何かをくっつけたい時に使うのが接着剤ですが…。
特に便利なのが、瞬間接着剤の「アロンアルファ」。
強力ですし、しかも瞬時にくっついて簡単には剥がすことができません。
アロンアルファは、強力でありしかも瞬間ということが最大の長所なのですが…。
それが逆に短所でもあるのです…。
それは、誤って手につけてしまった場合には、簡単に剥がすことができなくなるということ…。
ということで、この短所を少しで補うべく、アロンアルファの特性を徹底的に調べてみました。
本記事では、アロンアルファが手についた時の取る方法について、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.アロンアルファが手についた時の取る方法!
アロンアルファを剥がすには、「お湯」を使う方法と、「アセトン」という成分を使う2つの方法があります。
それでは、それぞれについて詳しく説明していきますね。
①お湯を使って剥がす!
アロンアルファの製造元である、東亞合成株式会社が推奨しているのが「お湯」で剥がす方法。
やり方は、40度ほどのお湯に手を入れて、もみながら剥がしていくというもの。
その時は、くっついた部分を無理に引っ張ってはいけません。
無理すると皮膚が剥がれて、痛めてしまいますよ。
ゆっくり、ゆっくりと時間をかけてもむようにして剥がしていきます。
この方法は、指と指がくっついて生活に支障がでる場合に試してみてください。
指と指とが、間違いなく剥がれます。
ただし、一本の指の表面についた接着剤を、キレイに皮膚から剥がすことは不可能…。
つまり、皮膚に残った接着剤の「カス」を、サッパリと取り除くまでは至らないということ…。
ちなみに、お湯の温度を上げても効果は同じです…。
②アセトンを使って剥がす!
前項の「お湯」より効果が高いのが、この「アセトン」を使って剥がす方法。
ただし、この「アセトン」なのですが…。
実は、皮膚の「水分」や「油分」を根こそぎ取り除いてしまいます…。
そのため、製造元の東亞合成株式会社でも手についた場合に、この「アセトン」を使った剥がし方は推奨していません。
ですから、アセトンを使った場合に、手の水分や油分が失われてガサガサになる場合がありますので、その辺はご了承ください。
では、この「アセトン」なのですが、何に含まれるのか?
それは、以下の製品。
これは、「アロンアルファはがし隊」。
アロンアルファの製造元である、東亞合成株式会社の製品です。
ちなみに東亞合成株式会社では、「アロンアルファはがし隊」は、皮膚から剥がすのではなく「物と物」を剥がすためのものといった位置づけ。
その他に、マニキュアを落とすための除光液にも「アセトン」が含まれています。
これは、資生堂の除光液。
そしてこの除光液の主成分は、まさに「アセトン」。
現在は、肌荒れを防ぐために、「アセトン」が含まれていない除光液が多く出回っています。
「アセトン」が含まれていない除光液では、アロンアルファは剥がすことができません。
下の写真は我が家の除光液。
「アセトン」という表記があります。
ご家庭に除光液がある場合は、この「アセトン」の表記があるか確認してください。
この表記があれば、その除光液で剥がすことができます。
もちろん、その除光液で物と物とを剥がすこともできますよ。
2.アロンアルファに対する予防対策!
アロンアルファは、手についてしまうと厄介です…。
でも、事前に対策することで軽減できますよ。
その方法は「ハンドクリーム」。
あらかじめ、手にハンドクリームを塗っておくと、アロンアルファがつきにくくなります。
これは、花王の「アトリックス」。
事前に塗っておきましょう。
余談ですが、アセトンを使うことで手の潤いがなくなりますが、ハンドクリームで復活できます。
もしものために持っていても損はしないでしょう。
それから、もう一つの対策がゴム手袋の着用。
薄手のゴム手袋であれば、細かい作業にも支障は少なくなります。
ところで、アロンアルファがくっつくのも厄介ですが、オフィスの電話コードの「ねじれ」に困っていませんか?
この「ねじれ」…、実はきちんとした理由があります。
下の記事では、その理由とねじれないようにする対策を解説していますので、よかったらリンクからご覧ください。
★受話器のコードのねじれはなぜ起きる?理由を徹底解説するよ!
便利なアイテムがありますよ!
まとめ
以上が、アロンアルファが手についた時の取る方法についてでした。
アロンアルファが手についた時、まずはお湯に入れてもんで剥がしてみてください。
皮膚と皮膚がくっついて、それを剥がすだけであれば有効です。
あと、皮膚に残ったアロンアルファのカスについては、アセトンを使ってキレイにしましょう。
ただし、ガサガサに肌荒れする場合がありますので、気をつけてください。
ところで、職場の椅子に座ることでお尻が蒸れませんか?
特に、夏場の暑い季節…。
ということで、椅子に座った時の蒸れ対策を解説した記事がありますので、よかったら下のリンクから覗いてみてください。
それから、洗わずに靴の臭いを消す方法を解説した記事がありますので、こちらもどうぞ。