「課題」ときくと夏休みの宿題を思い出すし、「目標」ときくと挫折したダイエットを思い出してしまいます(笑)
私は「課題」と聞いても「目標」と聞いても、逃げ出したくなりますが(-_-;)
「課題」と「目標」、なんとなくニュアンスの違いはわかっているつもりなのですが、あらたまって考えるとこの二つの言葉ってすごく似ていますね。
ということで、今回は「課題」と「目標」の意味の違いや設定方法などについて調べてみました。
1.「課題」と「目標」の意味の違いは?
「課題」とは読んで字のごとく、「課せられたお題」のことです。
「目標」とは「目印」のことで、目的を達成すために設けた目あてのことです。
最終ゴールが「目的」で、そして最終ゴールである「目的」を達成すために、積み重ねるステップが「目標」です。
オリエンテーリングをイメージすると、分かりやすいですね。
ゴールやフィニッシュが「目的」、途中途中のチェックポイントが「目標」です。
そしてこの「目標」を達成するために自分に課すのが「課題」ということです。
目的
○○の県大会優勝
目標
①3年目地区大会ベスト8進出
②5年目地区大会優勝
③7年目県大会ベスト8進出
課題
①1日1時間のフィジカルトレーニングの実施
②ジャンクフードの断絶と徹底した栄養管理
③1日の練習時間確保のため1時間早い起床
④年間2回以上の県外遠征による対外試合を実施
目的は一つですが、目的を達成するための目標はいくつ設定してもよいですし、目標のための課題は目標以上に設定します。
課題とは、目標達成を阻む問題を解決するための手段や方法のことなので、課題は多ければ多いほど目標達成に近付く確率が高くなります。
2.「課題」と「目標」の設定方法!書き方の例は?
「目的」は抽象的でもよいですが、「目標」は目的よりも具体的でなければいけません。
目的
・綺麗になってモテること
目標
・綺麗になるために10kgやせること
目標を設定するときには、「綺麗になるとは、どういうこと?」から考え始め、「綺麗になるためには、何をどうしなければいけないの?」と、綺麗になるために実現しなければいけないことを考えます。
これが目標です。
さらに、細かい目標を設定していきます。
・2年で10kgやせる
・そのために1年で5kgやせる
・4ヶ月で約1.6kg以上やせる
このように目標を細分化して、順番にクリアしていく目標をたてていきます。
この時は、必ず「期限」も設定しましょう。
目標は、目的つまり最終ゴールまでの道しるべでもあるので、大きな目標一つを設定するよりも、手が届きそうな小さな目標を立てていくことが大切です。
いきなり高いハードルを設定してしまうと、挫折してしまいます。
目標を設定したら次は課題です。
課題は目標を達成するために自分に課すお題のことです。
・間食をやめること
・毎日、5km走ること
・食事は腹八分にする
・週3回の筋力トレーニング
このように、どうすれば目標を達成できるのか、その手段や方法を考え、書きだしてみることで、自分が目標を達成するために今から何をしなければいけないのかが分かります。
この時の「手段」「方法」が「課題」ということになります。
課題を設定するときには、一つの方向からだけでなく、あらゆる方向から見て、どうすればその目標に手が届くのかを考えることが大切です。
たとえば、ダイエットでいえば「食事制限」や「有酸素運動」が一般的です。
「でも本当にそれだけなのか?」と考えて、別の方向にも目を向けるのです。
そういったことで、「筋トレで筋肉をつけることで代謝が上がる」といった、新たな効果的な課題が生まれるのです。
【正しい「目標設定」の考え方】
「課題」と「目標」もまぎらわしですが、「意義」と「目的」の違いもまぎらわしです…。
下の記事では「意義」と「目的」の違いを解説していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
以上が、「課題」と「目標」の意味や違いについてでした。
最終ゴールが「目的」だとしたら、目的を達成するための道しるべが「目標」です。
目的までの道のりの途中途中に「目標」があるのです。
そして、目標を達成するための方法や手段が「課題」です。