チタンは、軽くて頑丈であることが特長の金属。
しかも、まあ錆びることがありません。
そういった特長をいかし、様々な機械の部品に使われています。
ゴルフクラブやテニスラケットといったスポーツ用品の他、アクセサリーにも使われていますね。
しかし、このチタン…。
錆びない金属と思っていたら…、実は錆びるらしい…。
ということで、チタンの性質を徹底的に調べてみました。
本記事では、チタンの錆落としと、錆びる理由を含めた予防法をわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.チタンの錆落とし!
最初に、チタンにできてしまった錆の落とし方から説明します。
チタンは、不動態皮膜を持つちょっとかわった金属なのですが…。
そういった、チタン用の錆取り剤があります。
それは、以下の製品。
これは、「ラスピカ」という錆取り剤。
錆びにくいとされている、「ステンレス」や「チタン」「アルミ」などに対応した薬剤です。
製品には「もらい錆に」との表記がありますが、もらい錆以外の全ての錆落としに使えますよ。
使い方は簡単です。
まず、錆びたチタンの油分をキレイに拭き取ってください。
その後、このラスピカを錆の部分にスプレーして、紫色に変色したらそのまま1分~3分放置します。
その後、柔らかめのブラシで擦ってください。
最後は、水洗いして布でよく拭き取ります。
これで終了。
チタン以外の鉄の錆であっても、同じような使い方で錆が取れます。
2.チタンが錆びる理由と予防方法!
チタンは、ステンレス同様に不動態皮膜があるために、非常に錆びにくい金属です。
ちなみに不働態皮膜とは、外部の錆から身を守るための人工的な錆のことで「錆のバリア」のようなもの。
別名「酸化皮膜」ともいいます。
ただし、絶対に錆びないという金属は存在しません。
ステンレス同様に錆びにくい金属ではありますが、間違いなく錆びます。
では、どのようにして錆びるのか…。
その原因を説明しますね。
ステンレスの場合は、「塩分」「汚れ」「酸」「錆」の長時間の接触が錆の原因になりますが…。
チタンは、ステンレスより強く錆にくいのですが、ほぼ同様の原因で錆びます。
中でも、チタンの場合は錆の接触、つまり「もらい錆」が最大の原因です。
もらい錆とは、錆がうつるということ。
たとえば、台所のシンクの上に目に見えないほどの小さい鉄粉が落ちたとします。
放っておくと、この小さい鉄粉はすぐに錆が始まるのですが…。
その錆が、シンクにうつり、今度はシンクが錆て茶色に変色します。
これが「もらい錆」。
これと同じことが、チタンでも同様に起こるということ。
ですから、チタンの錆を予防するには「塩分」「汚れ」「酸」「錆」の長時間の接触を防ぐこと。
つまりは、チタンを清潔に保つことが錆の予防になります。
具体的には、チタンをまめに布などでキレイに拭きましょう。
布で拭き取ることで、手から出る塩分も汚れも全て取り除くことができます。
もちろん、汚れと同時にもらい錆も除去できますよ。
ところで、錆が発生しやすい場所といえば、水分が飛び交う浴室ではないでしょうか…。
錆とは関係ありませんが、その浴室からすっぱい臭いが…、といった経験がありませんか?
ということで、浴室の悪臭の原因や、対処法を解説した記事がありますので、よかったら下のリンクからご覧ください。
確実に防ぐことができますよ。
まとめ
以上が、チタンの錆落としと、錆びる理由を含めた予防法についてでした。
チタンの錆落としは、専用の錆取り剤を使うのがおすすめです。
お試しください。
チタンが錆びる最大の原因は、もらい錆。
まめに拭き掃除することが、チタンの錆予防になります。
人間の汗も金属の錆の原因になりますので、金属に付いた汗はまめに拭き取りましょう。
ところで、この「汗」なのですが、椅子に座ると結構お尻が蒸れますよね…。
ということで、椅子に座った際の蒸れ対策を解説した記事がありますので、よかったら下のリンクから覗いてみてください。
それから、靴の悪臭対策を解説した記事もありますので、こちらもどうぞ。