データ保存用としてCDやDVDを購入するとき、このメディアにどの程度収まるのか気になることはありませんか?
さらに、この容量の単位が「B」とか「KB」とか「GB」とか、なんだかいろいろとあります…。
ということで、今回は「MB」や「GB」などの「バイト(B)」についてご紹介します。
1.「KB」「MB」「GB」「TB」の違いと「バイト」の意味は?
「バイト」はコンピューターなどでデータ容量のサイズを表す単位、「B」で表します。
「B」が「1バイト」ということですね。
そしてこの「B」が大きくなるにつれて、「B」の前に「K」とか「M」といった「単位」がついていきます。
単位の種類は以下のとおりです。
・「M」(メガ)
・「G」(ギガ)
・「T」(テラ)
「キロ」という言葉はよく耳にする「キログラム」「キロメートル」の「キロ」のことです。
そして大きさの順番はこのとおりです。
・「K」<「M」<「G」<「T」
大きさは、単位が上がる都度「1000倍」ずつ上がっていくのです。
たとえば、「1000グラム(g)」は「1キログラム(kg)」ですよね。
また、陸上競技の「1500m走」というのは「1.5km」を走ることです。
ということで、これをコンピューターなどのデータ容量に置きかえると以下のようになります。
(1キロバイト=1000バイト)
・1MB=1000KB
(1メガバイト=1000キロバイト)
・1GB=1000MB
(1ギガバイト=1000メガバイト)
・1TB=1000GB
(1テラバイト=1000ギガバイト)
これ、わかりやすくするために区切りの良い「1000倍」で説明しましたが、厳密には違います。
コンピューターのデータ容量に関しては2進数に基づいていて、10の3乗(1000)ではなく、2の10乗(1024)を単位として計算しています。
つまり、厳密には「1000倍」ではなく「1024倍」ということ。
ですから、正確には以下のようになります。
・1MB=1024KB
・1GB=1024MB
・1TB=1024GB
「1000」と「1024」ですので、「『1000』のうち、たった『24』しか差がないじゃん、小さい、小さい!」と思うかもしれませんが、単位がでかくなると影響も大きくなります。
たとえば、「1TB=1024GB」ですので、これだと「24ギガバイト」の差、つまり大雑把に計算しても「2400万キロバイト」の差なのです。
ちなみに正確に計算する、と「2400万キロバイト」ではなく「25,165,824キロバイト」の差になります。
2.「CD」「DVD」「ブルーレイ」の容量の違いは?
パソコン等のデータを記憶させるDVDなどのメディ、メディアにも容量があります。
特に、ワードやエクセルなど文字中心となるデータであればデータの大きさもそれほどでもないのですが、写真や動画となるとデータ量が大きくなります。
データをメディアへ保存するにも、その許容範囲は覚えておく必要があります。
各メディアのデータ容量は以下のとおりです。
・CD:650MB~700MB
・DVD(片面1層):4.7GB
・DVD(両面1層):9.4GB
・DVD(片面2層):8.54GB
・DVD(両面2層):17.08GB
・BD(片面1層):25GB
・BD(片面2層):50GB
・BD(片面3層):100GB
・BD(片面4層):128GB
でも、データ容量で表現されてもなんとなくわかりづらいですよね。
写真何枚分とかだったらわかりやすい…。
ですが、データ量は同じ大きさの写真1枚にしても、その画質の精密度合いで全く違ってくるのです。
さらに「静止画」と「動画」でもまた違ってきます。
参考に、テレビ放送の録画時間をお知らせします。
・地上デジタル放送:約3時間
・BSデジタル放送:約2時間10分
これは、放送時の画質を維持したまま録画した場合の時間です。
画質を落とすことで、さらに長い時間の録画が可能になります。
3.「kW」「MW」「GW」「TW」の違いと「ワット」の意味は?
「キロ」や「メガ」といった単位を紹介しましたので、ついでに電気の単位についても紹介します。
「ワット」は電力の大きさをあらわす単位で、「W」で表します。
電気が流れる量が「電流(アンペア)」、電気の圧力が「電圧(ボルト)」、この二つを掛け合わせると「電力(ワット)」が算出されます。
水道管を通してたまるプールの水の量が「ワット」と考えるとわかりやすいですよ。
太い水道管だと多く水を流すことが可能となりますが、圧力が足りなくチョロチョロ流れる程度ではプールの水は貯まりません。
逆に水の圧力が強力でも、水道管が細ければ同じくプールの水は貯まりません。
つまり、水道管が太くてさらに水圧も大きければプールの水は多くなる、このプールの水の量が電気でいう「ワット」です。
・アンペア×ボルト=ワット
そして、1kWは1000Wです。
また、単位は「kW」「MW」「GW」「TW」と、「ワット」も「バイト」と同じように上がっていきます。
・1MW=1000kW
・1GW=1000MW
・1TW=1000GW
それから、電力に使用時間「h(アワー)」を掛け合わせることで、時間あたりの消費電力量を求めることができます。
・電力(W)×使用時間(h)=消費電力量(Wh)
この消費電力量が電力会社のメーターに「kWh」で記録され、電気料金請求額の元になるのです。
ちなみに、余談ですが「キロワット」は「kW」と書きます。
「k」が小文字で「W」が大文字になります。
スマホやパソコンを使っていると、プログラムを「アンインストール」したり「削除」したりします。
ただし、単純に「削除」しただけでは良くない場合がありますよ!
詳細については、下の関連記事をご覧ください。
まとめ
以上が、「MB」や「GB」などの「バイト(B)」についてでした。
バイトは「B」「KB」「MB」「GB」「TB」と上がる都度、1024倍ずつ上がっていきます。
1000倍ずつではないのがややこしいですね。
データ容量以外の「グラム」「メートル」「ワット」などは1000倍ずつ上がります。
スマホなどを使っていると、「ハッシュタグ」や「シャープ」といったマークを使います。
実は、「ハッシュタグ」と「シャープ」は違いますよ!
「ハッシュタグ」と「シャープ」の違いについては、下の記事を覗いてみてください。