「鍵」は、使ううちに汚れます。
しかも、何やら「錆」のようなものも…。
でも、よく見ると鉄にできる「赤錆」とは少し違うような…。
実は、この鍵にできる「錆」の正体は、「緑青(ろくしょう)」という錆の一つ。
鍵の金属素材は、「白洋」「白銅」「真鍮」などの合金が多く使われますが、こういった合金には全て「銅」が使われています。
そして、こういった銅に近い金属にできる錆が「緑青」ということ。
銅でできている10円玉が、緑色っぽくなることがありますがそれが緑青です。
実は、この鍵の錆なのですが、放っておくと厄介…。
鍵を開けることができなくなります…。
ということで、鍵の錆はすぐに取り除かなくていけません!!
本記事では、鍵の錆のお落とし方をわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.鍵の錆の落とし方!
錆は、溶かして落とす方法と、削って落とす方法があります。
ですが、鍵は小さいので、力を必要としない「溶かしして落とす」のがおすすめ。
ということで、錆を溶かすには「酸」が有効です。
家庭にあるものでは、「酢」を使いましょう。
酢をお皿のような容器に入れて、その中にドップリと鍵を浸からせるだけ。
5分くらいで、錆が溶け落ちます。
もし、数分で錆が落ちないならば、酢に浸ける時間を延長してください。
1時間も浸けておけば、錆がなくなりますよ。
最後は、水でよく洗ってから、水分を布で拭き取ってください。
もし、酢がないようであれば、以下の製品も使えます。
これは、「クエン酸」。
酢と同じ「酸」なので錆が溶けます。
ところで、「酢」や「クエン酸」で錆を落とした後に、気をつけなくてはいけないことが!!
こういった「酸」には、錆を溶かす能力があるのですが、その一方で錆を誘発する物質でもあります。
ですから、「酢」「クエン酸」で錆を落とした後は、しっかりと水で洗い流してください。
ちなみに、「水」も錆の原因になりますの、布で水分もしっかり拭き取りましょう。
2.鍵と鍵穴のメンテナンス!
鍵は、錆びることで開けることができなくなります。
事前に錆を防ぐには、定期的に乾いた布で拭き掃除をしましょう。
鍵は、手から出る「塩分」や「水分」の他、「汚れ」などが原因で発生します。
そういった物を、布でマメに拭き取ることで錆を予防できますよ。
ディンプルキーなど、鍵に「クボミ」がある場合は、使い古しの歯ブラシを使って掃除しましょう。
それから、鍵が開かなくなる理由になるのが「鍵穴」の汚れ…。
鍵の回転が渋くなったら、掃除機で鍵穴の中のゴミを吸い取りましょう。
気をつけたいのが、「KURE556」といった錆用の潤滑剤を使ってはいけないということ。
こういった潤滑剤を鍵穴に入れると、さらに開けにくくなります。
鍵の回転が渋い時は、鍵穴を掃除機でゴミを吸い取った後に、穴の中に鉛筆の芯の粉末を入れてください。
また、鍵穴専用の潤滑剤も有効です。
これは、美和ロックの潤滑剤。
私も愛用しています。
実は昔、知らずに鍵穴に「KURE556」を注入したことがありました。
最初は回転がスムーズになったのですが、数日後に逆に渋くなったのです…。
「KURE556」の油分が、汚れを吸い寄せるのが原因です。
まとめ
以上が、鍵の錆のお落とし方についてでした。
鍵の錆は、酢やクエン酸などの「酸」で溶かして落としてください。
この「酸」は、錆の原因にもなりますので、最後は水でよく洗い流しましょう。
鍵を錆から守るためには、マメな拭き掃除が大切。
鍵の、手からついた塩分や水分を乾いた布で拭き取ってください。
ところで、錆とは関係ありませんが、洗濯物の部屋干しする場所は十分に間に合っていますか?
スペースが少ない中で密集させて干すと、乾きが遅くなり生乾きになります。
ということで、狭いスペースにおける部屋干しアイデアを紹介した記事がありますので、よかったら下のリンクから覗いてみてください。
それから、靴の悪臭対策を解説した記事もありますので、こちらもどうぞ。