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「ティッシュ」と「ティシュー」の違いは?どっちが正しい?

      2018/05/10

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「ティッシュ」と「ティシュー」、私自身が発音するときには「ティッシュ」、書くときも「ティッシュ」です。
完全に「ティッシュ派」ですね。
でも、実際にティッシュの箱を見ると「ティシュー」って書かれています……。
なぜ「ティッシュ」ではないのでしょう???
ということで、今回は「ティッシュ」と「ティシュー」の違いなどについて調べてみました。
 

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1.「ティッシュ」と「ティシュー」の違いは?どっちが正しい?

①英語の発音

まずは、英語での発音から調べます。

英語では「tissue」、元々は布などを意味するフランス語からきています。

英語でも「薄い紙」のほかに「織物」という意味を含んでいます。

英語をそのままカタカナ表記すると「s」が2つ重なっているので「ティッシュ」かなと思いますが、発音は「ティシュー」の方が近いです。

では実際の音声を下の動画で聞いてみてください。

【「tissue」の発音】

ということで、実際の英語の発音は「ティシュー」が一番近いと判断できます。

②広辞苑

では、広辞苑にはどっちで載っているかというと……引いてみたところ、「ティッシュ・ペーパー」で載っていました。

「ティシュ・ペーパー」もありましたが、こっちは「ティッシュ・ペーパーを見ろ」となっていたので、広辞苑では「ティッシュ・ペーパー」が正しいようです。

ということで、広辞苑では「ティッシュ」ですね。

③業界団体

今度は業界団体がどう言っているのかを見てみましょう。

日本家庭紙工業会では「ティシュペーパー」、つまり「ティッシュ」でも「ティシュー」でもなく「ティシュ」です。

日本製紙連合会では「ティッシュペーパー」と「ティシュペーパー」の両方がありましたので、おそらくこだわりはないものと思われます。

「ティシュ」か「ティッシュ」かということになりますが、どちらかは不明です。

④行政機関

では行政機関ではどいいった表現をしているのか。

消費者庁の「雑貨工業品品質表示規程」では「ティシュペーパー」と表記していますで「ティシュ」です。

経済産業省管轄の日本工業規格の紙・板紙及びパルプ用語(JISP0001)では、「ティシュペーパー」と記載されていますので「ティシュ」ですね。

環境省は「ティッシュペーパー」を使っていますので「ティッシュ」です。

これはやはり日本工業規格、つまりJIS規格の「ティシュ」が一番重みがあるような気がします。

⑤製品名

最後に実際の製品名を調べます。

・エリエール:ティシュー

・クリネックス:ティシュー

・ネピア:ティシュ

 
製品名は「ティシュー」か「ティシュ」と表示されています。

⑥結論

ということで、「ティッシュ」と「ティシュー」と「ティシュ」どれが正しいかは一概にはいえません。

「ティッシュ」は無さそうに思えますが、実際に環境省が使っています。

ですが、実際の英語の発音のほか、実際の製品名やJIS規格などの表記でもあるように「ティシュー」か「ティシュ」が最も正解に近いものと判断できます。

ティッシュ1
 

2.「ちり紙」とは?「ティシュー」との意味の違いは?

では、ここからはまぎらわしいので「ティシュー」という表記に統一しますね。

「ティシュー」パルプが原料の薄く柔らかい紙製品です。

パルプとは木材を細かくしてとる繊維のことです。

薄くて柔らかいのが特徴、薄すぎるために2枚1組で耐久性を高めていることが多いですね。

「ちり紙」日本に昔からある低級品の和紙のことです。

ちり紙を漢字で書くと「塵紙」、「おとし紙」と言うこともあります。

ちなみに「塵紙」の「塵(ちり)」はゴミのことです。

原料はコウゾという木の外皮で、特にクズになる皮を使って作られた紙です。

ちり紙の本来の役目は、高級和紙を保護するための紙でした。

高級和紙の最下部と最上部にちり紙を敷いたのですね。

ということで、「ちり紙」と「ティシュー」の違いは、「和紙」と「洋紙」の違いです。

原材料も違いますし、製造方法でもティシューの方がより大量生産向きといえます。

日本でティシューが初めて発売されたのが1953年、それ以前はちり紙が使われていました。

ティシューの普及によってちり紙は使われなくなったのですね。

また、ちり紙はトイレの紙としても使用されてきました。

先に紹介した「おとし紙」とはトイレ用の紙のことで、下に落とすからおとし紙です。

ただ、これもトイレットペーパーの普及によって使われなくなりました。

ちなみにちり紙もティシューも不溶性なので水には溶けません。

ですから、水洗トイレには流せませんよ。

ちり紙がトイレで使われていた時代は下に落とすトイレで、水洗トイレの時代ではなかったのですね。

ティッシュ2
 

まとめ

以上が、「ティッシュ」と「ティシュー」の違いなどについてでした。

JIS規格やメーカーでは「ティシュ」または「ティシュー」と表記していますし、実際の英語の発音も「ティシュー」に近いです。

ですから本来は「ティシュ」か「ティシュー」です。

しかし、一般的には「ティッシュ」と言うことも多く、もはや市民権を得ているといってもよいでしょう。

これは日本人にとっては「ティシュ」や「ティシュー」よりも、なんとなく「ティッシュ」の方が発音しやすいというのが理由かもしれません。

私も書きながら、「ティシュ」や「ティシュー」と声に出して言ってみましたが、なんだかしっくりきませんでした(^^;)

やっぱり「ティッシュ」だわ。
 

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