「ブ~ンッ!!」と、蜂の翅の音が耳の近くでするとゾッとしますよね…。
蜂は、人間を刺す時がありますから…。
思わず、危険を察知して身を守る行動をとってしまいます…。
恐い…。
ところで、このとっても怖い蜂なのですが…。
いったい、何を目的に刺すのでしょうね…。
蚊のように、血を吸うため…??
そんなわけで、蜂の習性について徹底的に調べてみました。
本記事では、蜂が刺すのはなぜなのか?その理由をわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!!
1.蜂が刺すのはなぜ?その理由とは!
蜂が刺すのは、自分達の巣の危険を感じた時と、自分の身の危険を感じた時だけ。
つまり、自分自身と自分の巣に対する防衛行動です。
アブや蚊は血液を吸うために刺しますので、目的は食事ですが…。
蜂は食事のためではなく、自分と自分達の巣を守るためなのです。
たとえば、「蜂蜜」が大好物であるクマは蜂の巣を襲いますよね…。
蜂にしてみれば、せっせと貯め込んだ財産である「蜂蜜」を盗まれては、たまったものではありません。
当然ですが、「泥棒がきた!!」となって、攻撃してくるわけです。
しかも、その巣には蜂の子供たちがたくさんいるわけで…。
当然、自分達の家と子供たちも守ろうとするのです。
人間だって、怪しい人物が自分の庭に勝手に入ってきたら嫌でしょう…。
それと同じですね…。
あと、自分の身に危険を感じた時も攻撃してきます。
蜂に攻撃を加えようとする人はいないと思いますが、仮に蜂を棒などで追い回すと反撃してきますよ…。
ということで、蜂は別に好き好んで刺すわけではありません。
その証拠に、スズメバチに至っては敵が巣に近づこうとすると、「それ以上近づいたら、どうなるかわかっているのか!」という意味で口をカチカチさせて警告音を鳴らします。
全てではありませんが、警告音の段階でその場を離れればスズメバチも攻撃してきません。
ですから、基本的に巣や蜂を襲わない限り、蜂が刺すことはないのです。
ただし、決して巣を攻撃する気もないのに、蜂の巣がある枝を揺らしてしまうことはあるもの…。
もしくは、知らずに蜂の巣に超接近してしまったなんてことも…。
こういった場合は、蜂は「襲われる!」と勘違いして攻撃してきます。
2.蜂が刺すのはメスだけ?オスは?
蜂の針は、産卵管です。
また、蜂によっては産卵管が変化したもの。
産卵管を使って卵を産む蜂もいますが、産卵管を使わずに卵を産むものもいます。
産卵管を使わずに卵を産む蜂にいたっては、産卵管が変化し針のみの使い道となります。
いずれにしても、「産卵管」が由来していますので、針を持つ蜂は「メス」だけ。
オスには当然産卵管はありませんので、針はありません。
したがって、刺す蜂はメスだけなのです。
また、その針は毒の入った袋とつながっており、刺した瞬間に毒を注入する仕組みになっているのですね…。
ちなみに、「蜂が敵を刺す時は、自分の命が失われる」といった噂がありますが…。
実は、刺すことで命が絶えてしまうのは「ミツバチ」だけ。
その他の種類の蜂は、刺しただけで命が失われることはありません。
ミツバチの針は、釣り針のような「かえし」がついていることから、刺すと抜けなくなります。
無理に抜こうとすることで、針が自身の体から抜けて損傷してしまうのですね。
ところで、蜂や蜂の巣に危害を加えるつもりはないのに、突如として巣に出くわすことってありますよね…。
そんな時のために、以下のスプレーを携帯しましょう。
これは、アース「ハチアブマグナムジェット」。
仮に、蜂の巣にぶつかってしまった時には、大量の蜂が一斉攻撃してきます。
多くの蜂から身を守るためには、薬剤を使うしかありません…。
山など自然が多い場所に遊びに行く際は、ぜひ携帯してください。
まとめ
以上が、蜂が刺す理由についてでした。
蜂は自分の身や巣が危険であると判断した時に、防衛のために刺します。
ですから、血液を吸いたいアブや蚊と違い、何もしない人を刺すことはありません。
ただし、こっちが何もする気がないと思っても、蜂が攻撃されたと勘違いする場合があります。
ですから、蜂や蜂の巣には近づかないことが何よりも大切。
気をつけてください。
ところで、蜂に近づく気はなくても、蜂が近づいてくることがありますよね…。
ということで、ベランダに蜂がきた場合の対処法や、ベランダに近づかせないための対策について詳しく解説した記事があります。
もしよかったら、下のリンクから覗いてみてください。