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表題と標題の違い!実は辞書にはない意外な差があった!

更新日:

 
「表題」と「標題」。

時々、仕事上の文書などで使う言葉です。
 
 
では、「表題」と「標題」の違いは何だろうかと思って辞書を調べてみました。

そしたら…、なんと同じ意味になっていた!!
 
 
しかし!しかし!

よくよく調査してみたら実は微妙な違いがあったのです!

その違いは、漢字単体の意味も関係していたのですね~。
 
 
ということで、本記事では「表題」と「標題」の意味の違いと使分けについて徹底的に調査した結果をお伝えしていきます。
 

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1.「表題」と「標題」の違い!

「表題」と「標題」が、辞書でどういった解説をしているのかは次の項で説明します。

その前に、「表題」と「標題」の違いと使い分けについて説明しますね。

「表題」とは、メインタイトルのことで主題です。

「標題」とは、主題の下に連なる各章ごとのタイトルのこと。

 
たとえば、一冊の本があるとすれば、表紙に書いてあるタイトルが「表題」、そしてその本の内容を構成する各章に付けられているタイトルが「標題」です。
 
 
メールにたとえると、下のようになります。

○○の会の結成について

1.○○の会の結成経緯

2.○○の会への参加要件

3.その他注意事項

 
この場合は「○○の会の結成について」が「表題」で、その下の1.~3.が「標題」となります。

ですから、メールの最初に「表題の件について…」となった場合は「○○の会の結成について…」と言っていることになります。

ノート

では、なぜそういった使い分けになるのか説明しますね。

まず「表題」の「表」は「おもて」のこと、つまり「表面」のことです。

「表面」ですので、本でいえば「表紙」になります。

つまり、メインタイトルであり主題のことですね。
 
 
そして、「標題」の「標」は「目印」の意味があります。

「標」を使う言葉は「標識」や「指標」などがあります。

「標識」は道路上の目印のことで、「指標」は物事を評価したり判断したりするための目印のこと。

つまり、「標題」も「標識」も「指標」も全て目印のことなのですね。

ですから、メインタイトルではなく、文章を構成する各章ごとのタイトルが「標題」ということになります。
 


 

2.「表題」と「標題」の辞書での意味!

では、「表題」と「標題」がそれぞれ辞書ではどういった解説をしているのか調べてみました。

っと、思って辞書を開いたら!

なんと同じ個所に同じ意味として掲載されていました。

【表題・標題】
①書類の表紙や文書に記した題。
②演説・演劇・芸術作品などの題目。タイトル。

引用元:旺文社国語辞典

意味①では、メインタイトルの意味として書かれています。

意味②も、文書やメール以外に関するタイトルのこと。

文章を構成する各章ごとのタイトルに関しては、触れていません…。

ということで、辞書によると「表題」と「標題」は使い分ける必要がないということになります。

策定1

結論を申しますと、日常的に使う場合は「表題」と「標題」は同じ意味です。

ですから、どちらを使っても間違いではありません。

ですが、厳密には違いがあることを覚えておきましょう。
 
 
特に、一字一句慎重に作成しなくてはいけない公文書などでは、キチンと「表題」と「標題」は使い分けされています。

ですから、公文書にならってビジネス文書でも使い分けるのがベストだと思います。
 


 

3.「掲題」の意味!

「表題」や「標題」の他に、「掲題」という言葉もよく目にします。

ということで、「掲題」の意味と使い方について紐解いていきますね。
 
 
「掲題」を辞書で調べたら旺文社の国語辞典には掲載されていませんでした。

最近になって多く使われるようになった言葉ですので、載っていない辞書もあるのかもしれませんね。
 
 
意味は、「題として掲げること」や「掲げられた題」といった意味があります。

使い方としては、メインタイトルなのか文章を構成する各章のタイトルなのかといった定義は特にありません。

ですから、「表題」と「掲題」は同じ意味になりますし、「標題」と「掲題」も同じ意味です。
 
 
ただし、公文書では「掲題」は使われていません。

ですから、ビジネス文書でも「掲題」は使わない方が無難かもしれませんね。

VA2
 

4.「表記」と「標記」の違い!

「表題」と「標題」もまぎらわしいのですが、もうひとつ「表記」と「標記」もまぎらわしいのですよ。

どちらも同じ「表」と「標」の違いですね。

「表記」と「標記」の違いはコレです。

「表記」は、おもてに書くこと。また、書きあらわすこと。

「標記」は、標題として⽂書の最初に書きしるすこと。また、⽬印をつけること。

 
なんとなくわかりにくいのですが、「ただ書く」のが「表記」で、「タイトルとして書く」のが「標記」です。

「書く」か「タイトルを書く」かの違いですね。
 
 
また、見方を変えると「表記」には「どのように書くのか」、つまり「書き方」という部分も違いの要点になってきます。

たとえば、「カタカナ表記にしてください」「ローマ字表記でお願いします」といった「書き方」を指定した使い方ですね。
 
 
簡単に説明しましたが、下の関連記事では、「表記」と「標記」の違いについて、さらに詳しく例文なども使って解説していますよ。

 
もしよかったら、ご覧になってください。
 

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まとめ

以上が、「表題」と「標題」の意味の違いと使分けについてでした。
 
 
メインタイトルが「表題」、文章を構成する各章のタイトルが「標題」です。

ですが、それほど重要ではない日常生活では使い分ける必要はありません。

ただし、正確な文書が求められるビジネスシーンでは、キチンと使い分けをしましょう。
 
 
それにしても、日本語はややこしいですね~。

同じ読み方で意味が違う言葉や、似たようなまぎらわしい言葉がたくさんあります。

もしよかったら、下の関連記事もご参考にしてください。

 

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