絶対に近づきたくない「毛虫」。
気持ち悪いですよね…。
しかも種類によっては、触ると肌がかぶれて痒くなってしまう毒がある奴もいるし…。
この嫌な毛虫も、冬になるとピタリと姿を消してしまいます…。
ということは、毛虫には活動する決まった季節があるということか…。
そんなわけで、毛虫の生態を徹底的に調べてみました。
本記事では、毛虫の季節はいつからいつまでなのかについて、詳細に解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.毛虫の季節はいつからいつまで?
毛虫が活動する季節は、5月~9月です。
活発になるのは、だいたいこの時期。
ただし、少ない量ではありますが、4月にもいますし10月にいるのも確か。
あくまでも、多くなる季節ということです。
また、毛虫は種類によって、活動期間が違ってくるもの。
そこで、毒を持つ代表的な毛虫について、それぞれの活動期間を紹介します。
①チャドクガ!
触ると、強い痒みが出てしまう強力な毒を持つのがこのチャドクガ。
ですから、危険度はトップクラスです。
チャドクガの季節は、5月~6月と8月~9月と年間2回。
好む樹木は、ツバキ・サザンカ・チャノキなどです。
大きさは2.5センチから3センチほど。
胴体が、オレンジ色と白と黒の3色の配色です。
身近の庭や公園などにもたくさんいますので、気をつけましょう。
②ドクガ!
チャドクガと同等レベルの危険度を誇るのが、このドクガ。
触った場合は、強い痒みに襲われます。
活動する季節は、6月~9月。
サクラやウメなどのバラ科や、クヌギやクリなどのブナ科、カキなどのカキノキ科など多くの樹木を好みます。
大きさが4センチほどで、体全体がオレンジ色と黒の2色の胴体。
身近な木にいますので、注意が必要です。
③イラガ!
続いて、危険度が次に来るレベルなのがイラガ。
このイラガに触ると、激痛に襲われます…。
しかも、その後に痒みが!
活動の季節は、7月~9月ですが、多い年は10月までずれ込む場合もあります。
好む樹木は多く、カキノキ科、バラ科、ブナ科、ヤナギ科、ムクロジ科、カバノキ科など。
大きさは2.5センチほどで、ずんぐりむっくりの体形。
特徴は、黄色から黄緑色が主体の色で、小さなトゲが無数に並んでいます。
何となく、海にいる「ウミウシ」のような雰囲気を持っていますで、見つけたら気をつけてください。
④マツカレハ!
最後は、マツカレハ。
別名マツケムシといいまして、私も子供の頃にこいつに触って大変な目にあいました。
病院で治療しなくてはいけないほどかぶれましたよ…。
マツカレハの季節は、5月~6月と8月~10月と年間2回。
多い時は、11月頃まで活動する場合もあります。
そして「マツカレハ」は、その名の通りマツ科の木が大好き。
アカマツ、クロマツ、カラマツなどに住みつき、その葉を食べます。
マツカレハは、他の毛虫より大型で6.5センチから7.5センチほど。
背中が銀色で、側面が茶褐色です。
結構デカイ、目立つ毛虫なのでわかりやすいですよ。
2.毛虫を駆除する方法!
そんな危険な毛虫、絶対に触ってはいけませんよ。
危険な毛虫はごく一部とはいえ、上記の毛虫以外にもいます。
ですから、毛虫を見つけたら、どんな種類であっても触らないことに越したことはありません。
しかし、こっちがいくら気をつけても、毛虫が木から落ちて服についていた!なんてこともあります。
ということで、木の上の毛虫を見つけたらこの薬剤を散布してやりましょう。
これは、「ケムシジェット」という遠い位置の毛虫を撃退できるスプレー。
その距離、なんと6.5メートル!!!
6.5メートルといってもピンとこないかもしれませんが、だいたい2階建ての屋根を越えるような飛距離です。
ですから、高い木の毛虫も仕留めることが可能。
毛虫を仕留めるのも一つの手なのですが…。
この毛虫、一匹の蛾が大量の卵を産んで大量の毛虫が発生する仕組み。
ということは、一匹の蛾を仕留めることで、大量の毛虫の発生を未然に防ぐことにつながるということ。
そんなわけで、蛾の駆除方法を解説した記事がありますので、よかったら下のリンクから覗いてみてください。
結構、たくさんの対策を紹介していますよ。
まとめ
以上が、毛虫が活動する季節についてでした。
毛虫全体の活動する季節がいつからいつまでなのか?ということでいえば、だいたい5月~9月です。
ですが、毛虫の種類によって微妙な違いがありますので、細かくは上記記事を参考にしてください。
気持ち悪い他に、人間に害を及ぼすにっくき毛虫…、見つけたら退治してしまいましょう。
特に、下の関連記事を参考に、「蛾」のうちに退治しましょう。