マスクをするのが当たり前になって随分と経ちました。
昔は、「不織布」の使い捨てマスクが主流だったのですが…。
洗うことで何度でも使える「布マスク」が注目され…。
現在は、それに代わる「ウレタンマスク」が人気です。
「ウレタンマスク」は、顔にフィットする上につけ心地も良く、洗って何度も使えて便利!
でも、欠点が独特の臭いがすること…。
この「臭い」…、何とかならないものか…??
ということで、ウレタンの臭いについて徹底的に調べてみました。
本記事では、ウレタンマスクの臭いの取り方を、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.ウレタンマスクの臭いの取り方!
それでは、時間に余裕がある場合の取り方と、急いで取る方法についてそれぞれ説明していきます。
①時間に余裕がある場合!
ウレタンマスクを購入したら、まず密閉された入れ物から出しましょう。
より多く新鮮な空気に触れさせることで、臭いが薄くなります。
ですから、「購入したらすぐに開封」を心がけてください。
開封したら、風通しの良い場所につるしましょう。
なるべく大きく広げ、より多く風に当てることが大切です。
風に当てる日数に決まりはありませんが、日数が多いほど臭いは薄くなりますよ。
ただし、直射日光は避けてください。
直射日光は、劣化や変色の原因になります…。
直射日光による劣化や変色は、マスクに限らず全ての物に共通しています。
②急いで臭いを取る方法!
ウレタンマスクの臭いを急いで取るためには、洗うことが近道です。
ただし、洗濯機で洗ってはいけません。
必ず、手で優しく洗ってください。
水だけも良いのですが、効果を上げるには洗濯用洗剤を使いましょう。
これは「アタックゼロ」。
洗濯用洗剤は、何でも構いませんが刺激の少ない中性洗剤がベスト。
あと、ウレタンマスクに漂白剤を使ってはいけません。
ですから、「漂白剤入り」の洗濯洗剤もやめましょう。
こういった条件に当てはまるのが「アタックゼロ」です。
使い方は簡単。
洗面器などに、水かぬるま湯を入れて、それに洗濯用洗剤を適量混ぜるだけ。
そこにウレタンマスクを入れて、優しく手洗いしてください。
ゴシゴシ擦るのではなく、洗剤水の中で「手で握ってからひらく」、これを何度も繰り返すイメージ。
今度は、水を洗面器に入れて、同じように手洗いしてすすぎます。
しっかりとすすいだら、絞って日陰干しで乾かしましょう。
干す場所は、前項でも説明したとおり風通しの良い場所がベストです。
洗濯用洗剤の他に、食器用洗剤で洗っても消臭効果がありますよ。
これは、「キュキュット」。
これも中性です。
使い方は、洗濯用洗剤と同じ。
洗面器の中で、「手で握ってからひらく」といった方法で優しく洗ってください。
ちなみに、ハンドソープでもある程度臭いが消えますが、消臭効果は洗濯用洗剤や食器用洗剤にはかないません。
2.新品のウレタンマスクはなぜ臭いがあるの?
ウレタンマスクの臭いの前に、ウレタンマスクの「ウレタン」とは何か?ですが…。
この「ウレタン」とは、わかりやすく言ってしまえば「スポンジ」のこと。
ウレタンは、弾力性を保つために無数の穴が開いているのです。
これは、言い換えるならば表面積が広大であるということ。
続いて、ウレタンの臭い成分についてですが…。
ウレタンマスクの臭い成分は、ウレタンの製造段階で表面に付着したものが発生源。
ウレタン製造時に使われる、化学反応を促す物質である第3級アミンが原因です。
つまりは、広大な表面に第3級アミンが薄く付着しているということ。
第3級アミンの量はそれほど多くはないのですが、表面の面積が広大なので臭いがキツくなるのです。
これは、実はウレタンの性質上どうしようもないのです…。
製造元としては、おそらく「臭いは徐々に消えますので、それまで我慢してください」といった立ち位置でしょうか…。
ですから、残念ながら臭いがないウレタンマスクはありません…。
ちなみに、車のシートに使われるのもウレタンですし、マットレスにも使われます。
ピカピカの新車に乗れば感じると思いますが、やはり独特の臭いがしますよね。
これは、新品のマットレスも同じ。
これらに共通しているのは、時間が経てば臭いが消えるということ…。
そして、今のところ消臭の特効薬はありません。
ところで、クサいものといえば、何と言っても「靴」ですよね…。
頻繁に洗うことができない靴の臭いは厄介です…。
そういった靴の悪臭対策を解説した記事がありますので、よかったら下のリンクからご覧ください。
便利なグッズがありますよ。
まとめ
以上が、ウレタンマスクの臭いの取り方についてでした。
ウレタンマスクの臭いは、性質上どうしても避けることができないもの。
ただし、その臭いは時間の経過とともに消えていきます。
時間的な余裕がある場合は、風通しの良い場所で日陰干しをしてください。
急いでいる場合は、洗濯用洗剤か食器用洗剤で優しく手洗いしましょう。
ちなみに、ウレタンマスクを洗う回数は、メーカーにもよりますが3回~8回が限度といわれています。
洗うことで、マスクの寿命が縮まることも考慮してくださいね。
ところで、椅子に座ることでお尻が蒸れませんか…??
気温が上がる夏場は特に…。
ということで、椅子に座った際のお尻の蒸れ対策を解説した記事がありますので、よかったら下のリンクからどうぞ。
それから、狭いスペースでの部屋干しアイデアを紹介した記事もありますので、こちらも覗いてみてください。