冷蔵庫は大きく重いので、簡単に移動させるのが難しい家電製品です。
ですから、冷蔵庫の脇や裏側の掃除は非常に困難…。
さぞかしほこりが溜まっているのだろうなぁ…、と思っています。
ところで、このほこりなのですが…、掃除は無理と決めつけて放っておいていませんか?
実は、放っておくと故障してしまう場合があります!
でも大丈夫!対策がありますよ!
ということで本記事では、冷蔵庫にほこりが溜まることで起きる故障と、その対処法についてわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.冷蔵庫にほこりが溜まると故障する?
まず結論から申し上げますと、冷蔵庫の「放熱部」にほこりが溜まることで故障が起きることがあります。
また、故障までではなくても、「冷えにくくなる」「電気の消費量が増える」といったことにもなりますよ。
ポイントは、高温の熱を逃がすための「放熱部」です。
では、なぜこの「放熱」が大切なのか?その理由から説明していきますね。
そもそも、冷蔵庫は「熱を交換」して冷気をつくり出しているのです。
たとえば、エアコンの室外機をイメージしてください。
夏に冷房で部屋を冷やすと、室外機では熱気を屋外に逃がしています。
室内を冷やす代わりに、屋外を暖めているということ。
つまり、屋外の冷気と、室内の熱気を交換しているのです。
ちなみに、冬に暖房で部屋を暖めると屋外には冷気を逃がすといったように、夏とは全く逆の熱交換が行われますよ。
ところで、この室外機のファンの前にある「排気口」を塞いだとしたらどうなると思いますか?
確実にエアコンの効率が落ちて、冷房であれば冷えにくく、暖房であれば暖まりにくくなります。
しかも、電気の消費量が増えるのは間違いありません。
また、最悪の場合は故障することも!
そして、冷蔵庫も庫内を冷却するために、庫外に熱を放出しています。
この放熱がうまくいかなくなると、エアコンと同じように庫内が冷えにくくなりますし、最悪の場合故障につながるということ。
ですから、冷蔵庫の放熱部のほこりはマメに取り除かなくてはいけません。
特に、下の写真のような「網」になっている部分のほこりは禁物。
こういったタイプもあります。
こういった部分は、多くが裏面などの目立たない位置についています。
そもそもこの「網」は、熱を逃がしやすくするために穴が開いているということ。
ちなみに、網ではなく剥き出しのタイプもあります。
ただし、冷蔵庫の放熱は、こういった網の部分以外でも行われています。
たとえば、左右の側面や、裏面・天井・正面といった様々な部分が放熱部となる場合があるということ。
網になっている通気口ほどの悪影響はありませんが、できる限りほこりは全ての場所から取り除いた方が良いでしょう。
ご家庭の冷蔵庫の放熱場所については、説明書を確認してください。
2.冷蔵庫のほこり対策!
冷蔵庫の放熱部にほこりが溜まると、故障につながる場合があります。
たとえ故障を回避できたとしても、冷えにくくなって電気料金の負担が増えるといった悪影響が…。
ということで、冷蔵庫のほこり対策を講じましょう。
通常のほこり対策といえば、「カバー」を思い浮かべますが…。
カバーでほこりはつかなくなりますが、ただしそのカバーが放熱を妨げます…。
つまり、本末転倒ということ。
やはり冷蔵庫の場合、最善のほこり対策はマメな掃除です。
できれば、冷蔵庫を動かして掃除するのが理想…。
でも、冷蔵庫って簡単に動かせるものではありませんよね…。
そういった場合は、以下の製品が重宝します。
これは、花王の「クイックルハンディ伸び縮みタイプ」。
伸縮機能があって、最大1メートルになります。
しかも、ほこりを吸いつける部分の首が曲がりますよ。
冷蔵庫の側面の隙間や、踏み台に乗って上から手を伸ばせば、かなりの部分の掃除が可能になります。
それから、便利なのが下のような内視鏡。
これは、ワイヤレスの内視鏡。
スマホで画像を確認できます。
ライトがついていますので、暗い冷蔵庫の裏でも確認可能。
これで、通気口の場所が確認できれば、ピンポイントで掃除ができます。
もちろん、汚れ具合もマメにチェックできますね。
ちなみに、こういった内視鏡が一つあれば、何かの隙間に物を落としてしまった場合など、意外に役立ちますよ。
ところで、ほこりはどこにでも溜まるものですが…。
洗面台に特化した、ほこり対策を解説した記事があります。
よかったら下のリンクからご覧ください。
意外に簡単です。
まとめ
以上が、冷蔵庫にほこりが溜まることで起きる故障と、その対処法についてでした。
冷蔵庫は、食品を冷やすために熱を庫外に放出しています。
ほこりが原因で、その熱の放出がうまくいかなくなると、冷えにくくなりますし最悪故障することも…。
ということで、冷蔵庫のほこりはなるべく取り除きましょう。
冷蔵庫を移動させてしっかり掃除をするのが理想ですが、大々的にやらない時はクイックルハンディなどを使ってコマメに掃除してください。
ところで、同じ掃除つながりなのですが…。
お風呂を清潔に保つアイデアを紹介した記事があります。
よかったら下のリンクから覗いてみてください。
それから、狭いスペースにおける部屋干しアイデアを紹介した記事もありますので、こちらもどうぞ。