スマートフォンのケースやコップなど、色々な使われ方をする「シリコン」。
柔らかくて壊れにくいといった特長をいかし、広く活用されています。
壊れないので、その分長く使うことができるのですが…。
それゆえに、徐々に汚れが増してきます…。
黒ずみは主に手垢が原因ですが、黄ばみは紫外線による化学反応やシリコンの劣化が原因…。
しかも、この黄ばみがなかなか元に戻らない…。
それもそのはず、実は「黒ずみ」は汚れなのですが、「黄ばみ」の方は厳密には汚れではなく変色ですので、簡単に落とすことはできないのです!
でも大丈夫、落とせますよ!
ということで本記事では、シリコンの汚れの落とし方について、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.シリコンの汚れの落とし方!
シリコンの汚れには、「黒ずみ」と「黄ばみ」がありますので、それぞれについて説明していきます。
①シリコンの「黒ずみ」の落とし方!
シリコンの「黒ずみ」は、「汚れ」なので洗剤をつけて歯ブラシなどでゴシゴシ擦ることで落とせるのですが、これはやめてください。
「擦る」のは厳禁!
その理由については、次項で詳しく解説します。
ということで、シリコンの黒ずみはガムテープなどの粘着テープで落としましょう。
汚れの部分に、ガムテープをペタペタ貼ったり剥いだりすることで汚れを取り除くことができます。
何度も繰り返してみてください。
それから、ハンドソープをつけて指で優しく洗い流す方法もあります。
ガシガシと力まかせに擦るのではなく、優しくもみ洗いしてください。
最後は、水ですすいで乾燥させれば終了です。
②シリコンの「黄ばみ」の落とし方!
「黄ばみ」の方は、酸素系漂白剤で落としましょう。
前項で、「黒ずみ」単体の落とし方を説明しましたが、この方法では「黄ばみ」と「黒ずみ」ともに落とすことができますよ。
これは、「ワイドハイター」。
酸素系漂白剤であれば、何でも構いません。
ただし、シリコン製の食器類には「無香料」タイプがおすすめです。
こちらは、チュチュベビーの酸素系漂白剤。
赤ちゃんの衣類用の漂白剤で、無香料です。
食器類に、漂白剤のニオイ残りを気にする方は、無香料タイプを使ってください。
では、酸素系漂白剤の使い方です。
通常の漂白は、酸素系漂白剤をかなり薄めて使うのですが、シリコンの汚れ落としの場合は「水:酸素系漂白剤」が「1:1」。
つまり、どちらも同じ量を混ぜてください。
そして、その液体の中にシリコンを沈めたまま太陽光の当たる場所に放置しましょう。
太陽光に当てる理由は、紫外線と酸素系漂白剤を利用してシリコンを化学変化させるため。
したがって、なるべく多くの時間紫外線が当たる場所に置くのがベスト。
そのままシリコンを酸素系漂白剤が入った水に浸けおきし、1週間ほど放置します。
徐々に色がキレイに戻りますが、もし戻らないようであればさらに延長して太陽に当てながら浸けおきしましょう。
シリコンがキレイになったら、しっかり水ですすいで乾かしたら終了。
これで、化学反応によって黄ばみが消えますし、漂白剤ですので黒ずみも落とします。
余談ですが、酸素系漂白剤ではなくキッチンハイターといった塩素系漂白剤の場合…。
黒ずみなどは落とすことができますが、黄ばみは消えません…。
2.シリコンの汚れ落としの禁止事項!
前項で、「シリコンは歯ブラシなどで擦ってはいけない」と書きましたが、それには理由があります。
そもそも、シリコンは柔らかく細かい傷がつきやすい素材。
ですから、歯ブラシなどで擦ることで細かい傷がついてしまい、そこに汚れがつきやすくなるのです。
したがって、メラミンスポンジで擦るのも厳禁。
メラミンスポンジは、素材を削ってキレイにするスポンジですのでシリコンには使わない方が良いでしょう。
傷がつくのはもちろんですが、シリコンが減ります…。
つまりは、「ブラシ」「タワシ」「メラミンスポンジ」は使ってはいけないということ。
ところで、スマホを置き忘れたり、傘を置き忘れた経験はありませんか?
特に「傘」は、「財布」や「スマホ」と比べて気が緩みがちです…。
でもこういった傘忘れを防ぐ方法がありますよ!
よかったら参考にしてください。
まとめ
以上が、シリコンの汚れの落とし方についてでした。
シリコンの黒ずみは、粘着テープかハンドソープを使って落としてください。
シリコンの黄ばみは、酸素系漂白剤を使って黒ずみと一緒に落としましょう。
浸けおきしながら、太陽光に当て続けることがポイントです。
それから、シリコンはガシガシと強く擦ってはいけませんよ。
ところで、デスクワークの場合は椅子に座る時間が長くなりますが、お尻が蒸れませんか?
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