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寒天の「天草」と「オゴノリ」の違いを解説!何が違う??

      2018/05/15

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「寒天」といえばカロリーも少なく、健康効果を期待して摂取している方も多いでしょう。
ところで、この「寒天」には原料が異なる2種類あるって知っていましたか?
しかもこの2種類、原料が違うだけでなく、売られるときの形も違うのですよ!
ということで、今回は寒天の原料となる「天草」と「オゴノリ」の違いなどについて調べてみました。
 

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1.寒天の原料「天草」と「オゴノリ」の違いは?

ますは、広辞苑で寒天を引いてみます。

【寒天】
・テングサ(天草)の粘着物を凍結・乾燥したもの。羊羹・ゼリーなどの菓子材料とし、また工業に用いる。

 
広辞苑の通り、寒天の原料は天草という海藻です。

つまり元々、寒天は天草から作られていたました。

しかし天草の収穫量の減少や価格高騰により、天草以外の海藻も寒天作りに使用されるようになったのです。

ここで寒天の価格高騰を防ぐべく登場したのが「オゴノリ」です。

ただし、このオゴノリ原料の寒天は、天草原料の棒状や糸状のものとは違い粉末状に加工されます。

つまり「寒天」とは、「天草」が原料である棒寒天や糸寒天と、「オゴノリ」が原料である粉寒天というように2種類存在するということです。

ということで、天草原料の寒天とオゴノリ原料の寒天のそれぞれの特徴をまとめていきますね。

①天草原料の寒天

天草には数種類あり、一番普及しているのが「マクサ」という天草です。

そのほかには「オニクサ」という天草もありますが、これを使うととても固い寒天ができます。

そして加工され、棒寒天や糸寒天として販売されます。

栄養成分は、ビタミンKや食物繊維が豊富で、この食物繊維の中にアガロースやアガロペクチンといった成分が含まれています。

このアガロースが、寒天の固まる成分なのですね。

ただし天草は、アガロペクチンは少なく、アガロースを多く含んでいます。

食物繊維自体は整腸作用のほか、アガロペクチンはがんや動脈硬化、アガロースは高血圧や動脈硬化や糖尿病の予防に有効だといわれています。

天草原料の棒寒天や糸寒天は、スーパーなどでも売っていますが、和菓子屋さんがお菓子の原料として使っています。

【天草100%糸寒天】

 

②オゴノリ原料の寒天

オゴノリは刺身のツマとして使われる海藻です。

元々は赤い海藻なのですが、熱を通すことで緑色になります。

生のまま食べると危険、有毒成分があるのでご注意を。

オゴノリの栄養成分も、ビタミンKや食物繊維。

やはり食物繊維の中にアガロースやアガロペクチンといった成分が含まれています。

ただしオゴノリは、アガロースが少なく、アガロペクチンを多く含んでいます。

健康効果は天草と大体同じ、整腸作用のほか、がんや動脈硬化などの予防に有効だといわれています。

オゴノリ原料の粉寒天は、お土産用のお菓子など、大手メーカーが加工品として使用するケースが多いです。

【粉末寒天】

 
寒天1
 

2.「ところてん」「ゼラチン」「ゼリー」と「寒天」の違いは?

「ところてん」と「寒天」の違いは製法だけ!材料は同じです。

まず、天草を煮てその煮汁を冷やすと「ところてん」ができます。

このところてんを凍らせて乾燥させると「寒天」になります。

「ゼラチン」とは、牛や豚の骨や皮に含まれるコラーゲンを抽出したものです。

寒天と同様、お菓子づくりの凝固剤として使われますね。

ゼラチンは動物性のコラーゲン、つまりタンパク質ですので寒天よりは若干カロリーが高くなります。

そしてこのゼラチンを使ってつくるお菓子が「ゼリー」です。

本来ゼラチンで作ったお菓子が「ゼリー」なのですが、寒天を原料とした「寒天ゼリー」もあります。

寒天2
 

まとめ

以上が、寒天の原料である「天草」と「オゴノリ」の違いなどについてでした。

「天草」と「オゴノリ」はどちらも海藻ですが、アガロースを多く含むのが天草で、アガロペクチンを多く含むのがオゴノリです。

また「寒天」と「ゼリー」は見た目が似ていますが、ゼリーの材料は動物性タンパク質のゼラチンです。
 

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