「キルティングジャケット・キルティングコート」と「ダウンジャケット・ダウンコート」、どちらもモコモコして温かいアウターというイメージですが、キルティングとダウンってどこが違うの?
ということで、今回は「キルティング」と「ダウン」の違いについて調べてみました。
1.「キルティングジャケット」や「キルティングコート」とは?
まず、「キルティング」とは何ぞや、ということから調べてみました。
広辞苑によると以下のとおりです。
「刺繍の一種。防寒または装飾のため、2枚の布の間に芯・綿・毛糸などを入れて刺し縫う技法。また、それを施したもの。布地全体に施す場合と、部分的に施して模様を浮き上がらせる場合とがある。蒲団・部屋着・防寒服などに応用。また織物生地のこともいう。」
だそうです。
つまり、布と布の間にはさんだ綿を縫って固定する技法のことですね。
日本語でいう「綿入れ刺し子」のことです。
イタリアンキルティングやイングリッシュキルティング、アメリカンキルティング(パッチワークキルト)などがあります。
【キルティング】
キルティングジャケットやキルティングコートとは、キルティングを施した布地で作られたジャケットやコートのことです。
キルティングジャケットやキルティングコートは、外側はナイロンやポリエステルなどの繊維が多く、中綿はポリエステルが多いのですがウールのものもあります。
軽くて扱いやすく、そこそこの防寒性があるため、冬の防寒着として人気です。
キルティングジャケットやキルティングコートが日本で普及したのは1990年代です。
イギリス人気ブランド「ラベンハム」のナイロン製キルティングがブームの火付け役でした。
【ラベンハム キルティングコート】
2.「ダウンジャケット」や「ダウンコート」とは?
ダウンジャケットやダウンコートとは、中綿にダウンフェザーを使用したキルティングジャケットやキルティングコートのことです。
ダウンフェザーとは水鳥の羽毛や羽根のことで、ダウンが羽毛でフェザーが羽根です。
なので、見た目はダウンジャケットとキルティングジャケットは似ていますが、温かさはダウンジャケットの方が上です。
値段も、ダウンの方が高額になりますね。
ダウンジャケットやダウンコートが日本で広まったのは1980年代のことです。
高級品のダウンジャケットですが、最近ではユニクロなどのファストファッションブランドから手ごろな価格のダウンジャケットが発売されています。
私も持っています(´▽`*)
特に登山では、外側が防水で蒸れないゴアテックスのダウンジャケットが必須です。
【ゴアテックス ダウンジャケット】
「ブレザー」と「スーツ」の違いについては、下の記事をどうぞ!
まとめ
以上が、キルティングとダウンの違いについてでした。
キルティングは技法やその技法を施された布地のこと、ダウンとはダウンフェザー、つまり素材の名前です。
「キルティングコート」や「キルティングジャケット」のうち、中綿にダウンフェザーを使用しているものを「ダウンコート」「ダウンジャケット」といいます。
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