「珪藻土」は、優れた吸水正能をいかし、バスマットに多く使われていますが…。
湿度調整をしてくれる他、ニオイも吸収するという特性もあることから、壁材にも多く使われています。
こういった、快適な環境を演出する優れた珪藻土壁ですが…。
年月が経つうちに、どうしても汚れが付着します…。
壁の汚れに対して、普通の感覚では「雑巾で水拭き!」という発想になると思いますが…。
雑巾で水拭きは、やってはいけません!!
水は厳禁!!
では、どうやって汚れを落とすのか?
ということで本記事では、珪藻土壁の汚れの落とし方について、注意点も含めてわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.珪藻土の壁!表面的な汚れの落とし方!
冒頭でも触れましたが、珪藻土壁に対し水拭きは厳禁!
珪藻土が水を吸い込むことで、場合によってはその部分が「シミ」として残ることがあります。
珪藻土のコースターやバスマットならば目立たないシミも、壁のシミとなると目立ちますよ…。
ということで、珪藻土壁の表面的な軽い汚れには、消しゴムを使いましょう。
普通の紙用の消しゴムでも良いのですが、以下のような消しゴムもあります。
これは、紙以外のものに対応した「汚れ落とし用消しゴム」。
消しゴムの使い方は、汚れた部分をゴシゴシと擦るだけ。
紙の文字を消す感覚で擦ってみてください。
それから、消しゴムで落ちない汚れはコレ!
こちらは、「メラミンスポンジ」。
お掃除に使うメラミンスポンジですが、壁の汚れに対しても有効です。
使い方ですが…。
まずは、メラミンスポンジを水で濡らしてからしっかりと絞ってください。
水分が多いと、シミになります。
あとは、絞ったメラミンスポンジで、ゴシゴシと擦るだけ。
メラミンスポンジは、擦った素材の表面を汚れと共に削り取ってくれます。
また、メラミンスポンジで手に負えない時は最後の手段!
これは、「紙やすり」。
珪藻土壁の表面をこういった紙やすりで擦って、汚れとともに削り取りましょう。
ただし、メラミンスポンジや紙やすりで削る時に注意点があります。
過去に、珪藻土の接着剤としてアスベストが使われたということが、ニュースになりました。
これは、外国製の珪藻土で、現在は輸入時にアスベストの含有をチェックしているらしいのですが…。
仮に、珪藻土壁にアスベストが含有している場合、削ることで発がん性物質が空気中に舞うことになります。
ですから壁を削る前に、必ず珪藻土壁の施工業者に対しアスベストの含有を確認してください。
国内産であれば安全ですが、輸入品の場合は注意が必要です。
2.珪藻土の壁!しみ込んだ汚れの落とし方!
醤油やコーヒーといった、色のついた液体が珪藻土壁にしみ込む場合があります。
吸水正能が優れた珪藻土なので、あっという間に吸い込んでその色素がシミに…。
こうなってしまうと、壁の表面に対する対処法ではどうにもなりません…。
そういう時は、塩素系漂白剤を使いましょう。
これは、「キッチンハイター」。
使い方ですが…。
キッチンハイターを、水1リットルに対してキャップ半分を溶かします。
最初に、壁の目立たない位置に、溶液を試しに少量つけて色落ちがないか確認してください。
大丈夫であれば、その溶液を、筆などを使って壁の汚れの部分にしみ込ませます。
もし落とし切れないのであれば、段階的にハイターの濃度を濃くして再チャレンジしましょう。
塩素系漂白剤は、刺激が強いのでゴム手袋の着用と換気をお忘れなく。
ところで、珪藻土はバスマットとしても広く使われていますが、洗濯できるものではありませんのでニオイがしてきます…。
珪藻土バスマットのニオイの消し方をご存知ですか?
下の関連記事で、消臭方法を解説していますのでよかったらご覧ください。
簡単ですよ。
まとめ
以上が、珪藻土壁の汚れの落とし方についてでした。
珪藻土壁の表面的な汚れは、「消しゴム」→「メラミンスポンジ」→「紙やすり」の順で試してみてください。
壁を削る際は、アスベストの含有確認を忘れずに。
珪藻土壁に深くしみ込んだ汚れは、塩素系漂白剤を使って落としましょう。
ところで、便座の裏にこびりついた汚れですが、なぜか落ちませんよね…。
ということで、便座の裏の掃除方法を解説した記事がありますよ。
よかったら、下のリンクからご覧ください。
それから、傘忘れを防ぐ方法に関する記事もありますので、こちらもどうぞ。