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「融解」と「溶解」の違いを解説!意味や使い分けは?

更新日:

「融解」と「溶解」。

なんとなく同じような意味に思えてしまいますよね。

「融解」の「融」は「とかす」という意味で、「金融機関」にも使われます。

「金融」の語源はたしか、お金をとかすということだったような…。

でも「溶解」の「溶」も「とかす」という意味だし…。

しかも「解」も「とかす」だし…。

全部「とかす」…?

では何が違うの??

ということで、今回は「融解」と「溶解」の意味の違いや使い分けについて解説していきます。
 

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1.「融解」と「溶解」の違いのポイント!

最初に、「融解」と「溶解」の違いのポイントについて簡単にお伝えします。

「融解」とは、固体がとけて固体そのものが液体になること。
「氷→水」

「溶解」とは、固体などが別の液体とまざりとけて液体になること。
「塩+水=塩水」

一言であらわすならば、こういうことです。

ですが、例外もあります。

ということで、「融解」と「溶解」の意味をさらに詳しく例をまじえながら説明していきますね。

氷
 

2.「融解」の意味とは!

では、「融解」の意味からです。

【融解】

①とけること。とかすこと。

②固体が熱せられて液体になること。

 
意味が2種類あります。

では順に説明します。
 
 
意味①の「融解」は、とけること、またはとかすことです。

これだけではわかりにくいですね。

2つ目の意味に詳しく書かれていますので、そちらで説明します。
 
 
意味②の「融解」は、個体に熱が加えられることでとけて液体になることです。

つまり、固体そのものが液体になってしまうということですね。

通常は固体なのですが、熱が加わることでとけるもの、「雪」や「氷」などが当てはまります。

きのこ

ですから、「雪」がとけて液体に変化することが「融解」です。

たとえば「融雪剤」や「融雪装置」など、雪をとかすクスリや装置の場合は「融」の字が使われるのですね。

また、「アイスクリーム」がとけて液状になるのも「融解」です。
 


 

3.「溶解」の意味とは!

続いて、「溶解」の意味です。

【溶解】

①とけること。とかすこと。

②ある気体・液体・固体が他の液体中に分散し、それと均一に混合する現象。

③金属が加熱されて液状になること。また、加熱して液状にすること。

 
意味が3種類あります。
 
 
意味①の「溶解」は、とけること、またはとかすことです。

これもわかりにくいですね…。

次の意味の方がわかりやすいので、そちらで説明します。
 
 
意味②の「溶解」は、ある物質が全く別の液体の中にまざりとけて液体になってしまうことです。

塩を水に入れると、塩がとけて塩水になりますよね。

これが「溶解」です。

これは、固体に限らず気体や液体にも当てはまります。

たとえば、空気中の酸素を金魚の水槽内へポンプで送り込みます。

金魚

ブクブクと泡が出て、酸素が水にとけていきます。

これも「溶解」です。

液体と液体がまざり合いとけてしまうのも「溶解」です。

そして、とけて出来上がった液体のことを「溶液」といいます。

物質を水にとかした場合は「水溶液」、アルコールにとかした場合は「アルコール溶液」といいます。
 
 
意味③の「溶解」は、金属が加熱されて液状になってしまうことです。

この意味が問題です。

つまり、固体に熱が加わり液体になることは前項で説明した「融解」と同じだからです。

実は、金属といったかなりの高温で融点に達する物質の場合は、「融解」よりは「溶解」の方を使います。

溶接

また、「溶解」のほかに「熔解」ともいいます。

一般的に、日常的な温度でとけるものは「融解」、金属の場合は「溶解」ということですね。

たとえば、金属をとかして接着することを「溶接」といいますし、金属をとかす炉は「溶鉱炉」といいます。

ただし、「融解」は間違いということではありません。

まぎらわしいのですが、覚えておきましょう。
 


 

4.「融解」と「溶解」の違い!

ということで、「融解」と「溶解」の違いを整理しますね。

「融解」とは、固体がとけて固体そのものが液体になること。

たとえば、雪がとけて水になってしまうのが「融解」です。

「溶解」とは、物質が別の液体とまざりとけて液体になること。

たとえば、砂糖が水にとけて砂糖水になってしまうのが「溶解」です。

「溶解」が起きると「溶液」ができます。

物質が水にとけた液体を「水溶液」といいますよね。

ですから、「溶液」が出来上がることを「溶解」ということもできます。

例外もあります。

物質が別の液体とまざったり、とけていない場合も「溶解」と呼ぶ場合があります。

それは、金属です。

金属の場合は、高温を加えることで液状になることを「融解」というよりは「溶解」といいます。

「溶接」「溶鉱炉」など、金属の場合は「溶」の字が多く使われます。

カクテル
 

5.「融解」と「溶解」の使い方!

では、「融解」と「溶解」の使い分けを例文で紹介します。

【「融解」の使い方!】

氷の融解熱はどのくらいなのか。

物質が融点以下の温度で液体の状態にあることを過融解といいます。

物質の融点は融解点ともいいます。

コンクリートは、隙間に入った水分が凍結と融解を繰り返すことで壊れることがある。

融解の対義語は凝固です。

【「溶解」の使い方!】

炭酸水にはたくさんの二酸化炭素が水に溶解しているということ。

物質が液体にとける時に発生したり吸収される熱を溶解熱といいます。

一定量の溶媒に溶ける、物質の量の上限のことを溶解度といいます。

溶解度と温度の関係をグラフにあらわしたものを溶解度曲線といいます。

金属へ熱を加えてとかす炉を溶解炉という。
 

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まとめ

以上が、「融解」と「溶解」の意味の違いや使い分けについてでした。

熱により固体その物がとけて液体になることを「融解」といいます。

「融解」の「融」は、「融雪剤」や「融雪装置」の「融」と覚えておけばわかりやすいですね。

液体に別の物質がまざりとけてしまうことを「溶解」といいます。

「溶解」の「溶」は、「水溶液」の「溶」と覚えましょう。

ただし、金属が高温でとける場合は「融解」でもよいのですが、どちらかというと「溶解」を使います。

この場合は、金属を接着する「溶接」の「溶」と覚えておきましょう。





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