を調べると「パンである」と表記しているものもありますが…。
日本での「パン」の定義は、「イースト菌で発酵させる」ことが条件になっています。
ですから、果たして「スコーン」が「パン」なのかどうかははっきりしません…。
ちなみに本場イギリスでは、手のひら大の「スコーン」にジャムやクリームなどを付けて食べますので、お菓子というよりはほとんど食事の域といっても良いのかもしれません…。
下が「スコーン」の実物。
美味しそうですね!
画像には紅茶が写っていますが、イギリスでは「お茶にスコーンは欠かせない」といった位置づけ。
この「スコーン」は、スコットランド宮殿の椅子の土台となった石の形がモデルです。
しかもその椅子は、王様の戴冠式に使われるもの。
そのため、「王様に対し、ナイフを向けない」ということで、「スコーン」を食べる時にナイフの使用は禁止らしい…。
3.「クッキー」とは!
「クッキー」は、小麦粉・バター・砂糖などを混ぜて焼いたサクッとした食感の焼き菓子のこと。
発祥国はよくわかっていないようなのですが、日本へはアメリカから伝わりました。
前項でも説明しましたが、「クッキー」はベーキングパウダーを使わないということが「スコーン」との違いです。
ただし、絶対に使わないということではありません。
「クッキー」の口当たりを「軽くする」ために、生地内の気泡づくりを目的としてベーキングパウダーを使うこともあります。
つまり、これは膨らます目的ではなく、あくまでも「軽~い、サクサク感」が目的ですよ。
余談ですが、日本では「クッキー」と「ビスケット」が存在します。
「糖分と脂肪分の合計が重量百分比40%以上」という条件を満たすものが「クッキー」で、それ以外が「ビスケット」。
また、「スコーン」の本場であるイギリスに「クッキー」という名の食べ物はありません。
イギリスでは、同じ焼き菓子を「クッキー」ではなく「ビスケット」と呼んでいます。
それから、アメリカは「クッキー」は焼き菓子で、柔らかいパンのような食感のお菓子が「ビスケット」といった使い分け。
アメリカの「ビスケット」は、「スコーン」に似ていますね…。
ひとつ、人気の「クッキー」を紹介します。
これは、チョコレートで有名なゴディバの「クッキー」。
ベルギーのチョコレートブランドが、「クッキー」をつくったのですね。
お取り寄せとして、人気です。
チョコ味好きな方にピッタリ!
まとめ
以上が、「スコーン」と「クッキー」の違いについてでした。
「スコーン」はパンに近い食べ物で、「クッキー」はサクッとした焼き菓子。
材料は似ているのですが、「スコーン」は膨らますためにベーキングパウダーを使います。
ただし、「クッキー」づくりにもベーキングパウダーを使う場合がありますが、これは膨らますためではなく、気泡をつくって軽い食感にするためです。
ところで、記事内でチラッと「パン」にも触れましたが…。
この「パン」を食べる時に使うのがトースターですよね。
この「トースター」と「ホットサンドメーカー」について解説した記事がありますので、良かったらご覧ください。
美味しく焼ける高性能トースターも紹介していますよ!