「クレンザー」というと、自分が子供の頃にはすでにあった洗剤…。
現在でも時々使いますが、頑固な汚れに効果があります。
ところで、最近よく耳にする洗剤が「ジフ」…。
この「ジフ」も、頑固な汚れをキレイに落とすらしいのですが…。
「ジフ」って、「クレンザー」とは別物なのだろうか??
ということで、この2つの洗剤を徹底的に調べてみました。
本記事では、「ジフ」と「クレンザー」の違いについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!!
1.「ジフ」と「クレンザー」の違いとは!
最初に、「ジフ」と「クレンザー」の違いを簡潔にお伝えします。
「ジフ」とは、研磨剤入りの洗剤で、ユニリーバ・ジャパンが販売する製品名。つまり「クレンザー」の一つといえる。
簡単にまとめると、こういった違いです。
それは、それぞれについてさらに詳しく解説していきますね。
2.「クレンザー」とは!
「クレンザー」は、研磨剤が入った洗剤のこと。
ですから、様々な企業がこの「クレンザー」の名称を製品名に加えて販売しています。
たとえば、花王であれば「クリーミークレンザー・ホーミング」や、ライオンであれば「ホワイトクレンザー」など。
あと、カネヨ石鹸では「スーパー泡立ちクレンザー」という製品を販売しています。
そして、この「クレンザー」なのですが、大きく分けて「粉末タイプ」と「液体タイプ」の2種類存在します。
粉末タイプは研磨剤の量が多く、汚れを削り落とす能力が優れていますが、水を加えたりする手間がかかるのが欠点。
液体タイプは研磨剤の量が少なく、汚れを削り落とす能力は粉末にかないませんが、水を加える手間が不要。
ですから、液体タイプで汚れが落ちない場合に粉末タイプを使う、といった使い方をする人が多いようです。
下が、「クレンザー」の実物。
カネヨ石鹸の「液体クレンザー・ステンライト」。
ちなみに、カネヨ石鹸は日本で最初に液体タイプのクレンザーを販売した会社です。
洗剤が存在していなかった大正時代初期までは、砂で磨いて汚れを落としていたそうなのですが、これが「クレンザー」の出発点なのかもしれません。
その後、アメリカから粉末タイプのクレンザーが輸入され、国内でも製造されるようになります。
そして、1971年にカネヨ石鹸が液体タイプのクレンザーを販売したのですね。
3.「ジフ」とは!
「ジフ」は、研磨剤入りの洗剤で、ユニリーバ・ジャパンが販売する製品名。
ですから、「ジフ」という名の「クレンザー」のことです。
そして、この「ジフ」は「クレンザー」の中でも特に人気の製品。
では、「ジフ」の人気の根拠は何か?なのですが…。
実は、「クレンザー」は頑固な汚れを研磨剤で削り落とすのですが、その反面、洗う部分を傷つけるというデメリットがあります。
削り落としますので、頑固な汚れを落とすためにある程度のキズは仕方がないという考えもあるかもしれませんが…。
そんな「傷をつける」という悩みを軽減した「クレンザー」が、この「ジフ」なのです。
そもそも「クレンザー」には、「研磨率」というものがあるのですが…。
これは研磨剤の含有量の割合であって、粉末タイプだと約90%、液体タイプだと約50%というのが一般的。
この研磨率が、高ければ傷がつきやすいのですが、逆に低くなれば汚れが落ちにくいというジレンマに陥ってしまうのです…。
この「ジフ」の研磨率は20%でかなり低いのですが、汚れを落とす力もなかなかというこが人気の秘密。
しかも、「ジフ」の研磨剤の成分が柔らかいらしい…。
ですから、傷がつきやすい部分にも使えるということが特長なのです。
下が「ジフ」。
これはキッチン用の「クリームクレンザー・ジフレモン」。
レモンの香りがしますが、ノーマルタイプもあります。
あと、お風呂用の「ジフ」もありますよ。
人気です。
まとめ
以上が、「ジフ」と「クレンザー」の違いについてでした。
「クレンザー」は、研磨剤が入った洗剤のこと。
「ジフ」は、研磨剤入りの洗剤で、ユニリーバ・ジャパンが販売する製品名です。
ですから、「ジフ」は「クレンザー」の中の一つ。
どちらも、頑固な汚れを削り落とす力を持つ洗剤ですが、「ジフ」は傷がつきにくいという特長があります。
ところで、「研磨剤の傷」について説明しましたが、お風呂の鏡の水垢をどうやって落としていますか?
鏡なので、傷はつけたくないですよね…。
ということで、鏡を傷つけないで水垢を落とす方法を解説した記事がありますよ。
もしよかったら、下のリンクからどうぞ。