「メーカー」の意味は子供のころからよく耳にしていたので分かります。
でも「ベンダー」や「サプライヤー」とかは最近になって耳にするようになりましたが意味は…?
…カナカナ語は苦手です(´・ω・`)
ということで、今回は「ベンダー」と「サプライヤー」それに「メーカー」の意味や違いなどについて調べてみました。
1.「ベンダー」とは?
「ベンダー」は英語です。
アルファベットで書くと、「vendor」、物売りや売り手の意味です。
「ベンダー(vendor)」に「マシン(machine)」をつけると、「自動販売機(vendor machine)」です。
一般的に(IT業界以外)、「ベンダー」は販売会社のことをさします。
主に「商社」をさす場合が多いです。
販売会社にも色々な種類・段階がありますが、「ベンダー」は基本的にはユーザーへ製品を販売・提供している会社を指し、開発のみに携わる会社はベンダーとはいいません。
ですから「ベンダー」と「メーカー」の違いは、「ベンダー」は製造元から製品を購入して販売する会社(製造も行う会社も有り)、「メーカー」は製品の開発・製造する会社です。
ですが、IT業界になると微妙に意味が違ってきます。
そもそも、「ベンダー」という言葉はIT業界以外ではそれほど多くは使わない言葉です。
IT業界においてはソフトウェアなどを開発・提供する会社を「ベンダー」といいます。
この場合はその企業が独自に開発したソフトを提供・販売しており、ユーザー企業のシステム構築やセキュリティ対策などを行います。
・ハードウェアベンダー
・ソフトウェアベンダー
・システムベンダー
2.「サプライヤー」とは?「メーカー」との違いは?
「サプライヤー」は「サプライ(supply)」からきています。
「サプライ(supply)」は供給する・提供するという意味です。
つまり、「サプライヤー」は供給者のこと、商品などの供給者、または原料供給国・原料供給者のことです。
ちなみに、サプライヤーの対義語が「需要者」です。
「サプライヤー」と「メーカー」は同じような意味で使われることもありますが、「サプライヤー」が供給者・供給業者の意味であるのに対して、「メーカー」は「メイク(make)」の名詞なので製造者・製造業者を意味します。
仕入れた原料を加工せずそのまま納品する会社はメーカーとはいいません。
メーカーは製造業者で、そのメーカーに部品や原料を供給している業者をサプライヤーというのですね。
たとえば、自動車業界では、トヨタや日産という自動車メーカーの下には多くの部品メーカーがいて、自動車に必要な部品をトヨタや日産に納品していますよね。
また、自動車の原料を納品している会社もいます。
これらの、部品メーカーや原料供給者をトヨタや日産視点で「サプライヤー」と呼ぶわけです。
「サプライヤー」→「(株)デンソー」
トヨタ自動車に車の電装品を供給している会社。
「メーカー」→「トヨタ自動車(株)」
「VA」と「VE」の違いについては下の記事をご覧ください!
まとめ
以上が、「ベンダー」と「サプライヤー」それに「メーカー」の意味や違いなどについてでした。
「ベンダー」とは販売業者(商社など)のことですが、IT業界ではソフトウェア開発と提供者を意味しています。
「サプライヤー」は供給者のこと、「メーカー」は製造業者のことです。
自動車業界では、自動車部品提供者が「サプライヤー」、自動車開発製造者が「メーカー」です。