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「配置」と「設置」の違い!例文でわかりやすく解説するよ!

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「配置」と「設置」。

どちらも「置く」という字が使われています…。

そして、使う場面も似ているし…。
 
 
たとえば…。

「換気扇を配置する」

「換気扇を設置する」

というように、どちらも間違ってはいないような…。

では、何がどう違うのか???
 
 
 
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

実は、「配置」と「設置」では、決定的な違いがありました!
 
 
本記事では、「配置」と「設置」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「配置」と「設置」の意味の違い!

最初に、「配置」と「設置」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「配置」とは、人や物を割り当ててそれぞれの位置につけること。

「設置」とは、設備などを備え付けること、また、組織などを置くこと。

 
一言で表現すると、こういった違いです。

それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
 

①「配置」の意味とは!

「配置」は、人や物を割り当ててそれぞれの位置につけること。

「設置」は「設備」「組織」が対象でしたが、「配置」は「人」「物」が対象です。
 
 
そして、「設置」は「備え付ける」に対し、「配置」は「割り当ててそれぞれの位置につける」ということ。

ですから、「設置」は「単体」を指していますが、「配置」は必ず「複数」ということです。
 
 
「配置」の「配」は「くばる」ですので、割りあてて渡すということ。

そして、「配置」の「置」は、そのとおり「おく」。

つまり、「割りあてて」「置く」ということです。
 
 
 
具体的な例で説明しますね。

たとえば、「人」であれば「職場の大規模な配置転換を行う」といった使い方をします。

これは、職場内の社員を人事異動によって入れ替えを行うということ。

つまり、勤務地や担当部署を変えるということですね。
 
 
 
 
「物」であれば、「ジオラマの人形の配置を変えてみる」といった使い方です。

人形の置く位置を変えてみるということ。

ミニチュア1
 

②「設置」の意味とは!

「設置」は、設備などを備え付けること、また、組織などを置くこと。

「配置」は「人」「物」であるのに対し、「設置」は「設備」「組織」ですので、対象となるものに違いがあります。
 
 
そして「設置」は、割り当てたりしません。

ですから、「複数を割りあてる」「配置」に対し、「単体を備え付ける」「設置」です。
 
 
 
たとえば、「設備」であれば「換気扇を設置する」といった使い方をします。

これは、建物に換気扇という設備を、備え付けるということ。
 
 
ちなみに、これが複数の換気扇を建物のどの位置につけるか、といった部分に焦点が当たったとしましょう。

この場合は、「複数の換気扇の配置を検討する」といった使い方になります。

これは、換気扇を備え付けるということではなく、換気扇の割り当てる位置のことですので、言っている意味が違うのですね。
 
 
 
それから、「設置」には組織などを置くという意味もあります。

たとえば、「イベントのプロジェクトチームを設置する」といった使い方。

これは、プロジェクトチームという組織をつくる、組織を置くということです。
 
 
ちなみに、このプロジェクトチームのメンバーに焦点が当たったとしましょう。

この場合は、「プロジェクトチームの人員配置については後日発表する」といった使い方になります。

これは、組織を置くということではなく、その組織のメンバーの割り当てのことを指しているのですね。

会議
 

③「配置」と「設置」の違いを整理!

それでは、ここで一度「配置」と「設置」の違いを整理します。
 
 
人や物を割り当ててそれぞれの位置につけるのが「配置」。

設備などを備え付ける、また、組織などを置くのが「設置」。
 
 
複数を割り当てるのが「配置」、単体を備え付けるのが「設置」です。

 


 

2.「配置」と「設置」の辞書での意味!

続いて、辞書による「配置」と「設置」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「配置」の辞書での意味!

【配置】

①人や物を割りあててそれぞれの位置につけること。「人員―」

②受け持ち。持ち場。「―につく」

引用元:旺文社国語辞典

意味①は説明どおりです。

そして意味②は説明しませんでしたが、「配置についてください」といった意味の「配置」。

双方は、ほぼ同じような意味です。
 

②「設置」の辞書での意味!

【設置】

・設備・機関を設けること。「自動販売機を―する」「委員会を―する」

引用元:旺文社国語辞典

こちらも、説明どおりですね。

設置工事
 

3.「配置」と「設置」の使い方!

次に、「配置」と「設置」の使い方を例文で紹介します。
 

①「配置」の使い方!

・移転する学校施設の配置案を委員会に提案した。

・違反行為が見えやすい場所に警察官を複数配置する。

・太陽光パネルを東西方向へM字型に配置する工法を採用。

・成果を上げるため、適材適所の人員配置施策が進められている。
 

②「設置」の使い方!

・暑さ対策として180校の普通教室に扇風機を設置した。

・移動式パーテーションを設置する。

・検証委員会を設置する意向を示した。

・規模の大きな工場では、品質を専門に扱う部署が設置されています。

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4.「配置」や「設置」には似た意味の言葉がたくさんある!

「配置」や「設置」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「配置」と「設置」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「配置」は、人や物を割り当ててそれぞれの位置につけること。

「設置」は、設備などを備え付けること、また、組織などを置くこと。
 
 
「設置」は「割り当てる」、「設置」は「備え付ける」「置く」です。

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