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「規格」と「基準」の違いと使い分けを解説!意味が違う?同じ?

更新日:

 
「規格」と「基準」、どっちも守らなきゃいけないものというイメージですが、意味の違いや使い分けはよくわかっていないかも……○○基準と○○規格って、一体どう違うんだ?

絶対守らなきゃいけないのはどっち??

ということで、今回は「規格」と「基準」の意味の違いや使い分けについて調べてみます。
 

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1.「規格」と「基準」の意味の違いと使い分けは?

まずは「規格」と「基準」をそれぞれ広辞苑で引いてみましょう。

【規格】
さだめ。標準。特に工業製品の、形・質・寸法などの定められた標準。

【基準】
ものごとの基礎となる標準。比較して考えるためのよりどころ。

 
ちょっと分かりづらいですが、「規格」は、主に産業技術の分野において、製品の形状・大きさ・強度などの定められた標準のことです。

「基準」は比較や評価をする際に良いものか悪いものか判断するための標準の条件・決まりのことで、法律関係においては、最低限守らなくてはいけない決まりごとを意味する場合が多いです。

「規格」と「基準」の違いですが、「規格」製品の形状・大きさなどがピッタリと当てはまらなくてはいけないことが多いのに対し、「基準」はある標準のラインがあり、それ以上であれば基準を満たしている、もしくはそれ以下であれば基準を満たしていないといった判断するライン・数値・条件のことを表すことが多いです。

「規格」なのですが、「基準」と同様の意味の合格ラインとして扱われる場合もあります。

【「基準」の具体的な使用例】

・照度基準
最低限必要な明るさを満たすライン

・評価基準
物事を評価する際の判定ライン

・判断基準
物事の是非を判断する際のライン

・建築基準
建築時の寸法や強度など必要最低限のライン

※基準は、判別や決まりのラインのことを表している場合が多く、「基準を満たす」と言いかえることができます。

 

【「規格」の具体的な使用例】

・製品規格
製品製造の際の性能・形状の決まり

・規格化
製品の性能・形状を統一したものにすること

※規格は、製品のサイズや形状を合致させなくていけない場合が多く、その形状から外れると「規格外」となってしまいます。

 
 


 
そして「規格」が合格ラインといった意味で使われているのが、ISO規格やJIS規格です。

ISO規格・JIS規格は工業製品の規格で、これらのルールを守っていれば、製品にISOやJISの表示をすることができます。

消費者はその表示を見て、ISOやJISの規格を守った製品であることを確認することができるわけですね。

規格1
 

2.「基準」と「規準」の意味の違いと使い分けは?

規格2

「規準」を広辞苑で調べてみました。

【規準】

①規範・標準とするもの。

②〔哲〕(criterion)信仰・思惟・評価・行為などの則るべき範例・規則。規範。

 
つまり「規準」とは人の行動などの「規範」のことですね。

「基準」と「規準」の違いですが、「基準」は具体的な数値で判別ラインがあるのに対し、「規準」は人の行動に対する決まりごとに対して使われることが多く判別ラインもはっきりしていないケースが多いです。
 

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製品には「規格」「基準」がありますが、「機能」や「性能」というものもあります。

「機能」と「性能」の違いについては、下の関連記事をご覧ください。

「機能」と「性能」の違いを解説!意味は?仕様との使い分けは?

 
 

まとめ

以上が、「規格」と「基準」の違いや使い分けについてです。

「規格」は製品製造時のサイズ・性能の決まり、「基準」はある物事の判断の標準のライン、判別ラインです。

消費者としては、ISOやJISなどの表示があれば、少なくともISOやJISの規格を満たした製品であるということが分かるので便利ですね。

商品には「規格」や「基準」がありますが、「ベーシック」や「スタンダード」といった言葉もよく出てきます。

「ベーシック」と「スタンダード」の違いについては、下の記事を覗いてみてください。

「ベーシック」と「スタンダード」の違いを解説!意味が違うの?

 

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