昔「ショムニ」というドラマがありましたよね。
あのドラマはもう地上波での再放送はないかなあ、主演女優が芸能界を引退してしまいました。
ところで、「庶務」と「事務」って似ていますが、庶務と事務って同じ仕事?
それとも仕事内容は異なるの??
ということで、今回は「庶務」と「事務」の違いなどについて調べてみました。
1.「庶務」と「事務」の意味の違いは?
会社のうち、どの仕事を「庶務」といってどれを「事務」と呼ぶのかは会社によって違いますが、一般的には事務と庶務は同じ意味です。
電話や来客の受付、伝票処理、書類や資料作成、データ入力などの仕事を「庶務」や「事務」といいます。
また、その部のメインの活動以外の仕事を庶務や事務ということもあります。
たとえば、営業課であれば営業活動以外の仕事、営業活動をするうえで発生したり必要になる出張時の交通チケット手配や、外部打ち合わせで発生した経費の請求といった業務を「庶務」や「事務」といいます。
また、会社によりますが、「庶務課」や「事務課」という課や部が設けられているわけではなくて、各部、各課に庶務や事務業務を担当する社員が配置されていることもあります。
学校でいえば、教師以外の事務員さんが「庶務」や「事務」の仕事をしていることになります。
2.「総務」と「庶務」と「経理」の違いは?
「総務」とは会社の「組織全体に関係する業務」です。
つまり、その会社全体を陰から支え全従業員をサポートする仕事ですね。
入退社の手続きや給与支給、さらには全従業員の安全管理や健康管理なども「総務」の仕事です。
また会社にもよりますが、社屋やコピー機など備品の管理、老朽化が進むことによって修繕や購入など、「管財」の仕事を指す場合もあります。
庶務は会社の活動(営業活動や製品開発など)が滞りなくスムーズに進むために必要な事務的な業務のことです。
「総務」と「庶務」の違いは、「総務」は会社全体を陰からサポートする仕事、「庶務」は書類作成や伝票処理などの業務全般を指します。
なので、「総務部」の中に庶務業務がありますし、「営業部」や「開発部」にも庶務業務があります。
「経理」とは会社の「お金を管理する部署」、帳簿をつけ会社全体の予算管理をするのが主な仕事です。
社員からあがってきた伝票をみて、「これは経費」「これは経費で落とせない」と言っているのが経理ですね。
3.「庶務」と「雑務」の違いは?
「雑務」とは「(本来の仕事以外の)細々した雑多の仕事。(広辞苑より)」のことです。
つまり「雑用」ですね。
庶務の「庶」も雑務の「雑」も「いろいろなものが入りまじる」という「雑多」の意味があります。
ですから「庶務」と「雑務」の違いはほぼありませんが、一般的には「雑務」の方がさらに小さい業務を指す場合が多いです。
「庶務課」がある会社はありますが、「雑務課」がある会社はないかなと思います。
会社に入社して、「お前の仕事は雑務担当だ」とか「雑用係に配属だ」とか言われたら、何を目標に頑張ったらいいのか迷いますよね…。
なんとなく、人間のモチベーションをそぎ落としてしまう言葉のような感じがします。
まとめ
以上が、「庶務」と「事務」の違いなどについてでした。
「総務」は会社全体をサポートする仕事のこと、「庶務」や「事務」は伝票処理や書類作成などの事務業務全般のことです。
ただ、会社によって、「庶務」と「事務」の意味や違い、「庶務」と「総務」の使い分けは違います。
「年休」「有給」「有休」に関しては、下の記事を覗いてみてください。