私が愛用している靴下は、5本指タイプのもの。
これ、足の臭いを防止してくれるし、結構優れた靴下ですよ…。
ところで、和服を着る際は「靴下」を履きません…。
和服の時は、普通は「足袋」を履きます。
こういった決まりがあるのですが…、では、「足袋」と「靴下」の違いって何なんだろう…。
しかも、最近では「足袋ソックス」なる代物もあるらしい…。
そんなわけで、この2つについて徹底的に調べてみました。
本記事では、「足袋」と「靴下」の違いについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
「足袋ソックス」も紹介しますよ!
1.「足袋」と「靴下」の違いとは!
最初に、「足袋」と「靴下」の違いを簡潔にお伝えします。
「靴下」とは、足に直接履く袋状の外国発祥の衣類のこと。伸縮性のある生地であることから様々な足のサイズの対応することが大きな特徴。また、指の部分が分かれていないものもあれば、分かれているタイプ、色や柄など種類が豊富である。
簡単にまとめると、こういった違いです。
それでは、それぞれについてさらに詳しく解説していきますね。
2.「足袋」とは!
「足袋」は、和装時の足用の衣類。
主な特徴は、5項目あるのですが、それぞれについて説明していきます。
①親指とそれ以外の部分とが分割!
日本の伝統的な履物である、下駄・雪駄・草履などには「鼻緒」があるのですが…。
この鼻緒を、足の親指と人差し指の間に挟むようにして履きます。
挟むためには、「足袋」の指も分割する必要があったということ。
②足の甲と底の部分に境界!
これは、製造上の都合というのが理由の一つ。
それから、底の生地と甲の生地には違いがあり、底の方が頑丈な生地を採用していますので、耐久性が考慮されています。
③生地に伸縮性はない!
伸縮性がない理由は、当時の日本の技術力の問題。
基本的に、伸縮性のある衣類は開発されていませんでした。
④表地と裏地の二重仕立て!
これは、表面の見た目重視ということと、保温性能を高めることが目的といわれています。
昔は、夏場の暑い季節用に裏地のない足袋も使われていました。
⑤かかとに留め金の「こはぜ」!
足袋は、伸縮性がありませんので足のサイズにピタリと合わせて購入するのが基本。
ただし、それだけでは伸縮性のない足袋は脱げてしまいます。
それを防ぐために、「こはぜ」という金具を付けました。
靴を脱げないようにする「靴ひも」の役割を果たします。
普通の「足袋」は屋内で履きますが、下のような屋外で履くタイプもありますよ。
底面をゴム製にして、外でも履けるようにした「足袋」。
こういったタイプを「地下足袋(じかたび)」といいます。
地面に吸い付くような感覚があることから、危険な高所作業などに活用されます。
また、軽く動きやすいことから、高所作業以外であっても愛用する人は多いようですよ。
長靴のように蒸れないこともメリットの一つ。
3.「靴下」とは!
「靴下」は、足用の衣類。
外国発祥の衣類なのですが、日本にいつ頃伝わったのかは不明です。
ただし、日本で生産が始まったのが明治の初期。
西村勝三氏が、外国から袋状に編める編機を輸入し製造を開始したのが最初です。
ちなみに、この西村勝三氏ですが、同じ時期に靴の製造販売を行う「日本製靴株式会社」を設立しました。
この「日本製靴株式会社」なのですが、実は現在の「リーガル・コーポレーション」の前身です。
「靴下」は、伸縮性のある生地が特徴。
生地がのびることから、一つの「靴下」が様々なサイズの足に対応します。
また、色・柄・デザインなども様々で、くるぶしが隠れない短いものや、膝上までくる長いものも。
一般的には、指の部分が分かれていませんが、私が愛用している5本指に分かれているタイプもあります。
また、冒頭で触れましたが「足袋」のように、親指とそれ以外の4本指との2分割されている「足袋ソックス」というものも話題を集めているようですよ。
これが「足袋ソックス」です。
たかだか指が分かれるだけで、多くの健康効果が得られます。
姿勢の改善・冷え性の改善・外反母趾の予防など。
また、疲労の軽減効果もあるとのこと。
ちなみに、こういった効果は5本指の靴下でも得られますよ。
足の履物について説明してきましたが、同じ履物で「靴」があります。
どうしても臭くなってしまう「靴」ですが、水洗いできない場合もありますよね…。
そういった「靴」の臭いを、洗わずに取り除く方法を解説した記事がありますので、よかったらご覧ください。
ぜひ、どうぞ!
まとめ
以上が、「足袋」と「靴下」の違いについてでした。
「足袋」と「靴下」は、どちらも足を覆う衣類のこと。
和装は「足袋」で、それ以外では「靴下」を履きます。
最大の違いは、伸縮性の有無ですね。
ところで、夏場の足って蒸れますよね…。
でも、足の蒸れは靴を脱ぐことである程度解消できますが、パンツはそういうわけにはいきません…。
そんなわけで、パンツの蒸れ対策を解説した記事がありますよ。
もしよかったら、覗いてみてください。