手軽に楽しむことができるデザートに「ヨーグルト」があります。
スーパーに売っていますが、手づくりするには面倒…。
でも、手づくり感覚のデザートで「フルーチェ」があります…。
この「フルーチェ」なのですが、売っている液体のフルーチェと牛乳を混ぜてつくるのですが…。
なんとなく、味や食感が「ヨーグルト」と似ているような…。
「フルーチェ」って、「ヨーグルト」ではないのだろうか…??
ということで、この2つを徹底的に調べてみました。
本記事では、「フルーチェ」と「ヨーグルト」の違いをわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!!
1.「フルーチェ」と「ヨーグルト」の違いとは!
最初に、「フルーチェ」と「ヨーグルト」の違いを端的にお伝えします。
「ヨーグルト」とは、牛乳と乳酸菌を発酵させることで固まるデザートのこと。
簡単にまとめると、こういった違いです。
それでは、それぞれについてさらに詳しく解説していきますね。
2.「フルーチェ」とは!
「フルーチェ」は、ペクチンという成分と牛乳のカルシウムが反応し固まる性質を利用したデザートのこと。
ですから、「フルーチェ」には乳酸菌がありません。
つまり、「フルーチェ」は「ヨーグルト」ではないということ。
全くの別物です。
ちなみに「ペクチン」とは、リンゴやレモンなどの果物に含まれる食物繊維の一部のこと。
この「ペクチン」、「カルシウム」や「マグネシウム」と混ざり反応することで固まる性質があります。
また、カルシウムやマグネシウム以外に、「ペクチン」に「酸」と「砂糖」を混ぜることでも固まりますよ。
この「ペクチン」「酸」「砂糖」を混ぜて固まったものが「ジャム」。
こういったペクチンの性質を利用して、牛乳のカルシウムと反応させたのが「フルーチェ」です。
ただし、キチンと固めるためには、通常の牛乳を使うことが条件。
カルシウムの含有量が異なる、「成分調整牛乳」「低脂肪乳」「豆乳」などでは固まらない場合があります。
現物は、以下のとおり。
果肉が入った、美味しいデザートなのですが…。
これは、3種のセット!
「イチゴ・チェリー」「マンゴー」「ブルーベリー・ブドウ」の三種類。
興味をそそる組み合わせですね!
3.「ヨーグルト」とは!
「ヨーグルト」は、牛乳と乳酸菌を発酵させることで固まるデザートのこと。
この「ヨーグルト」も成分の性質によって固まるのですが、「フルーチェ」とは原理が全く異なります。
牛乳に乳酸菌などを混ぜて発酵させることで、乳酸菌たちが糖分を分解しながら増殖。
そして、分解された糖分は、乳酸という「酸」に変化するのですが、「ヨーグルト」が酸っぱく感じるのはこのため。
さらに、この「乳酸」と牛乳の「タンパク質」が反応して固まるという仕組みです。
これが「ヨーグルト」。
ちなみに、「飲むヨーグルトは、液体では?」と思うかもしれませんが…。
実は、この飲むヨーグルトは固まったヨーグルトをぐちゃぐちゃに撹拌したもの。
ですから、飲むヨーグルトも元々は固まっていたのです。
最近では、自宅でヨーグルトを手づくりする人も増えているそうです。
これは、ヨーグルトメーカーです。
3,000円台で購入できるのですね!
安い!
これがあれば、通常の「ヨーグルト」の他に、「飲むヨーグルト」「甘酒」「塩麹」もつくれるそうです。
まとめ
以上が、「フルーチェ」と「ヨーグルト」の違いについてでした。
「フルーチェ」と「ヨーグルト」は、どちらも固まるデザートなのですが…。
固まる原理そのものが違うということですね。
腸内環境を整えるためには乳酸菌が必要ですが、それならば「ヨーグルト」。
しかも、手づくり感覚を楽しみながらコストを抑えるには、前項で紹介した「ヨーグルトメーカー」もよいかもしれませんね。
ところで、この「ヨーグルト」と似た飲み物が、インドの「ラッシー」や「カルピス」です。
この「ラッシー」と「カルピス」、これらの「ヨーグルト」との違いなどについて調べた記事がありますよ。
もしよかったら、覗いてみてください。