Investigate Blog

お役立ち情報を深掘りしてご紹介いたします!

*

「鎧」と「甲冑」の違いを解説!意味や役割の違いは?

      2018/08/15

Pocket
LINEで送る

「鎧(よろい)」と「甲冑(かっちゅう)」、昔々の防具のことだと思うのですが、はてさて…、この二つの意味には違いがあるのでしょうか…?
もしかしたら、同じ意味??
ということで、今回は「鎧」と「甲冑」の意味の違いなどについて徹底的に調べてみました。
 

スポンサードリンク

 

1.「鎧」と「甲冑」の違いは?「兜」や「具足」とは何?

まずは、辞書を調べます。

【甲冑】
・戦いのとき身を守るために着用する武具。胴体を覆う甲(よろい)と、頭にかぶる冑(かぶと)の総称。

【鎧】
・体をおおい守る武具。

 
「甲冑」とは頭部を守る「甲(かぶと)」と胴体を守る「冑(よろい)」のことで、「鎧」とは胴体を守る防具のことです。

【①甲冑(かっちゅう)】

まず、「甲冑」から詳しく説明しますね。

上の辞書の説明では「甲(よろい)」と「冑(かぶと)」となって、その下段の説明では「甲(かぶと)」と「冑(よろい)」というように意味も読み方も逆になっていますよね。

「甲」はカブトムシの「甲(かぶと)」で、現在は「かぶと」と読むのが一般的なのですが、昔は「甲」が胴体を守る防具で「よろい」と読み、「冑」が頭部を守る防具で「かぶと」と読んでいました。

それがなぜか時代が進むと、「甲」が頭部を守る防具で「かぶと」と読み、「冑」が胴体を守る防具で「よろい」と読むようになってしまったのです。

すごくややこしいのですが、なぜ意味や読み方が逆転してしまったのか、理由についてはわかりませんでした。

鎧1

【②鎧(よろい)】

そして一方の「鎧」。

「鎧」は、一般的には胴体部分を守る防具なのですが、頭部を守る「甲(かぶと)」も含む意味として使われる場合もあります。

つまり、「鎧(よろい)」と「冑(よろい)」が同じ意味ということです。

また、「鎧」は「大鎧(おおよろい)」を意味している場合もあります。

「大鎧」とは、わかりやすくいうと「大型の鎧」のことで、簡略的で隙間が多い胴を丸く囲んだだけの「胴丸」などと比較して、全身の隙間をより少なくした防具で、この場合は頭部の防具は含みません。

【大鎧のイメージ】
鎧2

【③兜(かぶと)】

続いて「兜」。

「かぶと」は、「甲(かぶと)」や「冑(かぶと)」のほかに、「兜(かぶと)」という漢字があります。

これらは頭部を守るための防具のことで、全て同じ意味です。

鎧3

【④具足(ぐそく)】

「具足」とは、「甲冑」とほぼ同じような意味で使われます。

「具足」を辞書で調べると、言葉の意味自体が「不足なく十分に備わっていること」ということで、つまり「防具一式が十分に備わっている」という意味です。

「具足」というと、広い意味では「臑当て(すねあて)」という足を守る防具や、「籠手(こて)」という手や腕を守る防具なども含まれますが、一般的には「甲冑」と同じ意味になります。

 

スポンサードリンク

 

【⑤結論】

ということで「鎧」「甲冑」「兜」「具足」の違いを簡単にまとめます。

「鎧」とは一般的には胴体部分の防具、それから「大鎧」という精巧な防具といった意味があります。

「甲冑」とは、胴体を守る防具と頭部を守る防具を合わせた意味です。

「兜」とは、頭部を守る防具のことで、「甲(かぶと)」や「冑(かぶと)」と意味は同じです。

「具足」とは、「甲冑」と同じ意味ですが、「臑当て」や「籠手」を含む場合もあります。

武士1
 

2.「鍬形」とは何?意味や役割は?

「鍬形(くわがた)」とは兜の前面に付けた前立物(まえだてもの)のこと、つまり装飾品です。

前立物がありますので、もちろん側頭部の脇立(わきだち・わきだて)、頭頂部の頭立(あたまだて・ずだて)、後頭部の後立(うしろだて)などもあります。

「鍬(くわ)」の形をかたどったことから「鍬形」という名前になりました。

余談ですが「クワガタムシ」は、この兜の「鍬形」が語源です。

威厳と存在を誇示する意味や、軍勢を指揮する人物の身分を示すためにつけていたといった説もあります。

戦国時代には威勢を示すため、各武将、趣向をこらした鍬形を自分の兜にほどこしていました。

今、見ると派手だし大きいしで、実際の戦場では不便そうですよね(^^;)

木の枝にひっかかりそうです。

そういえば、鍬形はひっかかったときのためにわざと折れやすいように作っていたという話を何かの小説で読んだ気がしますが、実際はどうだったのでしょうね…。

【武将の甲冑】


 

 

【戦国武将の鍬形】

・伊達政宗
三日月

・真田幸村
鹿の角に六文銭

・上杉謙信
日輪と三日月

・織田信長
木瓜紋と御簾
(木瓜紋は織田の家紋)

 
ちなみに映画スターウォーズに登場するダースベイダー、ダースベイダーのコスチュームは伊達政宗の甲冑がモデルになっています。
 

スポンサードリンク

 

まとめ

以上が、「鎧」と「甲冑」の違いなどについてでした。

「鎧」とは胴体部分を守る防具、「兜」は頭部を守る防具です。

「甲冑」や「具足」は、頭部を守る防具と胴体を守る防具を合わせた意味です。

「鍬形」とは兜の前面に付いた装飾品のこと、鍬形を見るとどの武将の兜なのかが分かります。

 - 暮らし・生活・雑学