部屋などに置く「芳香剤」。
良い香りがして、爽やかな気分になれますが…。
同じように使う「アロマ」がありますよね…。
こいうった香りを演出してくれるものは、その他にも「消臭剤」など様々。
色々あるのですが、それぞれの効果は違うのだろうか?
ということで、この「アロマ」と「芳香剤」を徹底的に調べてみましたよ。
本記事では、「アロマ」と「芳香剤」の違いにスポットを当て、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「アロマ」と「芳香剤」の違いとは!
最初に、「アロマ」と「芳香剤」の違いを簡潔にお伝えします。
「アロマオイル」とは、植物から抽出した天然香り成分である「エッセンシャルオイル」と、人工的につくりだした香り成分である「フレグランスオイル」のこと。
「芳香剤」とは、人工的につくりだした香り成分のことで、上記の「フレグランスオイル」も「芳香剤」の一つ。
簡単にまとめると、こういった違いです。
それでは、それぞれについてさらに詳しく解説していきますね。
2.「アロマ」とは!
「アロマ」は英語で「aroma」。
直訳すると、「芳香」「香り」のことです。
ですが、日本で「アロマ」というと、普通「アロマオイル」か「アロマテラピー(アロマセラピー)」を指すのが一般的。
ちなみに、「アロマテラピー」と「アロマセラピー」はどちらも同じ意味で、「アロマオイル」を使った治療のことです。
ということで、「芳香剤」と対極にあるのは「アロマオイル」の方。
ですから、「アロマオイル」について説明していきます。
「アロマオイル」は、主に「エッセンシャルオイル」と「フレグランスオイル」の2つ。
「エッセンシャルオイル」は植物から抽出する精油のこと、「フレグランスオイル」は人工香料で、どちらも「オイル」なので「油」です。
そして、「エッセンシャルオイル」に限っては、香りを楽しむ他に心身のトラブルを回復させる治療に使われる「オイル」。
一方の人工的につくりだした「フレグランスオイル」は、健康効果はなくあくまでも香りを楽しむことだけに使われます。
治療に使われる「エッセンシャルオイル」は、抽出する植物によってその効果は異なり、「リラックス効果」や「不眠解消」など様々。
そのため、使い方もただ香りを吸引するだけではなく、肌に塗布したり、浴槽に入れて使ったりします。
ですから、香りを楽しむ「フレグランスオイル」の使い方は吸引のみということ。
下が「エッセンシャルオイル」の実物。
これは、6本セット。
しかも、全て抽出した植物が異なります。
つまり、それぞれで効果が違うということ。
使い方は、専用のディフューザーで部屋に拡散するのが一般的。
天然の植物から手間をかけて抽出するオイルなので、「芳香剤」と比べてもかなり高価になります。
3.「芳香剤」とは!
「芳香剤」は、人工的につくりだした香り成分のこと。
ですから、前項の「アロマオイル」の中の「フレグランスオイル」も、「芳香剤」の一つといえます。
そして「芳香剤」は、ただ単に香り成分なので健康効果はありません。
しかも、「オイル」とも限りませんよ。
また、「芳香剤」は香りを出すだけの効果しかなく、「消臭剤」や「脱臭剤」とも異なります。
「消臭剤」「脱臭剤」には、悪臭を消す成分が含まれますが、「芳香剤」にはその成分が含まれません。
つまり「芳香剤」は、良い香りを出して悪臭をごまかす効果しかないということです。
「芳香剤」を一つ紹介します。
これは、スティックタイプのディフューザーとセットになっています。
ちなみに、この「芳香剤」には消臭成分も含まれていますの、製品名は「消臭・芳香剤」。
現在の「芳香剤」のほとんどは消臭成分入りで、こういったパターンが多くなっています。
様々な種類がありますが、「エッセンシャルオイル」に比べれば安価なものが多いですね。
まとめ
以上が、「アロマ」と「芳香剤」の違いについてでした。
「アロマ」は、「アロマオイル」を指すことが多く、「アロマオイル」は「エッセンシャルオイル」と「フレグランスオイル」のこと。
「エッセンシャルオイル」は植物から抽出する健康効果のある精油のこと、「フレグランスオイル」は人工香料のことで健康効果はありません。
「芳香剤」は、人工香料のことで「フレグランスオイル」も「芳香剤」の一つです。
また、「芳香剤」には消臭成分が含まれていないため、「消臭剤」「脱臭剤」とは効果が違います。
余談ですが、悪臭を中和させて消すのが「消臭剤」、悪臭を吸着させて無くすのが「脱臭剤」ですよ。
ところで、「ニオイ」についての説明でしたが、嫌なニオイがつきやすいのが「靴」ですよね。
ということで、洗えない靴のニオイを取り除く方法を解説した記事がありますので、よかったら下のリンクからどうぞ。
それから、悪臭を除去する方法の一つとして「オゾン」を使う手もあります。
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