「空気清浄機」は、かなり昔から出回っていましたが…。
最近では、「オゾン発生器」なるものも登場しました。
「オゾン発生器」と「空気清浄機」のどちらかを選ぶにしても、その機能の違いがわかないままでは話になりません…。
ということで、この2つの機器の機能を徹底的に分析してみましたよ!
本記事では、「オゾン発生器」と「空気清浄機」の違いとメリット・デメリットについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「オゾン発生器」と「空気清浄機」の違い!
最初に、「オゾン発生器」と「空気清浄機」の違いを簡潔にお伝えします。
「空気清浄機」は、フィルターにより「ほこり除去」「ダニ除去」「花粉除去」に強い力を発揮する機器。
一言であらわすと、こういった違いです。
それでは、さらに詳しく紐解いていきますね。
①「オゾン発生器」とは!
そもそも「オゾン」とは、空気中に存在する成分。
地球には「オゾン層」があって、紫外線から生き物を守ってくれています。
オゾンは、酸素(O2)と酸素原子(O)で構成されています。
ですから、「O2」と「O」が合わさって「O3」がオゾン。
そして、この「オゾン」は非常に不安定な成分であり、安定を求めて「O3」から他の物質と反応し「O2」へ変化しようとします。
この性質を利用して、「O3」と「悪臭」「細菌」「ウイルス」「花粉」とを反応させて無力化してしまうのが「オゾン発生器」なのです。
ですから、強いニオイで悪臭をごまかすような仕組みではありません。
あくまでも、悪さをしかける「悪臭」「細菌」「ウイルス」「花粉」を根こそぎ無力化してしまうのです。
それから、オゾン発生器は小型化されてきており、最近では携帯用の持ち運びに便利なものまで発売されています。
これは、空気清浄機にはない利点。
しかも、フィルターの交換は不要ですし、掃除の手間もほとんどありません。
②「空気清浄機」とは!
「空気清浄機」は、フィルターを使って空気中に舞っている細かいほこりなどを取り除く機器です。
ですから、除去できるものは「ほこり」「ダニ」「花粉」といった空気中に舞っている物質のみ。
「悪臭」「細菌」「ウイルス」といったものは、基本的に除去する力を持っていません。
ただし、「空気清浄機」の本体に、他の機器を取り入れることで、製品によっては「消臭」「除菌」「ウイルス除去」といった機能が加わったものもあるようです。
イオンを活用した、プラズマクラスターやナノイーなどが有名ですね。
あくまでも、「空気清浄機」は付帯機器がない限り、単体で「消臭」「除菌」「ウイルス除去」は不可能なのです。
また、「オゾン発生器」と比較すると、サイズは大きめで部屋置きタイプがメイン。
フィルターも汚れますので、定期的な清掃が必要ですし、場合によっては交換なども必要になる場合もあります。
③「オゾン発生器」と「空気清浄機」の違いを整理!
それでは、ここで一度「オゾン発生器」と「空気清浄機」のメリット・デメリットを整理します。
消臭:◎
除菌:◎
ウイルス除去:◎
花粉除去:◎
ほこり除去:×
ダニ除去:×
持ち運び:◎
メンテナンス:◎
消臭:×
除菌:×
ウイルス除去:×
花粉除去:◎
ほこり除去:◎
ダニ除去:◎
持ち運び:△
メンテナンス:△
同一メーカーでの価格比較もしたかったのですが、それぞれ単体での比較は不可能でした。
その理由は、「オゾン発生器」と「空気清浄機」のどちらか一方に専念しているメーカーがほとんどであることがあげられます。
また、双方の機能をミックスした製品が多いことなどもその理由の一つ。
価格そのものは、効果の及ぶ規模や、機器の機能数などによりピンキリでした。
2.選び方のポイントとは!
「オゾン発生器」と「空気清浄機」のメリット・デメリットはご理解いただけたと思いますが、ここからは選び方のポイントについて解説していきます。
「消臭」「除菌」「ウイルス除去」を重視するなら「オゾン発生器」。
「ほこり除去」「ダニ除去」重視であれば「空気清浄機」です。
「花粉除去」であれば、どちらでもオッケー。
そしてこれから先は、それとは別の視点で最適な製品を紹介していきます。
①携帯するなら超小型の「オゾバリア」!
「オゾン発生器」の大きなメリットの一つに、サイズがあります。
小型なので、容易に持ち運びが可能。
特に、この「オゾバリア」は100mm×50mmとスマホより小さいサイズ。
厚みは23mmとちょっとスマホより厚いのですが、重さはなんと100gです。
常に身につけて移動ができますので、ウイルス感染が気になる昨今にはもってこいの製品。
②生乾き臭を防ぐなら「部屋干し用オゾネオ」!
梅雨の時期に多くなるのが、洗濯物を部屋干しした時の生乾き臭です。
嫌な臭いですよね…。
しかも、生乾き臭が厄介なのは、再び洗濯しても解消されないこともあるということ。
この生乾き臭は、細菌が原因なので結構頑固なんですよね…。
厄介な生乾き臭を最初から遮断してしまうのが、この「部屋干し用オゾネオ」です。
洗濯物に生存している細菌を、根こそぎ退治します。
③ウイルス除去や除菌もできる「加湿空気清浄機」!
「空気清浄機」でも、ウイルス除去や除菌、さらには加湿機能を併せ持ったタイプもあります。
おそるべき高機能ですね。
その名もシャープの「加湿空気清浄機KC-L50」。
シャープといえば、「プラズマクラスター」が有名ですが、この機能でウイルスや細菌を退治します。
通常の空気清浄機にはもちろんない機能。
しかも、加湿もしてくれるというから嬉しい限りです!
高機能であり、しかも人気も抜群ですので、空気清浄機の中では特におすすめ。
ちなみに、下の販売サイトは楽天市場とヤフーショッピングのみで、Amazonでは販売されていませんでした。
まとめ
以上が、「オゾン発生器」と「空気清浄機」の違いと選び方のポイントについてでした。
効果の違いがはっきりすれば、おのずと選ぶ機器が決まってくるのではないでしょうか。
自分的には、超小型サイズで常に持ち歩けるタイプが最も注目すべき魅力だと思っています。
いつどんな場所でも、「除菌」「ウイルス除去」「花粉除去」が可能というのは大きな利点。
そもそも先に登場したのが「空気清浄機」であり、しかも部屋に置くタイプしかありませんでしたので、「こういった機器は持ち運べない」という先入観がありましたから。
「オゾン発生器」と「空気清浄機」の違いについて説明しましたが、「オゾン発生器」と「イオン発生器」の違いを比較した記事がありますよ。
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