寒い季節の必需品である「手袋」。
特に指先は冷えやすいので、重宝します…。
ところで、先日ゴルフ用の「グローブ」を見つけて、これって「手袋」とは呼ばないのか?と思ったのですが…。
「手袋」を英語にすると「グローブ」ということなのかな?と勝手に納得しました。
しかし!「手袋」と「グローブ」は全く同じ意味と思っていたら…、「実は違うらしい…」といった噂が…。
これは、調べるしかないでしょ!!
そんなわけで、「手袋」と「グローブ」を徹底的に調べてみました。
実は、この2つには微妙な違いがありましたよ!
本記事では、「手袋」と「グローブ」に違いについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「グローブ」と「手袋」の違いとは!
最初に、「グローブ」と「手袋」の違いを簡潔にお伝えします。
「手袋」とは、手の防寒や保護、装飾のためにつける袋状のもののことで、5本指が分かれたもの、指の部分が分かれていないものも全て含む。
短くまとめると、こういった違いです。
5本指タイプか、そうでないタイプかが違いのポイントですが、さらに詳しく解説していきますね。
2.「グローブ」とは!
「グローブ」は「手袋」のことなのですが、基本的に5本指タイプのものだけを指します。
ちなみに、5本指タイプ以外の、指の部分がつながっているタイプは「グローブ」ではなく「ミトン」。
「ミトン」は英語であり、「mitten」と書きます。
余談ですが、このミトンは野球のキャッチャーミットの「ミット」の語源。
ボールを受けるためには、指が分かれていない方が良いということなのでしょうか??
ファーストも、多くボールを受けるため「ファーストミット」を使用。
キャッチャーとファースト以外の守備位置では、「グローブ」を使用します。
下が「ファーストミット」の画像。
それから、ボクシングの場合は「ボクシンググローブ」を付けますが、練習でパンチを受ける側は「ミット」を持ちますよね。
その練習を「ミット打ち」と呼びますし。
ということは、「ボクシンググローブ」って指が分かれている…?
5本指に分かれていないように見えるのですが、なぜ「ボクシンググローブ」と呼ぶのかは謎…??
「ボクシンググローブ」は下のとおり。
ここからは、私の推測ですが…おそらく昔のボクシンググローブは5本指タイプだったのではないかと思います。
そもそも、昔々のボクシングは「素手」でした。
やがて、危険性を軽減する意味で「グローブ」を付け始めます。
昔々のボクシング選手の写真を見ると、かなり薄い「グローブ」を付けていたのが確認されます。
つまり、徐々に「グローブ」が大きくなり現在のタイプになったのではないでしょうか。
その過程で、指の部分がつながったのではないかと…思うわけですが、これはあくまでも私個人の推測です。
3.「手袋」とは!
「手袋」は、手を覆う袋のこと。
5本指タイプも、指の部分がつながっているタイプも、全て含んで「手袋」です。
要するに「グローブ」と「ミトン」を合わせて、全てが「手袋」ということ。
「手袋」は、防寒用の他に、スポーツ用、装飾用、作業用など使い道は様々。
素材についても、布製の他、皮製、ゴム製、ビニール製など盛りだくさん。
現在では、下のようなヒーター内蔵型の防寒用手袋もあります。
少し高額ですが、冬場のバイクの運転にはピッタリですね。
それから、最近ではスマホのタッチパネル対応した手袋が人気。
スマホ操作のために、いちいち手袋を外す必要がありません。
「手袋」の歴史は古く、世界最古のものは紀元前1300年代といわれています。
馬で走る戦車に乗る時に、その手袋を使っていたらしい…。
手綱を握るためのものですね。
ちなみに、当時は5本指タイプの「グローブ」は「ミトン」に比べて高級品だったそうですよ。
まとめ
以上が、「手袋」と「グローブ」に違いについてでした。
「グローブ」は、手を覆う袋のことで、5本指に分かれたタイプのこと。
「手袋」は、手を覆う袋のことですが、5本指に分かれたタイプも分かれていないタイプも全て含みます。
5本指に分かれていない、つながった「手袋」は「グローブ」ではなく、「ミトン」。
鍋つかみにことを、「キッチンミトン」とか「グリルミトン」と呼びますが、この「ミトン」ですね。
「グローブ」について説明してきましたが…。
ところで、ボクシングでは「グローブ」と呼びますが、野球の場合は「グローブ」よりなぜか「グラブ」が定着しつつあります…。
なぜ野球だけ「グラブ」が定着してきたのか、不思議です?
そんなわけで、「グラブ」と「グローブ」の違いを調べた記事があります。
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