「ワセリン」と「ワックス」。
「ワ」から始まる4文字で、なんとなく似ていますよね…。
「ワックス」といえば、「ヘアワックス」の他にスキーやスノーボードの裏に塗って滑りをよくしたり、床にぬって保護やツヤだしに使ったり…。
一方の「ワセリン」は、肌の乾燥を防ぐために使うのが一般的。
しかし最近、噂で「ワセリンを、ヘアワックス代わりにする」といったことを耳にしました。
確かに、「ヘアワックス」が肌に合わず苦手にしている人にとっては、肌に優しい「ワセリン」は救世主なのかもしれません。
ということで、「ワセリン」と「ワックス」の成分などについて徹底的に調べてみましたよ!
本記事では、「ワセリン」と「ワックス」の違いと、「ワセリン」が「ヘアワックス」の代わりになるのかどうかについて解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!!
1.「ワセリン」と「ワックス」違い!代わりになるの?
最初に、「ワセリン」と「ワックス」の違いと、代用が可能かどうかを簡潔にお伝えします。
「ワックス」とは、「蝋(ろう)」のことであり、動物・植物・石油から採取する成分で「常温で固体」という定義がある。
双方ともに、「油脂成分」であり水分遮断の効果を有するが、「ワックス」の方は比較的人体以外に多く用いられる。
そんなわけで、成分的には「あぶら」と「ろう」の違いです。
ですが、どちらも油脂成分であることに違いはあありません。
それから、「ワセリン」の場合は人の「肌」に使用できる天然成分であるということも大きな特徴の一つ。
では、「ワセリン」が「ヘアワックス」の代わりになるのか?ですが…。
そのため、人によっては地肌についた時に、拒絶反応がでる可能性があります。
「ワセリン」は、ヘアスタイルの成形に使うことも可能であり、肌用に精製されたものであることから、肌に対する拒絶反応は滅多にありません。
そんなわけで、「ワセリン」を「ヘアワックス」の代わりにできるということ。
さらに「ワセリン」は、肌に良いのももちろんですが、髪の毛に対して良いそうですよ。
ただし、そもそも整髪剤ではありませんので、髪型の成形力はどうしても「ヘアワックス」にはかないません。
2.「ワセリン」とは!精製度に違いがある?
「ワセリン」は石油を精製してつくりますが、その精製度によって純度に違いがあります。
より不純物が取り除かれて純度が高くなればなるほど、より肌に優しくなり、そして価格も上がってしまうのですね。
その種類は、純度の低い方から順に「黄色ワセリン」「白色ワセリン」「プロペト」「サンホワイト」の4種類。
では、それぞれについて簡単に説明していきます。
①黄色ワセリン!
安価なのが「黄色ワセリン」。
純度が低いことから、黄色い色素が残っているのが特徴。
まれではありますが、敏感肌の人など、肌に合わない方もいるようです。
②白色ワセリン!
黄色ワセリンから、さらに純度を高めたのがこの白色ワセリン。
その割には、特別高額というわけではありません。
③プロペト!
白色ワセリンの純度をさらに高めたのが「プロペト」。
肌の中でも、特に敏感な部分に使う場合におすすめです。
④サンホワイト!
そして、プロペトの上をいくのがこのサンホワイト。
刺激が最も少ないことから、赤ちゃんの肌にも使われます。
値段は上がりますが、最高品質を求めるならばこれですね。
3.肌に優しい「ヘアワックス」がある?
肌に優しい「ワセリン」を解説してきましたが、「ヘアワックス」にも肌に優しいタイプがありますよ。
そもそも、「ヘアワックス」であっても肌に接触することを前提に製造すれば、それなりの製品ができるということ。
ということで、肌に優しいタイプの「ヘアワックス」をいくつか紹介していきます。
①ザ・プロダクト ヘアワックス!
この「ヘアワックス」、なんと驚くことに肌にも使えます!
しかも、リップクリームとして唇にも。
肌や唇の潤いをキープしてくれます。
②ローズ ド マラケシュ ジェル ド アルガン!
これも、肌や唇にも使える優れもの!
これはバラの香りですが、他にラベンダーやレモンバーベナの香りもあります。
女性からの人気が抜群。
③spa hinoki オーガニック シアバター!
こちらも、同様に肌や唇にも使えますよ。
さらに、顔のパックにも使えるそうです。
そもそも、ヘアスタイリング剤というよりは、製品の説明自体「全身に使うもの」といった触れ込みですね。
「肌に良い」ということは、言うまでもないことなのかもしれません。
まとめ
以上が、「ワセリン」と「ワックス」の違いと、「ワセリン」が「ヘアワックス」の代わりになるのかどうかについてでした。
ということで、「あぶら」である「ワセリン」は、「蝋(ろう)」である「ヘアワックス」の代用にできるということです。
「ヘアワックス」が肌に合わない場合は、「ワセリン」を代わりに使ってみてください。
また、肌や唇にも使える「ヘアワックス」もありますので、こちらもどうぞお試しください。