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「総合」と「統合」の違いを解説!実は意外な差があったよ!

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「総合」と「統合」。

似ていますよね…。

「合」があるので、どちらも「合わせる」ことだと思うのですが…。
 
 
似ているようで、「総合病院」はよくありますが、「統合病院」って聞いたことがない…。

また、「学校を統合する」といいますが、「学校を総合する」とはいいません。

ということは、明らかに「総合」と「統合」には違いがあるということ…。
 
 
 
そういったわけで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

似ている「総合」と「統合」ですが、やはり意味が違っていました!
 
 
本記事では、「総合」と「統合」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「総合」と「統合」の意味の違い!

まずは、「総合」と「統合」の意味の違いを端的にお伝えします。

「総合」とは、様々な別々のものを一つにまとめること。

「統合」とは、いくつかのものを一つにまとめること。

 
一言であらわすと、こういった違いです。

それでは、さらに詳しく紐解いていきますね。
 

①「総合」の意味とは!

「総合とは、様々な別々のものを一つにまとめること。

ポイントは「様々な別々のもの」という部分

「統合」の方は、こういった「別々のもの」といったこだわりはありません。
 
 
 
たとえば、「総合病院」といった使い方をしますよね。

これは、内科や外科、皮膚科といった様々な診療が可能な病院のこと。

内科だけの医師がたくさんいても、「総合病院」とはなりません。

別々の診療科がまとまっているから「総合病院」なのです。
 
 
 
あとは、体操のオリンピック金メダリス、内村航平選手の得意な種目は「個人総合」。

内村選手は、体操の「個人総合」という種目でオリンピック2連覇を達成しました。

体操の「個人総合」とは、「床」「あん馬」「平行棒」「鉄棒」など、別々の種目のトータルした得点を競う競技です。

つまり、「個人で別々の体操種目の合計得点を競う競技」ということですね。

ICU2
 

②「統合」の意味とは!

「統合」は、いくつかのものを一つにまとめること。

複数のものを一つにまとめることであり、別々のものである必要はありません。

そして、この「統合」の「まとめる」意味は、数を減らすという目的が前提になる場合が多いです。

つまり、「同じようなものが複数あるのは合理的でないから、一つにまとめよう!」ということ。
 
 
 
こういった、数を減らすためにまとめる「統合」は企業や行政などでよく行われます。

たとえば、現在「厚生労働省」という行政機関がありますよね。

実はこの「厚生労働省」は、元々「厚生省」と「労働省」といった違う機関でした。

それが、中央省庁の改革により、「厚生省」と「労働省」が「統合」されて「厚生労働省」が2001年に誕生したのです。
 
 
 
それから、最近の少子化の影響から学校も「統合」されています。

子供の数が減れば減るほど、学校や教室も昔のような規模のものは不要になるわけで…。

そういった理由で、複数の学校を一校にまとめるというのが学校の「統合」です。

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③「総合」と「統合」の違いを整理!

それでは、ここで一度「総合」と「統合」の意味の違いを整理します。
 
 
様々な別々のものを一つにまとめるのが「総合」。

「様々なもの」「色々なもの」「別々のもの」というところがポイントです。
 
 
いくつかのものを一つにまとめるのが「統合」。

「まとめる」「数を減らす」ということがポイントです。
 


 

2.「総合」と「統合」の辞書での意味!

続いて、辞書による「総合」と「統合」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「総合」の辞書での意味!

【総合】

①いろいろなものを一つにまとめること。「皆の意見を―する」

②[哲]たがいに矛盾する概念をより高い概念に止揚すること。(↔分析)

引用元:旺文社国語辞典

意味①は説明どおりの内容です。

意味②は哲学用語で、まあ、あんまり使わない意味ですね。
 

②「統合」の辞書での意味!

【統合】

・いくつかのものを一つにまとめ合わせること。「三つの部を―する」

引用元:旺文社国語辞典

前の項目で説明したとおりの内容です。

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3.「総合」と「統合」の使い方!

最後に、「総合」と「統合」の使い方を例文で紹介します。
 

①「総合」の使い方!

・「eスポーツ」の大会の決勝が行われ、茨城県が総合優勝に。

・公共工事の入札で採用されている「総合評価方式」の見直しを進める。

・大江町総合会館の災害復旧工事が終わる。

・総理大臣官邸で新型インフルエンザ等対策総合訓練を行う。
 

②「統合」の使い方!

・自衛隊と在日米軍による日米共同統合防災訓練が実施された。

・製鉄所の運営組織を統合し6製鉄所体制に移行する。

・太陽光発電や蓄電池、自家発電設備などの分散電源を統合制御する。

・経営統合を含むあらゆる選択肢の検討を進める方針との連絡があった。
 

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まとめ

以上が、「総合」と「統合」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「総合」は、様々な別々のものを一つにまとめること。

「統合」は、いくつかのものを一つにまとめること。
 
 
色々な診療科がある「総合病院」、少子化で「学校を統合」とたとえると覚えやすいですよ。

「総合」と「統合」の意味の違いを説明しましたが、「統合」と似た意味の言葉で「結合」があります。

「統合」と「結合」も、同じようで実は微妙に違いますよ!

もしよかったら、下の関連記事をご覧ください。

「統合」と「結合」の違い!わかりやすく具体例で解説するよ!

 

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