傘は雨の日に使いますので…。
その水分のせいで、どうしてもサビてしまいます…。
しかも、放っておくとそのサビがどんどん増えて…。
傘の布地にまで茶色い汚れが…。
こんな傘は使いたくないですよね…。
このサビ…、なんとかならないものか…??
ということで本記事では、傘のサビの落とし方と、サビの予防対策についてわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.傘のサビの落とし方!
金属のサビ取り方法は、たくさんの種類があります。
その中で、傘の形状に合わせた、「サビを溶かす」と「サビを削る」といった2つの方法をそれぞれ説明していきますね。
①サビを溶かす!
サビは、「酢」や「クエン酸」といった「酸」で溶ける性質があります。
「酢」でもサビが溶けますが、大きな傘に酢を使うのは、コストパフォーマンス的な問題が…。
ということで、クエン酸を使いましょう。
クエン酸は、金属のサビ自体を溶かしますし、布地のサビ汚れも落とします。
では、最初に小さくなる折り畳み傘のサビ取りから説明します。
準備するものは、折り畳み傘がスッポリ入る大きさの「バケツ」、それと「水」「クエン酸」だけ。
バケツに水を入れて、粉末状のクエン酸を入れます。
クエン酸の量は、水2リットルに対し大さじ1杯程度の割合。
クエン酸濃度は、高い方が良くサビが落ちますので、増やしても差し支えありませんよ。
そして、バケツの水とクエン酸をよく混ぜてしっかり溶かしてください。
そのクエン酸水に、折り畳み傘をドップリ浸けおきするだけ。
浸けおき時間は、クエン酸の濃度によりますが、水2リットルに対し大さじ1杯の割合であれば12時間程でサビが落ちます。
もし、まだサビが多く残っている場合は、さらに浸けおき時間を延長してください。
布地の部分でどうしてもサビ汚れが残っている場合は、使い古しの歯ブラシなどで軽く擦りましょう。
最後は、水洗いして傘のクエン酸をしっかり洗い流してください。
クエン酸はサビを溶かしますが、サビの原因にもなる物質です。
そして、しっかり乾燥させて終了。
続いて、折り畳めない厄介な長い傘。
長い傘は、バケツに収まりませんので、浴槽をバケツ代りにしましょう。
やり方は、折り畳み傘と全く同じ。
浴槽に、傘を寝かせた状態スッポリ浸る量の水を張ってください。
その水に、粉末状のクエン酸を入れてよく混ぜて溶かしましょう。
そのクエン酸水に、長い傘を浸けおきします。
クエン酸の割合や、浸けおき時間もバケツの時と全く同じ。
クエン酸水をたくさんつくったついでに、せっかくなので家にある傘全て一気に浸けおきしてみてはいかがでしょうか?
終わったら、傘の水洗いと乾燥を忘れないでくださいね。
余談ですが、せっかくつくった「クエン酸水」ですが、水垢やカルシウム汚れ、石鹸カスなどをキレイに落とします。
クエン酸水を捨てる前に、お風呂掃除やトイレ掃除などに活用するのもおすすめ。
②サビを削る!
サビは、削ることでも落ちます。
削って落としますので、残念ながら布地についたサビ汚れは落とすことができません。
傘の布の繊維が壊れます…。
ですから、削る場所はあくまでも傘の金属部分にできたサビだけですよ。
そしてサビを削るためには、研磨剤など様々なアイテムがありますが、おすすめがメラミンスポンジ。
お掃除などで活躍するメラミンスポンジですが、このスポンジ…実は削ってキレイにしています。
傘の金属部である、骨組み全体のサビをメラミンスポンジで削ってもよいのですが…。
傘の骨は、細い上に範囲が広く、結構大変ですよね…。
ですから、サビた個所が「小さい」「少ない」場合に、メラミンスポンジで落とすのがおすすめ。
また、クエン酸で落ちなかったサビに対し、メラミンスポンジを補完的に使うのもオッケーです。
使い方は、メラミンスポンジに水を含ませて、サビを擦るだけ。
擦るだけで、サビが落ちますよ。
2.傘のサビの予防対策!
傘がサビる原因は、雨水。
ですから、傘を使った後にしっかりと素早く乾かすことでサビを防ぐことができます。
したがって、濡れた傘をそのまま傘立てにしまってはいけません。
できれば、傘をしっかり広げて乾燥させてから傘立てにしまいましょう。
でも、職場の場合は広げて乾かすわけにはいきませんよね…。
そういった場合は、布巾などで水分を拭き取るのが理想ですが…これもちょっと面倒…。
そんな場合の便利なアイテムがあります。
これは、水分を吸収する折り畳み傘用のケース。
長い傘用もあります。
傘ケースで水分を吸収しますが、帰宅したら傘を広げてしっかり乾燥させてください。
また、ケースも忘れずに乾燥させましょう。
それから、極力傘の水をはじくこともサビ予防になります。
実は、傘は元々撥水加工されていますが…使ううちに撥水効果が減少します…。
ドライヤーの熱風を当てることである程度復活しますが、完全な元どおりにはなりません。
そこでおすすめなのが、下の製品。
これは、アサヒペンの「撥水スプレー」。
しかも、傘に使えるタイプ。
撥水スプレーをしておくことで、傘の布地に水がしみ込みにくくなります。
さらに撥水効果が高いため、傘をよく振ることで多くの水分が落ちますよ。
しっかり振って、水分を落としてからしまうことでサビ予防になります。
もちろん、後で乾燥させるのは忘れないでくださいね。
ところで、傘がクサくなることがありますよね…。
ということで、傘の臭いの取り方を解説した記事がありますので、よかったら下のリンクからご覧ください。
結構、簡単ですよ。
まとめ
以上が、傘のサビの落とし方と、サビの予防対策についてでした。
傘のサビは、酸で溶かすか、メラミンスポンジで削りましょう。
金属は、酸の付着がサビの原因にもなりますので、サビ落としの後はキチンと水洗いをして乾かしてください。
傘のサビを予防するには、雨水を素早く乾かすことが大切。
可能な限り、傘を開いて素早く乾燥させましょう。
ところで、雨天時は洗濯物を部屋干ししますよね…。
この部屋干し、かなりの確率でクサい生乾きになってしまいます…。
生乾き臭を防ぐには、広く干してたくさん空気に当て素早く乾かすことが重要。
ということで、狭いスペースにおける部屋干しアイデアを紹介した記事がありますので、よかったら下のリンクから覗いてみてください。
それから、靴の臭いを取る方法に関する記事もありますので、こちらもどうぞ。