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「統合」と「結合」の違い!わかりやすく具体例で解説するよ!

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「統合」と「結合」。

まぎらわしいですよね…。
 
 
ですが、「5市町村を統合します」といいますが「5市町村を結合します」だと、何か変です…。

また、「分子の結合」といいますが、「分子の統合」とは聞いたことがありません…。

ということは、「統合」と「結合」では何かが違うということ…。
 
 
 
そんなわけで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみました!

実は、決定的な違いがありましたよ!
 
 
本記事では、「統合」と「結合」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「統合」と「結合」の意味の違い!

最初に、「統合」と「結合」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「統合」とは、いくつかのものを1つにまとめること。

「結合」とは、いくつかのものを1つに結び付けること。

 
一言で表現すると、こういった違いです。

それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
 

①「統合」の意味とは!

「統合」は、いくつかのものを一つにまとめること。

「結合」は「結び付ける」に対し、「統合」は「まとめる」です。

似ていますが、微妙に違いますよ。
 
 
「結び付ける」とは、「AとBとを、くっつける」こと。

「まとめる」は、「AとBとCで、3つあるものを1つにする」こと。
 
 
つまり、「結合」の目的は、全体の数を減らすことではなく、単にくっつけることです。

そして、「統合」の目的は、3つのものを1つにすることで、くっつけることではありません。

要するに、まとめることで数を減らすのが「統合」なのです。
 
 
 
そういったことで、「統合」は「数を減らしたい」といった目的が発生した時に多く使われます。

たとえば、「市町村合併」。

「2つの市と3つの町を統合して、○○市とします」といった使い方をします。
 
 
 
その他には、「来年より、営業企画部と営業販売部を統合して営業部となることが決まった」といった使い方。

これは、複数の部署を1つにまとめるということです。

企業の、組織体制の見直しなどでも頻繁に使われる言葉ですね。

部署2
 

②「結合」の意味とは!

「結合」は、いくつかのものを1つに結び付けること。

つまり、くっつけることです。
 
 
「統合」はまとめることで全体の数を減らすのですが、「結合」は全体の数に関する概念はありません。

要するに、全体の数がどうなろうが、ただ単に「AとBとCを、くっつける」ということ
 
 
 
ですから、「結合」はそもそも結びつく性質のものに多く使われます。

たとえば、「酸化とは、何らかの分子に酸素原子が結合すること」といった使い方。

これは、分子と酸素原子が結びつくということです。
 
 
 
その他にも、人工衛星や宇宙ステーションなどにも多く使われますよ。

たとえば、「宇宙ステーション補給機と国際宇宙ステーションとを結合させる」といった使い方。

これは、言い換えれば「ドッキング」ですね。

月面
 

③「統合」と「結合」の違いを整理!

それでは、ここで一度「統合」と「結合」の意味の違いを整理します。
 
 
いくつかのものを1つにまとめるのが「統合」。

いくつかのものを1つに結び付けるのが「結合」。
 
 
まとめて全体の数を減らすのが「統合」、複数のものをくっつけるのが「結合」です。

 


 

2.「統合」と「結合」の辞書での意味!

続いて、辞書による「統合」と「結合」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「統合」の辞書での意味!

【統合】

・いくつかのものを一つにまとめ合わせること。「三つの部を―する」

引用元:旺文社国語辞典

説明どおりの内容ですね。
 

②「結合」の辞書での意味!

【結合】

・一つに結び合うこと。一つに結び合わせること。また、その結びつき。「分子が―する」

引用元:旺文社国語辞典

こちらも、説明したとおりの内容です。

分子配列
 

3.「統合」と「結合」の使い方!

最後に、「統合」と「結合」の使い方を例文で紹介します。
 

①「統合」の使い方!

・負債を背負う○○と黒字経営の○○の経営を今年新会社で統合する。

・現行FFモデルしかないミラージュとマーチを統合すれば4WDも設定できる。

・すべての銀行カードを1枚のカードに統合できるアプリ。

・再編統合の検討が必要とされた公立病院。
 

②「結合」の使い方!

・分子の結合を切断することに成功した。

・毛髪内部のたんぱく質の結合を強くし、髪の広がりを抑える。

・金属クラスターの中には柔らかい結合と硬いものが混ざっている。

・ドッキングが成功し、電気配線や通信系統など全ての結合が完了する。
 

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まとめ

以上が、「統合」と「結合」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「統合」は、いくつかのものを1つにまとめること。

「結合」は、いくつかのものを1つに結び付けること。
 
 
「まとめる」と「結び付ける」という微妙な違いですが、その目的をハッキリさせることで使い分けが容易になります。

つまり、目的が「数を減らす」のか「くっつける」のか、といったことですね。

「統合」と「結合」の意味の違いを説明しましたが、「統合」と似た意味の言葉で「総合」があります。

「統合」と「総合」も、同じようで実は微妙に違いますよ!

もしよかったら、下の関連記事をご覧ください。

「総合」と「統合」の違いを解説!実は意外な差があったよ!

 

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