赤ちゃんの必需品といえば「ビブ」や「スタイ」、便利なものですが見た目もかわいいですよね。
お店でかわいいのを見かけるとつい買ってしまうという方も多いのでは?
また出産祝いにビブやスタイをプレゼントする方も多いでしょう。
私も「出産祝いにたくさんもらっているだろうなあ」と思いつつ、「でもいくらあっても困るものじゃないし」と思ってビブやスタイをプレゼントすることが多いです。
ところで、この「ビブ」と「スタイ」という名前、どちらもよだれかけのことですよね。
ビブとスタイって違いがあるのだろうか……(。´・ω・)?
ということで、今回は「ビブ」と「スタイ」の違いなどについて調べてみました。
1.「ビブ」と「スタイ」の意味の違いと使い分けは?
結論からいうと、「ビブ」と「スタイ」は同じもの、違いはありません。
呼び方の違いだけで、どちらも「よだれかけ」です。
「ビブ(bib)」は英語で「よだれかけ」の意味です。
なので、英語圏でよだれかけは「ビブ」です。
では、スタイは何語なのか。
実はスタイは和製英語、英語は英語でも、英語圏の人には通じない英語です。
アメリカ人に「スタイ」といっても相手は「?」、もしくは大混乱です。
というのもスタイは英語では「ものもらい」の意味なのです。
つまり、英語の「ものもらい」という単語が日本では「よだれかけ」の意味で使われているということですね。
でも、一体どうしてこんなことが……
日本でよだれかけを「スタイ」と言うようになったのは、その昔、ベビー用品のお店「ベビービョルン(Baby bjorn)」が自社のベビー用品「プラスチックエプロン」を「スタイ」という名前で日本で販売したからです。
ベビービョルンはスウェーデンのベビー用品ブランドなのですが、スウェーデン語でよだれかけを「haklapp」といいます。
それをなぜ「スタイ」と名付けたのかは謎です。
プラスチックエプロンのスタイは日本で大ヒット!
それがきっかけで、商品名である「スタイ」という言葉が定着したというわけです。
うーん、名前が定着するほど大ヒットするのなら正しい名前の「ビブ」で売ってほしかったですね(^^;)
ちなみに、こういった商品名や会社名が定着した和製英語はまだあります。
たとえば、髪の毛をカットする「バリカン」。
「バリカン」は、英語では「hair clipper(ヘアークリッパー)」なのですが、「バリカン」という名称はフランスの製造会社に由来します。
フランスの「Bariquand et Mare(バリカン・エ・マール)」という会社のバリカンを、当時フランス駐在の日本公使館書記官だった長田桂太郎氏がフランスから持ち帰ったのがきっかけといわれています。
2.「ビブ」と「スタイ」の人気商品は?使い捨てもあるの?
ここからは、ビブやスタイの人気商品をご紹介します。
面倒くさいので、これ以降は「スタイ」で統一しますね。
まずスタイの役割ですが、役割は主に二つ、「よだれかけ」と「離乳食の食べこぼしによる汚れを防ぐ」です。
なので、スタイは日常的に使う「よだれかけ」タイプと、食事のときだけに使う「食べこぼし予防」用を分けて使うのがおすすめです。
ちなみに、赤ちゃんのよだれが増えるのは生後2~3ヶ月頃、離乳食が始まるのは5~6ヶ月頃です。
この時期までに「よだれ用」「食べこぼし用」それぞれのスタイを用意しておくとよいです。
【360度スタイ 防水】
日常用のスタイです。
おでかけにもぴったりのかわいいデザインですね。
特徴は360度ぐるりとカバーしてくれること。
どこから見てもかわいいし、活発な赤ちゃんのよだれをちゃんと防いでくれます。
【ベビービョルン スタイ】
食事のときにおすすめのスタイがこれ!
「スタイ」の名付け親スウェーデンのベビービョルンのスタイです。
食べこぼしをキャッチしてくれます。
離乳食用のスタイはベビービョルンのスタイのように受け皿がついていたり、防水性能やシリコン製のもの、あるいは洗濯後すぐに乾いてくれる速乾タイプのスタイがおすすめです。
また、出先では使い捨てのスタイが使いやすいです。
【使い捨て スタイ ビブ】
頻繁に取り替えが必要な、風邪などのときにも使い捨てのスタイがおすすめです。
まぎらわしい言葉の違いを解説しましたが、特にカタカナはまぎらわしい言葉が多いですよね。
たとえば、運動場を「グランド」と呼んだり「グラウンド」と呼んだりします…。
どっちが正解だと思いますか?
詳しくは、下の関連記事をご覧ください。
まとめ
以上が、「ビブ」と「スタイ」の違いや人気スタイの紹介でした。
スタイは生後2ヶ月頃から2歳ごろまで使います。
赤ちゃんの成長や使うシーンに合わせてスタイを使い分けるとよいですね。
スタイはかわいいものがたくさんあって選ぶのも楽しいですよね。
なので、出産祝いや誕生日プレゼントにもぴったりです。
まぎらわしいカタカナといえば、「スチール」や「アイアン」という言葉があります。
「スチール」と「アイアン」、「鉄」はどっちだと思いますか?
詳細については、下の記事を覗いてみてください。