庭に杏と梅の木があるらしい……のですが、私はどれがそれなのか、どっちがどっちなのか見分けがつきません。
さすがに実の方は見分けがつきますが、これがどっちもおいしくないんだ(笑)
梅はもちろん生では食べられませんが、うちは杏もすっぱくて食べられない。
実以外で区別するとしたら……花、か!花は……うーん、ひきこもり気味なので、庭の花もいつの間にか咲いていつの間にか散っています。
杏の花ってどんなのだっけ?
ちゃんと見たことがないかも(^^;)
ということで、今回は杏と梅の違いや見分け方などについて調べてみました。
1.「杏」と「梅」の違いは?
「杏」と「梅」はとても近い種(近縁種)です。
どちらもバラ科サクラ属で、花や実の形も似ています。
バラ科サクラ属。中国原産。
開花は春、1か所から1つずつの花が枝の全体に咲く。
花びらは丸く、萼(がく)が反りかえる。
花が咲くときには葉はない。
花が咲いた後実をつける。
実は梅に似ていて、梅より大きい。
実は熟すと黄色~濃い黄色になる。
甘みがあるため生食もできるが、ジャムなどに加工することが多い。
【杏の花と完熟した実】
バラ科サクラ属。
開花は春、1か所から1つずつの花が枝の根元近くに咲く。
花びらは丸く、萼(がく)は反りかえらない。
花が咲くときには葉はない。
花が咲いた後実がなる。
実は熟しても緑色のまま、生食はできない。
梅干しやジャム、梅酒などに加工する。
【梅の実】
なるほど、世間一般的には杏は「甘い」のですね。
うちの杏がすっぱいのは日当たりが悪いのか、それとも品種の問題なのか。
うちでは杏ジャムにして冷凍しています。
ジャムにすると、なかなかおいしいですよ。
でも、市販のジャムの方がずっとおいしい、やっぱりジャムはジャム屋です。
家にあるのに、おいしいジャムが食べたくてつい買ってしまいます(笑)
【杏ジャム】
「杏」と「梅」の説明を見比べてみると、花の咲き方や実の大きさと色に違いがありますね。
あとは、実を生で食べることができる「杏」と、生では食べることができない「梅」。
つまり、酸味の強さの違いでしょうか。
2.「ロウバイ(蝋梅)」と「梅」の違いは?
「ロウバイ(蝋梅)」とは、漢字の通り、蝋細工のような黄色い花を咲かせる中国原産の植物です。
一見、梅の仲間のようですが、ロウバイはクスノキ目ロウバイ科ロウバイ属なので、梅の仲間ではありません。
ロウバイは12月中旬~2月にかけて黄色のかわいらしい花を咲かせます。
新春の花ですね。
中国では、ロウバイは梅、水仙、椿とともに「雪中の四花」として尊ばれているそうです。
日本に入ってきたのは江戸時代初期、梅や桃に先駆けて咲くため、日本でも愛されてきました。
香りもとてもよい花です。
ただし、ロウバイの実は食用ではありませんし、特に種には毒があります。
【ロウバイの実】
ちなみに、同じ「ロウバイ」でも「老梅」と書くときには、梅のこと、梅の老木です。
単純に、長い年月を経た梅の木のことを「老梅」というのですね。
「ロウバイ」という言葉を耳にしたときは、「蝋梅」と「老梅」の二種類の意味があることを思い出しましょう。
まとめ
以上が、杏と梅の違いや見分け方などについてでした。
杏と梅は花のつき方や実の大きさなどに違いがあります。
ただ、元々とても近い種の植物です。
なんだか、アメリカでは梅の木に数年後に杏の実がなったといったニュースがあったらしいのですが、すごいですね。
なんだか杏と梅は近い品種だかららしいのですが、うちの庭ではそんな珍現象は起きていません。
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