時々、昔の日本を描いたドラマを見ると、「縁台」に腰かけて将棋を指すといったシーンが登場します。
また、浴衣姿で「縁台」に座って花火を鑑賞するといったシーンもありますね。
この「縁台」、なかなか風情があって良いものです。
夏用に一つ購入しようかな~と考えていたところ…。
この「縁台」、一見すると「ベンチ」の形をしていて、いったい何が違うのだろう…といった疑問が…。
そんな疑問が生まれたことから、この2つを徹底的に調べてみました。
本記事では、「縁台」と「ベンチ」の違いについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!!
1.「縁台」と「ベンチ」の違いとは!
最初に、「縁台」と「ベンチ」の違いを簡潔にお伝えします。
基本的には、「屋外で使用」「背もたれがない」「細長い形状」「移動ができる」「木製か竹製」といったものが「縁台」。
「縁台」とは、腰掛用の台のこと。
複数の人が座れるように、「細長い形状」をしているものが一般的であるが、円形や楕円形などのものもある。
短くまとめると、こういった違いです。
条件が多いのが「縁台」で、多種多様なのが「ベンチ」ということ。
それでは、さらにそれぞれを詳しく解説していきます。
2.「縁台」とは!
「縁台」は、縁側が無い家において、縁側の代用品として使うための腰掛用の台のこと。
つまり、外で涼むために、縁側の代わりとしてつくった台が「縁台」のはじまり。
そういった目的のためのものですので、「屋外で使用」「背もたれがない」「細長い形状」「移動ができる」「木製か竹製」といったものが当てはまります。
「縁側」のように外の空気に触れられる、「縁側」のように背もたれがない、「縁側」のように細長い、「縁側」のように木製、ということ。
ちなみに、移動ができない固定されたものは「縁台」ではなく、「濡れ縁」といいます。
「濡れ縁」は屋根のない場所につくられた縁側のことで、雨に濡れる縁側なので「濡れ縁」。
基本的に「縁台」は木製か竹製なのですが、近年では合理的に、雨水に強いアルミ製や樹脂製のものもあります。
下がアルミ製の「縁台」。
下が、樹脂製。
フレームはアルミ製ですが、座面が樹脂製です。
「濡れ縁」となっていますが、正確には「縁台」ですね。
さらには、こんな便利なものもありますよ。
収納ができる「縁台」。
名称が「ベンチストッカー」となっていますが、「縁台」と呼んでも間違いではありませんね。
物置がそろそろ限界…、といった方におすすめです。
灯油のポリタンクも収まるそうですよ!
また、南京錠がつけられる仕様なので、収納物を盗まれる心配がありません。
ただし、南京錠は付属していませんよ。
3.「ベンチ」とは!
「ベンチ」は、腰掛用の台のことで、複数の人が座れる細長いものが一般的。
「縁台」は、「屋外で使用」「背もたれがない」「細長い形状」「移動ができる」「木製か竹製」というものでしたが…。
「ベンチ」は、屋内で使用する場合もありますし、背もたれがあるものもあります。
また、地面に固定されて移動できないものもあれば、木製の他に金属製や石製などもあり、多種多様。
この「ベンチ」も、実用的な多くの種類のものがあります。
たとえば、折り畳み式の軽量な「ベンチ」。
折り畳めるので、不使用時は屋内に収納しておくことも可能。
また、軽量なので移動も楽です。
下のガーデンベンチも便利ですよ。
収納ができる優れもの。
ガーデニング用品などをスッキリとしまっておけます。
この「ベンチ」も、南京錠を取り付けることができますよ。
安心のセキュリティーですね。
ただし、南京錠は付属していません。
まとめ
以上が、「縁台」と「ベンチ」の違いについてでした。
縁側が進化した、腰掛けのための台が「縁台」。
ただ、腰掛けるための台が「ベンチ」です。
共通点は、どちらも複数が座ることができるということ。
ただし、現在はどちらも様々な製品が登場し、双方の違は少なくなってきています。
「縁台」と「ベンチ」の違いを解説しましたが、似たもので「スツール」があります。
「スツール」も、「ベンチ」との違いがまぎらわしいですよね…。
そんなわけで、「スツール」と「ベンチ」について解説した記事がありますの、もしよかったらご覧ください。
★「スツール」と「ベンチ」の違い!確かな差を徹底解説するよ!
それから、「長椅子」と「ソファ」の違いについては下をどうぞ。