アイロンの時に使うのが「キーピング」。
パリッと仕上がって、気持ちが良いですよね…。
ところで、同じくアイロンの時に使う「スムーザー」というものがあります。
この「キーピング」と「スムーザー」は、どちらも「花王」の製品。
同じ会社が違う名称で販売する製品なので、きっと何かが違うと思うのですが…。
いったい、何が違うのか…???
ということで、この2つの製品を徹底的に調べてみました。
本記事では、「キーピング」と「スムーザー」の違いについてわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「キーピング」と「スムーザー」の違いとは!
最初に、「キーピング」と「スムーザー」の違いを簡潔にお伝えします。
「スムーザー」とは、アイロンの滑りを軽くして素早く仕上げるための、アイロン用シワとり剤のこと。
簡単にまとめると、こういった違いです。
それでは、それぞれについてさらに詳しく解説していきますね。
2.「キーピング」とは!
「キーピング」は、衣類などをパリッと仕上げるための、アイロン用のり剤のこと。
「のり」は、「糊」のことでつまりは「でんぷん」です。
「紙と紙をのり付けする」といいますが、この「のり」を衣類につけて固くパリッとさせるのですね。
こののり剤を、使いやすくスプレータイプにしたのが、花王の「キーピング」です。
合成のりである、「耐熱性ポリマー」の含有量が多いのが特徴。
下が、「キーピング」の実物。
花王の、のりが主成分のスプレーです。
成分は、多い順で「水」→「耐熱性ポリマー」→「プロピレングリコール」→「水溶性ポリマー」→「シリコーン」→「防腐剤」→「香料」となっています。
水の次に多いのが、「耐熱性ポリマー」。
要するに合成のりが、水の次に多く入っているということ。
3.「スムーザー」とは!
「スムーザー」は、アイロンの滑りを軽くして素早く仕上げるための、アイロン用シワとり剤のこと。
ですから、「のり剤」ではなく「シワ取り剤」です。
しかも、アイロンの滑りをよくしますの、素早く仕上げることができるということ。
ただし、この「スムーザー」にのり成分が全く入っていないということではありません。
若干ではありますが、合成のりである「耐熱性ポリマー」が含まれます。
ですが、あくまでもパリッと仕上げるのり剤という位置付けではありません。
要するに、「パリッと仕上げたい」時ではなく、「手っ取り早くシワをとりたい」という目的に「スムーザー」を使います。
ちなみに、「キーピング」と「スムーザー」は併用することが可能ですよ。
下が、「スムーザー」の実物。
同じ花王の製品。
アイロンの滑りを軽くして、シワを素早くとるための薬剤が主成分のスプレー。
成分は、多い順で「水」→「プロピレングリコール」→「水溶性ポリマー」→「耐熱性ポリマー」→「シリコーン」→「防腐剤」→「香料」。
内容は「キーピング」と全く同じなのですが、合成のりである「耐熱性ポリマー」の成分が少なくなっています。
まとめ
以上が、「キーピング」と「スムーザー」の違いについてでした。
アイロン用のり剤が「キーピング」。
アイロンの滑りを良くする、アイロン用シワ取り剤が「スムーザー」。
パリッと仕上げるのが「キーピング」で、素早くシワを取るのが「スムーザー」です。
ところで、アイロンって面倒ですよね…。
そんな面倒な作業を省略してくれる「乾燥機」があれば便利だと思いませんか?
ということで、アイロン機能を備えた「乾燥機」や「洗濯乾燥機」を紹介した記事がありますので、よかったら覗いてみてください。