時々、傘がクサくなります…。
しかもこれ、雨が多い梅雨の時期になると特に…。
さらに、コンパクトにしてカバンに収納する「折り畳み傘」になるとなおさらです…。
嫌な臭いですね…。
傘の臭いを何とかしたい!!
ということで、傘の臭いの対処法を徹底的に調べてみました。
本記事では、傘の臭いの取り方と予防方法についてわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.折り畳み傘の臭いの取り方!
傘の臭いの原因は、モラクセラ菌という細菌です。
これは、洗濯物の生乾き臭と同じ。
モラクセラ菌は水分が多いジメジメした環境を好む細菌で、濡れた洗濯物の布地や濡れた傘の中で増殖し悪臭を放ちます。
それから、カビが原因の場合もあります。
カビは「真菌」ですし、モラクセラ菌は「細菌」、つまりは「菌」が犯人です。
ということで、傘の臭いを消すためにはそういった雑菌を退治することが大切。
退治する方法としては、以下の2の対策をおすすめします。
①熱湯消毒!
使うものが「お湯」だけなので、すぐにできる対策がコレ。
熱湯といっても、60度以上あれば雑菌は息絶えます。
お風呂の浴槽に、傘がスッポリと沈む程度のお湯を溜めてください。
ちなみに、傘が入るほどのタライやバケツなどがあれば、浴槽ではなくそれを使っても大丈夫ですよ。
お湯の温度は、60度以上です。
お湯が溜まったら、そこに傘を沈めるだけ。
そのまま 20分以上浸けて終了です。
終わったら、傘を広げてしっかりと乾かしてください。
ところで、熱湯ではなく重曹水でも臭いは消えますが、重曹の場合は「除菌」ではなく「静菌」です。
しっかりと雑菌を退治するには、熱湯の方が確実です。
②エタノール消毒!
もっと簡単なのが、エタノール消毒。
消毒液を傘にスプレーするだけです。
たったこれだけで、臭いのもとである「菌」が息絶えます。
エタノールには「無水」と「消毒用」がありますが、以下のような消毒用を使ってください。
無水エタノールの濃度が100%近いのに対し、消毒用エタノールは濃度が70%~80%。
実は、濃度が若干低い方が消毒効果は高いのです。
ちなみに、エタノールを吹き付けることで金属がサビるといわれていますが、実はこれ「水」も同じこと。
傘の金属部が雨に濡れたからといって、簡単にはサビませんよね。
これは、エタノールも同じです。
よく、金属のドアノブにスプレーするシーンを目にしますが…だからといってサビたドアノブを見たことがありません。
もしサビが心配なのであれば、傘の金属部分だけティッシュなどで拭き取ってください。
ですが、確実にサビる消毒液があります。
それは、キッチンハイターなどの塩素系漂白剤。
塩素系漂白剤を傘の消毒に使うのはやめましょう。
2.折り畳み傘の臭いの予防方法!
傘の臭いを予防するためには、水分を傘に残さないことが大切。
しっかりと乾かしてからしまいましょう…。
といっても、場合によってはすぐに折り畳んでカバンにしまわなくてはいけない時がありますよね…。
そういった場合は、吸水性がある傘ケースを使いましょう。
このケースは、内側が吸水素材になっており、傘の水分を吸収します。
これは折り畳み傘用ですが、長傘用もありますよ。
ただこういったケースは、水分を「傘」から「ケース」に移しただけです。
ですから、放っておくとケースがクサくなりますよ。
「傘」「ケース」ともになるべく早く乾かしてください。
それから、傘が持っている、雨水を弾く性能が上がれば臭いの予防になります。
そもそも、傘は撥水加工されているのですが…。
使ううちに、撥水性能が落ちます。
撥水性能を上げるには、ドライヤーの熱を当ててください。
ただし、これは完全に元通りに復活するものではありません。
撥水性能をより高くするには、以下の製品を使いましょう。
これは、アサヒペンの撥水スプレー。
傘に使うことができます。
これをスプレーしておくと、多くの雨水が自然に落ちます。
また、しまう前によく振ることでさらに水分は減少。
極力水分を切った状態で、最初の吸水ケースにしまうと完璧ですね。
ところで、傘の臭いはモラクセラ菌が原因ですが、これは洗濯物の生乾き臭と同じです。
生乾き臭は、密集させて部屋干しすることで発生しますが…。
これを防ぐには広々と干して、素早く乾かすことが大切。
ということで、狭いスペースでの部屋干しアイデアを紹介した記事がありますので、よかったら下のリンクからご覧ください。
意外な場所が物干しに使えますよ!
まとめ
以上が、傘の臭いの取り方と予防方法についてでした。
傘の臭いは、「菌」が原因です。
臭いを取るには、除菌してください。
そのためには、熱湯消毒か消毒用エタノールが有効です。
それから、臭いの予防には水分を断ち切ることがポイント。
吸水性があるケースと、撥水スプレーを併用するのがおすすめです。
ところで、職場の椅子に座ることで、お尻が蒸れることはありませんか?
特に、暑い夏…。
ということで、お尻の蒸れ対策グッズを紹介した記事がありますので、よかったら下のリンクから覗いてみてください。
それから、靴の臭い対策を解説した記事がありますので、こちらもどうぞ。