電話で家電メーカーなどに対して製品に関する問い合わせをすると、多くのメーカーでは最初に自動音声での案内から始まります。
そして時々「シャープを押してください」と言われることがありますよねえ。
でも実は電話にシャープのボタンなど存在しないって、知っていましたか?
ということで、今回は「ハッシュタグ」と「シャープ」の意味や形状の違いなどについて解説します。
1.「ハッシュタグ」と「シャープ」の意味の違いと見分け方は?
まずは、それぞれの形状の拡大版を見比べてください。
縦の2本の棒の上側が少し右に傾いています。
横の2本の棒の左側が少し下に下がっています。
ということで、「ハッシュタグ」と「シャープ」は形も意味も全くの別物なのです。
①「ハッシュタグ」の意味は?
「ハッシュタグ(#)」とは、TwitterなどのSNSで、投稿内のタグとして使われるマークです。
同じハッシュタグが付けられた投稿は、ハッシュタグをつけた言葉で検索することで、その投稿を全て検索してみることができます。
たとえば、「#京都」というハッシュタグ付きで検索すると、「#京都」が付いた投稿を検索することができます。
これは「#京都」がついた投稿だけをピンポイントで検索してくれるといったもので、「#京都」をつけた投稿者と同じ話題で盛り上がることができるというわけです。
ハッシュタグをつけずに「京都」だけでも検索は可能ですが、この場合は「京都」のキーワードがない投稿でも「京都」に関係する投稿全てが検索されて、量が膨大になってしまいます。
それからこの「#」のマークはSNSのほかに、ナンバーを表す意味として使われます。
日本では「№1」「№2」といった表現をしますが、外国では「#1」「#2」といった使い方をするのが一般的です。
その証拠に、実際にパソコンで「なんばー」と打ち込んで変換すると「#」が現れます。
また、日本では「いげた」ともいわれていますので「いげた」で変換しても「#」が現れます。
②「シャープ」の意味は?
「シャープ(♯)」とは、音楽で、ある音を半音上げるという意味の記号のことです。
ピアノの鍵盤でいえば、白い鍵盤ではなく黒い鍵盤です。
ちなみに電話の自動音声で、よく「シャープを押してください」と案内されますが、電話にある「#」はシャープではなく「ハッシュマーク(ハッシュタグ)」ですので自動音声は実は間違っているのですね。
2.「ハッシュタグ」と「シャープ」の出し方は?
①「ハッシュタグ」の出し方は?
スマホでの「ハッシュタグ(#)」の出し方で一番簡単なのは以下のとおりです。
また、「123」ボタンを長押しすると以下の画面になります。
それから、文字で「はっしゅ」や「いげた」で変換しても大丈夫です。
パソコンならば「ハッシュタグ(#)」は、キーボードの「Shift」キーを押しながら「3」のボタンを押すと出ます。
また、「なんばー」や「いげた」で変換しても出ます。
②「シャープ」の出し方は?
スマホでの「シャープ(♯)」は、「しゃーぷ」で変換すると「♯」が現れます。
ちなみに、自分のスマホでは「記号画面」の中に「シャープ(♯)」はありませんでした…。
パソコンでの「シャープ(♯)」は、キーボードの「Shift」キーを押しながら「3」のボタンを押して変換を繰り返すか、「しゃーぷ」で変換すると「♯」が現れます。
3.まとめ
以上が「ハッシュタグ」と「シャープ」の違いなどについてでした。
「ハッシュタグ」と「シャープ」は形状も意味も全くの別物です。
SNS投稿時の「ハッシュタグ(#)」をつける際の最大の注意点は、必ず「半角」でなくてはいけないことです。
間違って「全角」の「ハッシュタグ(#)」や、「シャープ(♯)」をつけて投稿すると検索にヒットしなくなります。
カタカナには、どっちが正解なのかわからない言葉も多いです。
たとえば、「グランド」と「グラウンド」ではどっちが正解だと思いますか?
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