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「分ける」と「別ける」の違い!実は大きな差があったよ!

      2019/02/03

「わける」というと、「おやつを兄弟でわける」といった使い方をします。

「分割」することで、漢字は「分ける」ですね。
 
 
でも、「わける」を漢字変換すると「別ける」も出てきます。

この「別ける」、どういった場面で使うべきか…?
 
 
自分も、判断に迷い調べてみましたよ!!

「分ける」と「別ける」では、キチンとした違いがありました!
 
 
ということで、本記事では「分ける」と「別ける」の意味の違いと使い分けについて徹底的に調査した結果をお伝えしていきます。

例文なども使って、分かりやすく説明していきますね。
 

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1.「分ける」と「別ける」の違い!

最初に、「分ける」と「別ける」の違いを端的に分かりやすくお伝えします。

「分ける」は、元々1個体の物をいくつかに分割し、別々にするということ。

「別ける」は、元々1つではない物を、これはこれ、あれはあれと区別すること。

 
では、もう少し詳しく説明していきますね。

①「分ける」とは!

「分ける」は、1つの物を分割するということです。

たとえば、「ドラマを前半と後半に分けて観る」といった使い方をします。

これは、元々1本のドラマを時間の都合で分割して観るということですね。
 
 
「分」は、「分割」「分離」「分身」「分譲」など、元々1つの物をそれぞれ離してしまうことを意味している言葉が多いです。

②「別ける」とは!

そして「別ける」、元々1つではないもの、ゴチャゴチャと乱れているものを区別するということですね。

たとえば、「収穫物を大きさの基準にしたがって、別ける」といった使い方をします。

これは、様々な大きさの複数の物が乱れている状態を基準にあわせて区別するということ。
 
 
「別」は、「別居」「判別」「選別」「種別」など、元々1つではないものを区別することを意味する言葉が多いです。

嫁1

③注意!「別ける」は常用漢字表にない!

注意しなくてはいけないことがあります。

「別」という字の読み方は、常用漢字表では「わかれる」だけ。

要するに、「わける」とは読まないのです。
 
 
常用漢字表で「わける」と読まないということは、公文書では使えません。

ですが、日常生活で使っても問題ありませんよ。

公文書では、「別ける」ではなく「区別」や「分別」といった表現に置きかえて使います。

④10個のリンゴを5人でわけるの「わける」はどっち?

ここで、ちょっと問題です。

「10個のリンゴを5人でわける」の「わける」はどっちでしょう?
 
 
10個のリンゴは1個体ではないので、「別ける」と思われるかもしれませんが違います。

10個という1かたまりの状態を5人で割ってそれぞれにわけるので「分ける」が正解。

つまり、10個であっても1つのかたまりということで1個体ということですね。
 
 
また、「別ける」は「区別」する時に使いますので、この場合は違います。

「区別」ではなく「分割」なので、「分ける」です。

リンゴ

⑤「分ける」と「別ける」の使い分けのポイント!

では、「分ける」と「別ける」の違いを一旦整理します。

元々1つ→分ける

元々複数→別ける

分割の時→分ける

区別の時→別ける

 
ということで一通り説明しましたが、ここから先は辞書による解説や実際の使い方などについてさらに詳しく解説していきますね。
 

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2.「分ける」と「別ける」の辞書での意味!

今度は、「分ける」と「別ける」が辞書ではどういった解説をしているのかみていきましょう。

ちなみに、旺文社の国語辞典では「分ける」と「別ける」が同じ箇所に載っていました。

【分ける・別ける】
①離して別々にする。「根を―」
②全体をいくつかに区切る。区分する。「年度別に―」
③じゃまなものを左右に押しわける。「人ごみを―けて行く」
④基準によって区別する。「成績を五段階に―」
⑤全体をいくつかに割って分配する。「財産を―」
⑥争いをやめさせる「けんかを―」
⑦勝ち負けがないとする。引き分けにする。「勝負を―」
⑧筋道をたてる。物事の違いを区別する。「事を―けて話す」

引用元:旺文社国語辞典

同じ箇所に載っているので、同じ意味で使い分けは不要なのかと思いますよね。

でも、後半に以下のような記述がありました。

【参考】
「分ける」は、一つのものをいくつかにわける意。
「別ける」は、これはこれ、あれはあれ、と区別する意。

引用元:旺文社国語辞典

つまり、元々1個体の物を切り離すなどして分割する行為が「分ける」。

そして、1個体ではない物がゴチャゴチャと乱れているのを、区別する行為が「別ける」です。
 
 
そういった違いで整理すると、意味①~③と⑤は「分割」ですので「分ける」ですね。

①離して別々にする。「根を―」
②全体をいくつかに区切る。区分する。「年度別に―」
③じゃまなものを左右に押しわける。「人ごみを―けて行く」
⑤全体をいくつかに割って分配する。「財産を―」

 
意味④は複数のゴチャゴチャしている物を、基準にあわせて区別することなので「別ける」です。

④基準によって区別する。「成績を五段階に―」

 
 
分かりにくいのが意味⑥と⑦。

⑥争いをやめさせる「けんかを―」
⑦勝ち負けがないとする。引き分けにする。「勝負を―」

 
これは、争うのは2人以上だし、勝負ごとも複数で行います。

したがって、1個体ではないので「別ける」と思われるかもしれませんが、実は違います。

この場合、「人」をわけるのではありません。
 
 
争いごとも、勝負ごとも、元々1つしかない「勝利」というものをお互いに分割するということ。

つまり、「どちらも勝ちだよ。これでおさめよう」ということになります。

したがって意味⑥と⑦は、一つの「勝利」をわけるので「分ける」が正解です。

ですから、「引き分け」という言葉は「分け」なのですね。

引き分け

意味⑧は凄く微妙なのですが、一般的に「分ける」が使われているようです。

⑧筋道をたてる。物事の違いを区別する。「事を―けて話す」

 
意味の中に「区別する」とありますので、ゴチャゴチャとした中で「間違い」を排除する意味なのかと思いました…。

「区別」だとすると「別ける」ですよね~。
 
 
しかし、例文にある「事を分けて話す」は一般的に「分ける」が使われます。

似たような使い方である「聞き分けのない」も「分ける」です。

どちらも、「分割」ではないと思うのですが…。
 
 
これは、ちょっと自分には説明ができません…。

最初の項でも説明しましたが、常用漢字表では「別」は「わける」とは読まず、「わかれる」としか読みません。

もしかしたら、そういったことも関係しているのかもしれません…。
 

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3.「分ける」と「別ける」の使い方を例文で紹介!

今度は、「分ける」と「別ける」の使い分けについて、例文を使って説明していきますね。

①「分ける」の使い方!

巨額の遺産を親族で分ける

会社の製造部門を子会社として分けることが決まった。

意見が2つに分かれてしまって収拾がつかない。

犯人を追いつめるために二手に分けて追跡する。

講演会場が狭く人が入り切らないため、講演会を午前と午後に分ける

講義

②「別ける」の使い方!

黒ゴマと白ゴマを別ける

燃えるゴミと燃えないゴミを別ける

シジミの小さく売り物にならないものを別ける

道具を種類ごとに別けてください。

砂と小石を別けてから加工する。
 

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ところで、「わける」の説明をしてきましたが、「配分」と「分配」も「わける」こと。

実は「配分」と「分配」にも違いがあるのです!

もしよかった、下の関連記事をご覧になってください。

「配分」と「分配」の違い!実は微妙な差異があったよ!

 
 

まとめ

以上が、「分ける」と「別ける」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
分かりやすくまとめると、「元々1つ」の場合は「分ける」で、「元々1つではない」場合は「別ける」です。

そして、「分割」の場合は「分ける」で、「区別」の場合は「別ける」となります。
 
 
気をつけなくてはいけないのが、常用漢字表では「別ける(わける)」といった読み方が存在しないこと。

公文書では使えませんので注意が必要です。

「分ける」と「別ける」のように同じ読み方でありながら意味が違う言葉はまぎらわしいですよね…。

特に「迎える」と「向かえる」は気を付けないと、意味が違うので大変なことになってしまうますよ!

もしよかった、下の関連記事をご覧ください。

迎えると向かえるの意味の違い!実は驚きの差があった!

 





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