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「委嘱」「委託」「役務」の違い!わかりやすく詳細に解説!

更新日:

「委嘱」と「委託」、似た言葉ですね。

そして、「委嘱」や「委託」といった言葉を使う場面でよく登場するのが「役務」です。
 
 
特に、「委嘱」と「委託」は辞書を調べただけで理解するのはなかなか難しい言葉。
 
 
でも、大丈夫です!

この3つの言葉の違いを徹底的に紐解いてみましたよ。
 
 
ということで、本記事では「委嘱」と「委託」と「役務」の意味の違いや使い分けについて徹底的に調査した結果をお伝えしていきます。

かなり詳細に説明していきますのでご期待ください!
 

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1.「委嘱」と「委託」の違い!

最初に、「委嘱」と「委託」の違いを端的にお伝えします。

「委嘱」とは、一定の期間に仕事などをまかせ頼むことです。

「委託」とは、仕事などをまかせ頼むことです。

 
AからBへ仕事などをまかせ頼むこと、という部分では共通しています。

では、さらに詳細に違いについて解説していきますね。

①短い一定期間の「委嘱」と期間に縛りが少ない「委託」!

「委嘱」の大きな特徴は「一定期間」という部分。
 
 
「委嘱」は一定期間で、「委託」は永久なのか?といえばそういう訳ではありません。

「委託」も期間限定の仕事はたくさんあります。
 
 
では、何が違うのか?ということですが、「委嘱」は特に期間が短いのが一般的なのですね。

たとえば、よく有名芸能⼈が警察官の制服を着て行う「⼀⽇警察署⻑」、これが「委嘱」に該当します。

また、⺠間企業でも「⼀⽇⽀店⻑」や「⼀⽇営業所⻑」といった企画がありますが、これも同じ「委嘱」。

公務では、内閣府の「税制調査会」なども⼀定期間に⺠間⼈が委員として活動するのですが、これも「委嘱」です。
 
 
一方の「委託」は、そういった短い期間限定の役目というよりは、日常的な仕事を別の人にかせるという色合いが濃くなります。

要するに、「この日に一日警察署長をやっていただけませんか?」というものではなく、「この仕事をやっていただけませんか?」といった違いですね。

ですから、仕事を完遂することが第一となり、その分期間限定といった縛りは少なくなるのです。

警察

②専門知識が必要な「委嘱」と通常の仕事である「委託」!

「委嘱」の方は、芸術家に作曲を依頼したり、学者に研究を依頼するなど、⾃分たちにはない⾼度な才能や知識を要する仕事などが対象になることが多いです。

つまり、自分たちの組織ではどうにもならないような非日常的な仕事が多くなるのですね。
 
 
そういった専門知識を頂かなくてはいけない立場上、どうしても仕事を頼む側の立場が下になります。

要するに、頭を下げながら丁重にお願いするというケースが多くなるということ。

報酬については、対価が⽀払われる場合もあれば、謝礼として⽀払われる場合もあります。
 
 
一方の「委託」の場合は、日常的な仕事を頼みます。

「委託」の場合は、必ずその仕事の対価を支払いますので、立場は頼む側も頼まれる側も対等になるケースが多くなります。

記号3

③個人に頼む「委嘱」、個人や団体に頼む「委託」!

通常「委嘱」は、団体ではなく個⼈にお願いするケースがほとんどです。

つまり、専門知識を持つ人や、有名な芸能人など。
 
 
そして「委託」の場合は、個人にお願いするケースもあれば、組織や企業にお願いするケースもあるのですね。

④大きな「委託」がありその中に含まれる「委嘱」!

「委託」とは、他の人にまかせ頼むことですが、この意味の中に「委嘱」が含まれます。

大きな「委託」があり、その中に小さな「委嘱」が含まれるということ。
 
 
ですから、広辞苑などでは「委嘱」の意味の中に「委託のこと」という解説があります。

⑤「委嘱」と「委託」の違いを整理!

ここで「委嘱」と「委託」の違いを整理しますね。
 
 
そもそも、大きな「委託」の意味の中に「委嘱」が含まれます。

そして、「委嘱」は期間限定で仕事などをまかせ頼むことです。

「委託」も仕事などをまかせ頼むことですが、期間限定といった縛りは少なくなります。
 
 
また、専門知識を必要とする非日常的な仕事の場合は「委嘱」で、日常的な仕事の場合は「委託」といった区分けが多くなります。

さらに、「委嘱」は個人に頼むのですが、「委託」は個人のほかに組織や企業などに頼みます。
 


 

2.「役務」とは何か!

「役務」は「えきむ」と読みます。

「役務」を端的に表現すると以下のとおり。

「役務」とは、主に他⼈のために行う労働のことで、サービスのこと。

 
他者に仕事などを依頼することを「委嘱」や「委託」といいますが、そのほかに「役務」という言葉が登場することがあります。

では「委嘱」や「委託」と「役務」、この違いは何か?
 
 
「委嘱」よりも大きな意味の「委託」と比較しながら説明していきますね。

「委託」は他人にまかせ頼むことを指しているのに対し、「役務」は他人のために行う労働のことを指しています。

つまり、「頼むこと」が「委託」で、「働き」が「役務」ということ。
 
 
ですから、「委託」された仕事の内容が「他人のために行う労働」ということになれば、「委託」と「役務」は共存することになります。

「委託」されて「役務」を提供することもあり得るということですね。
 
 
それから、「委託」で頼むことは「成果物の引渡」か「サービスの提供」など様々です。

ですが、「役務」は「サービスの提供」のみが該当します。
 


 

3.「委嘱」と「委託」と「役務」の辞書での意味!

今度は、「委嘱」と「委託」と「役務」の意味が辞書ではどうなっているのかみていきましょう。

①「委嘱」の辞書での意味!

【委嘱】
・特定の仕事を外部の人にまかせ頼むこと。「役所の―を受ける」

引用元:旺文社国語辞典

最初の項目と似ていますが、この辞書には「一定期間」といった表現はありません。

ですが、多くの辞書では「一定期間」といった表現が使われています。

②「委託」の辞書での意味!

【委託】
①まかせ頼むこと。ゆだねること。「―販売」「業務を―する」
②法律行為や事務を他人に依頼すること。

引用元:旺文社国語辞典

最初の項目で説明した内容とほぼ同じですね。
 
 
それから、意味の②で法律行為に限定した説明があります。

たとえば、もめそうな遺産相続や、訴訟などを弁護士に頼むことですね。

③「役務」の辞書での意味!

【役務】
・労働などのつとめ「―賠償(=金銭によらず労務などの提供で支払う賠償)」

引用元:旺文社国語辞典

「労働のつとめ」とありますが、基本的に他人のために行う労働のことですね。
 
 
報酬を得ることが目的となる「労務」とは違います。

「公的な仕事」といった説明がされている辞書もありますが、「公的な仕事」というのは納税者のためにしている仕事ですので、ある意味同じことになります。

男
 

4.「委嘱」と「委託」と「役務」の使い方!

次に、「委嘱」「委託」「役務」の実際の使い方を例文で紹介しますね。

①「委嘱」の使い方!

・有名な作曲家に曲作りを委嘱した。

・ふるさと大使を委嘱する。

・研究開発を委嘱する。

②「委託」の使い方!

・マンションにおける共用部分の管理を別の会社に委託する。

・入院患者に提供される食事は委託先でつくられる。

・ビルの清掃に関しては一括して委託する。

③「役務」の使い方!

役務の提供を受ける権利がある。

・商品または役務を提供する。

役務原価
(サービス業における仕入原価のようなもの)

VA2
 

5.「委託」と似た意味の言葉はたくさんある!

実は「委託」と似た意味の言葉はほかにもたくさんあります。

たとえば、「請負」や「受託」など。

こういった言葉は意味が似ているのですが、使い分けされているのです。
 
 
下の記事では、そういった使い分けについて詳しく解説していますので、もしよかったらご覧ください。

 
参考にしていただければ幸いです。
 

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まとめ

以上が、「委嘱」と「委託」と「役務」の意味の違いや使い分けについてでした。
 
 
仕事などまかせ頼むことが「委託」ですが、その意味の中に「委嘱」が含まれます。

そして、「委嘱」は期間限定であるのに対し、「委託」は期間限定といった縛りは少なくなります。
 
 
また、「委嘱」は専門知識を必要とする非日常的な仕事を個人に頼むのですが、「委託」は日常的な仕事を個人や団体に頼むといった違いもあります。
 
 
「役務」とは、主に他⼈のために行う労働のことで、サービスのこと。

「仕事などを頼むこと」が「委嘱」「委託」、「人のための労働」が「役務」です。





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