衣替えの季節は、タンスの香りを実感します…。
何となく、「もう、そういう季節か…」と情緒的になるのが恒例…。
こういった香りには、全く不快感はないのですが…。
タンスから、「すっぱい」ような嫌なニオイがする場合があります。
ちまたの噂では、この「すっぱい」ニオイがするのは実は新品の時がほとんどらしい…。
ということで、このすっぱいニオイの原因を徹底的に調べてみました。
本記事では、タンスが臭い原因、特にすっぱいニオイの理由と対処法をわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.タンスが臭い!すっぱいのはなぜ?その理由とは!
タンスが臭くなる原因は、カビや防虫剤など色々ありますが、「すっぱい」ニオイはそういったものが原因ではありません。
タンスのすっぱいニオイの犯人は、主に「接着剤」と「木材」の2つ。
原因の一つである「接着剤」は、木工用に特化したタイプがすっぱいニオイを放ちます。
木工用の接着剤は、硬化させるための「酢酸ビニール」という成分を使っていますが、これがすっぱいニオイの犯人。
名前が「酢酸」というくらいのなので、さぞかしすっぱい成分なのでしょう。
もう一つの原因が、「木材」。
特に、東南アジアなどの熱帯地域から輸入された「南洋材」が、すっぱいニオイを放つものが多いのです。
しかも、木材の種類によっては、強烈な「すっぱい」ニオイのものもあるらしい…。
国内産の木材は良い香りのものが多いのですが、南洋材はこういったタイプが多いのですね。
色々な要因が重なり、国内産の木材の需要が低くなることで、外国の南洋材の需要が高まったといわれています。
では、すっぱいニオイの犯人が、「接着剤」なのか「南洋材」なのか…。
これを判別するには、最初にタンスの「板」を確認してください。
タンスの「板」が、「合板」ではなく接着剤が不要な「単板」であれば犯人は「南洋材」です。
2.タンスが臭い!すっぱいニオイの対処法!
続いて、すっぱいニオイを消す方法を解説します。
ちなみに、接着剤が原因のニオイは時間とともに消えていきますが、南洋材が犯人の場合は消えることはありません。
しかも、この南洋材なのですが、簡単に消臭するのは不可能です。
木材を塗装することで、ニオイを閉じ込めるしか対策がありません。
ただし、塗料が何でも良いということではありません。
適さないニスやペンキを塗ってしまうと、塗料のニオイと混ざりさらに嫌なニオイになる場合があります。
おすすめは、下の製品。
これは、リボス社の自然健康塗料「アルドボス266」。
木材のニオイを閉じ込める他、この塗料自体が天然素材で「香料」です。
使う際は、窓を開けて十分に換気してください。
最初に、木材部分に刷毛で塗り、20分~30分放置。
その後、木材表面の浸透しきれなかった塗料を布で拭き取ります。
拭き取ったら、12時間~24時間放置。
その後、再び同じ部分に塗料を刷毛で塗るのですが、これが2度塗りです。
放置する時間も最初と全く同じように繰り返し、3度塗りまでいけば大体終了。
拭き取りに使った布は自然発火の危険があることから、使用後は水に浸してビニール袋などで密閉し、濡れたまま処分してください。
余談ではありますが、カビや防虫剤の「すっぱい」以外のニオイについては、もっと簡単に消臭することが可能です。
市販の消臭剤や消臭グッズで可能ですが、最も手間がかからないのが「石鹸」。
固形石鹸をただタンスの中に入れて置くだけで、とても良い香りになりますよ。
ただし、衣類に石鹸が接触しないように紙に包むなどの工夫をしてくださいね。
下のような脱臭炭も有効です。
ところで、タンスやクローゼットの湿気は大丈夫ですか?
下の記事では、そういった衣類を収納する空間における湿気の原因と対策を解説しています。
よかったら、下のリンクからご覧ください。
この湿気の原因には、意外な犯人がいました。
まとめ
以上が、タンスのすっぱいニオイの原因と対処法についてでした。
すっぱいニオイの原因は、「接着剤」と「南洋材」。
接着剤のすっぱいニオイは時間とともに消えますが、南洋材のニオイは塗装以外に消す方法がありません。
ただし、塗料によっては逆にニオイが酷くなる場合がありますので、気をつけましょう。
おすすめの塗料は、リボス社の自然健康塗料「アルドボス266」。
試してみてください。
ところで、ニオイといえば「靴」ですよね…。
特に、長時間履き続けるビジネスシューズはどうしても臭くなりがちですが、簡単に洗うわけにはいきません…。
そういった靴を洗わずに、効果的に消臭する方法を解説した記事がありますので、よかったら下のリンクからどうぞ。
下は、狭いスペースでいかにして部屋干しするのか、そのアイデアを紹介した記事です。