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「外注」と「委託」の違いとは?重点の置き場所に差がある!

更新日:

 
仕事をしていると、当然ですが社外の人に仕事をお願いすることがあります。

たとえば、専門的な能力が必要となるITシステム構築なんかは専門企業にお願いするのが常套手段。
 
 
でも、こういう時って「外注」と表現したり、「委託」と表現したりしますよね。

まぎらわしいです…。
 
 
わかりにくい「外注」と「委託」の意味を徹底的に調査し紐解いてみたら、わかりましたよ!

ということで、本記事では「外注」と「委託」の意味の違いと使い分けについて、調査した結果をお伝えしていきます。
 

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1.「外注」と「委託」の違い!

最初に「外注」と「委託」の違いを端的にお伝えしますね。

「外注」とは、仕事の一部を外部に注文してまかなうこと。

「委託」とは、仕事などをまかせて頼むこと。また、ゆだねること。

 
簡単に言うとこのとおりなのですが…。
 
 
でも、「何が違うのか?」といった疑問が残ると思う方がほとんどだと思います。

そのとおり、実は「外注」と「委託」では定義にハッキリとした違いはないのです。

同じ意味として使っていただいても全く問題ありません。
 
 
ただし、あえて使い分ける場合の違いの部分について細かく説明していきますね。
 

①「まかなう」と「ゆだねる」の違い!

ほぼ同じ意味の2つの言葉なのですが、言葉の指す重点が違います。

「外注」は「まかなうこと」がポイントで、「委託」は「ゆだねること」がポイントになります。

「まかなう」と「ゆだねる」は意味が違うのですよ…。
 
 
「外注」の方の「まかなう」とは、「ととのえる」「用意する」「処理する」ということ。

つまり「外注」は、「仕事を他人に頼むこと」よりも「その業務処理」に重点が置かれているということなのですね。
 
 
 
そして「委託」の方の「ゆだねる」とは、「まかせる」「頼む」ということ。

要するに「委託」は、「その業務処理」よりも「仕事を他人に頼むこと」に重点が置かれているのです。

ですから、「外注」は「仕事の処理」、「委託」は「仕事の依頼」といった違いですね。
 
 
ただし、「外注」も「委託」も「仕事を他人に頼むこと」が最初にあり、結果的に「その業務処理」をしていただくことになるので、最終的には同じ意味となります。

パソコン

②「物品」と「人」の違い?

「外注」の方は「その業務処理」が重点と説明しましたが、そのとおり業務処理結果として「物品の納入」といった形式となるケースが多いです。

一方の「委託」は、その「人」の働きをお願いする、といったケースが多くなります。
 
 
つまり、「外注」が「物品」で、「委託」が「人」ということですね。
 
 
ただし、この考え方はあくまでも傾向ですので全ての会社に当てはまるわけではありません。

ですから、会社の業務として「外注」と「委託」を使い分ける場合は、その会社の取扱基準に従ってください。

ネットワーク

③「外注」と「委託」の違いを整理!

では、一旦「外注」と「委託」の違いを整理しますね。
 
 
「外注」は、「仕事を他人に頼むこと」よりも「その業務処理」が重点。

「委託」は、「その業務処理」よりも「仕事を他人に頼むこと」が重点。

つまり、「外注」は「仕事の処理」で、「委託」は「仕事の依頼」ということになります。
 
 
さらに、「外注」は「物品」での納入が多く、「委託」は「人」の働きが多いといった傾向もあります。
 


 

2.「外注」と「委託」の辞書での意味!

「外注」と「委託」の意味をお伝えしてきましたが、一応辞書でどういった解説がされているのか見ていきましょう。

①「外注」の辞書での意味!

【外注】
・会社や工場などで、仕事の一部を外部に注文してまかなうこと。

引用元:旺文社国語辞典

最初の項目で説明した内容とほぼ同じですね。

工場

②「委託」の辞書での意味!

【委託】
①まかせ頼むこと。ゆだねること。「―販売」「業務を―する」
②法律行為や事務を他人に依頼すること。

引用元:旺文社国語辞典

意味①については、最初の項目と同じです。

そして、意味②については法律関係の業務に限定した意味。

限定されていますが、どんな仕事であっても他人に仕事をゆだねる場合は「委託」ということですね。
 
 
 
ちなみに、「外注」を英語にすると、「外部発注」という意味の「outsourcing(アウトソーシング)」です。

「委託」を英語にすると、「entrust(イントラスト)」や「consign(コンサイン)」。

「entrust(イントラスト)」は「仕事などをゆだねる」、「consign(コンサイン)」は「ゆだねる、渡す」といった意味です。
 
 
ただし、「outsourcing(アウトソーシング)」を「委託」と訳しても間違いではありません。
 


 

3.「外注」と「委託」の使い方!

今度は、「外注」と「委託」の実際の使い方について、例文を使って紹介しますね。

①「外注」の使い方!

・部品製造の一部を外注する。

・システム部門だけは外注に出す。

・部品の仕様を外注先に確認する。

・製作現場で外注スタッフに説明を受ける。

・社内の大清掃は外注にするべきか?
 

②「委託」の使い方!

・担保付社債を募集する会社を委託会社といいます。

・調査業務を民間企業に委託する。

・財産管理を、弁護士資格を持つ人に委託した。

委託契約の締結。

・製品のことについて委託先に確認する。

会議
 

4.「委託」には似た意味の言葉がたくさんあるぞ!

「委託」には、似た意味の言葉がたくさんありますよね。
 
 
たとえば「委嘱」

辞書で調べると「委託」と「委嘱」は、ほぼ同じ意味として記載されています。

ただし、違いのポイントは「お互いの立場」と「期間の制限」の2つです。
 
 
「委託」は頼む側と頼まれる側の立場は対等の場合がほとんどですが、「委嘱」は頼まれる側が上の立場になるケースがほとんどです。

それから、「委嘱」の方は「短い期間の限定」となる場合が多くなります。
 
 
「委託」と「委嘱」の違いについては、下の関連記事で詳しく解説していますので、もしよかったら覗いてみてください。

 
 
さらに、「依託」という言葉もあります。

「委託」と「依託」、読み方も同じですしまぎらわしいですね…。
 
 
「委託」と「依託」の違いは、限定的な仕事なのか、それともすべての物なのか、という部分。

つまり、限定的なのが「委託」で、すべてなのが「依託」です。
 
 
「委託」と「依託」の違いについては、下の関連記事で詳しく解説していますので、よかったらご覧ください。

 
 
 
ほかにも、「委託」と似ているまぎらわしい意味の言葉がたくさんありますよ。

もしよかったら、下の関連記事も覗いてみてください。

 
関連記事の方も参考にしていただければ幸いです。
 

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まとめ

以上が、「外注」と「委託」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「外注」は、「仕事を他人に頼むこと」よりも「その業務処理」がポイントになるのですが、「委託」は、「その業務処理」よりも「仕事を他人に頼むこと」がポイントになります。

つまり、「外注」は「業務の処理」で、「委託」は「仕事の依頼」ということ。
 
 
ただし、「外注」も「委託」も、「仕事の依頼をして」から「業務を処理」してもらいますので、結果して同じことになります。
 
 
また、「外注」は「物品」での納入が多く、「委託」は「人」の働きが多いといった傾向があるのも違いの1つですね。

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