先日、なんと財布を無くしてしまいました…。
ショックです…。
いまだ、戻っていません…。
当時を振り返ると、当然ですが財布が無いことに気付いた段階で激しいパニック状態!
慌てます。
そういった精神状態だったこともあり、大きく時間を無駄にし、非効率な行動をとってしまいました…。
…この無駄がなかったら…もしかしたら、財布が戻ったかもしれない…。
そう思うと、後悔の嵐です…。
そういった、時間を無駄にした経験を生かして、どういう行動を、どういった順番でするべきなのか、分かりやすくお伝えしたいと思いました。
ということで、今回は財布を無くしてしまった際にやるべき行動について順を追って解説していきます。
1.財布を無くした時!最初の行動はこれ!
財布が無い!となった時…。
身のまわりや、カバンの中をさがします。
しかし、どこにも無い!
そういった時の行動の順序は以下のとおりです。
②カード類の利用停止
③自分の行動を逆回転でさかのぼる
さて、次の項からはそれぞれの行動にについて、詳しく解説していきますね。
落ち着いて、ひとつひとつ手順にしたがって進んでみてください。
ところで、身のまわりをさがす時の見逃しがちな場所は結構あります。
②車のシートの背もたれと座る部分の間
③車のシートの下
④車のドアポケット
特に、長財布をズボンのお尻ポケットに入れている場合、自然に落ちてソファーの隙間などに入り込む場合があります。
確認してみてくださいね。
では、身のまわりを確認したら次の項に進みます。
(1)警察へ電話連絡!
身のまわりをさがしても財布が無い時の最初の行動は、警察への連絡です。
警察への電話連絡で「遺失届」を行います。
クレジットカードや身分証明書などは、誰かに悪用される危険性があります。
「遺失届」を行うことで、そういった被害を防ぐことができるのです。
身分証明書が悪用された際は、遺失届を行うことで自分ではないことが証明できます。
クレジットカードは、既に誰かに買い物されていたとしても補償対象になります。
電子マネーなど他のカードも同じく補償されるものが多いです。
「○○市 警察署」「○○町 警察署」でネット検索すれば連絡先がわかります。
警察署などに出向いて遺失届を提出する方法もありますが、貴重な時間ですので電話で済ませましょう。
電話をすると「受理番号」が発行されますので、必ずメモしておいてください。
この「受理番号」は次項で必要になります。
(2)クレジットカードや電子マネーの利用停止!
続いては、クレジットカードや電子マネーの利用停止手続きです。
クレジットカードなどを誰かに使われることを防止するのが目的です。
前項で、クレジットカードなどは「遺失届」で損害が補償されると説明しましたが、カードの利用停止手続きを怠ると補償対象にはなりません。
必ず、利用停止手続きを行いましょう。
なんとなく、警察への届け出よりも最初に利用停止では?と思いますよね。
ですが、利用停止手続きには前項で説明した遺失届の「受理番号」が必要になります。
カードの利用停止手続きを最初に行った場合は、「受理番号」をあらためて連絡する必要があります。
貴重な時間を節約する意味でも、「警察への連絡」→「カードの利用停止」の方が効率的です。
①クレジットカード・電子マネー
クレジットカード会社や電子マネー会社では、紛失時の対応方法や連絡先をネット上で公開しています。
「カード会社名 カード 紛失」などのキーワードでネット検索すると連絡先が出てきます。
通常は電話をするだけで、簡単に完了します。
また、利用停止手続きはほとんどの会社で24時間体制。
深夜時間帯でも大丈夫ですよ。
②キャッシュカード
金融機関のキャッシュカードの場合は、暗証番号が必要ですが見破られる可能性もありますので必ず利用停止手続きを行いましょう。
金融機関のキャッシュカードも誰かに利用された場合は、多くが補償されます。
そのためには、利用停止手続きが条件になります。
連絡先は、「銀行名 キャッシュカード 紛失」などでネット検索してみてください。
カードが出てきた時の対応は?…それは後半で説明しますね。
(3)自分の行動を思い出して逆回転でさかのぼる!
さあ、カードの利用停止を行ったら今度は自分の行動を思い出しましょう。
項目は以下のとおりです。
①財布を確認した場所!
最後にお金の支払いをした場所を思い出しましょう。
・駐車場料金の支払い
・コンビニでの買い物
・食事をした場所
また、支払いがなくても財布の存在を確認した場所を思い出しましょう。
そして、思い出しながら行動経路を逆回転でさかのぼります。
②自分の行動経路をさかのぼる!
行動経路を逆にたどっていきます。
現在の場所から、財布の存在を最後に確認した場所まで同じ道路を歩きながら逆戻りします。
・どの店に入ったのか
・トイレに入ったのか
・立ち寄ったお店がある場合は必ず店員に確認
・そのお店とは見つかった時のために連絡先を交換しておく
財布を置き忘れた可能性のある場所を、逆戻りしながらさがしていくのですね。
また、最初に説明したとおり長財布の場合はズボンのポケットから落ちやすいです。
ですから、自分が椅子やソファーなどに座った場所も思い出して確認しましょう。
運が良ければ、財布が残っている可能性もあります。
下の関連記事では、クレジットカードの紛失に特化した内容を紹介しています。
損害補償の条件なども詳しく紹介していますよ!
もしよかったら、覗いてみてください。
2.一段落し気持ちに余裕ができたらする行動!
さて、ここまで終わったらもう覚悟を決めましょう。
あとは、財布が警察に拾い物として届け出されるのを待つしかありません。
そして、気持ちが落ち着いたら、クレジットカードや電子マネーなどの再発行手続きを行います。
利用停止したクレジットカードや電子マネーは、仮に財布が見つかり無事であったとしても利用停止の解除はできません。
再発行が基本となります。
再発行の方法については、発行元へ電話確認してください。
キャッシュカードの場合は、利用停止解除は可能ですが再開手続きが必要になります。
ですから、キャッシュカードも再発行手続きをする手もあります。
場合によっては運転免許証や、会員カードの再発行も必要です。
運転免許証の場合、各都道府県の運転免許センターへ、会員カードは発行元へ確認しましょう。
ところで、クレジットカードを利用停止した場合、毎月の公共料金の引き落としはどうなるのか?疑問ですよね。
それから、他人に不正利用された代金は引き落としなるの?
下の関連記事ではあ、そういった疑問にお答えしていますよ!
3.財布を拾った人が警察へ届ける確率を高める方法!
実は、日本で財布を無くした場合は60%以上が警察に届けられます。
かなりの高確率ですね。
ただし、中の現金が戻ってくる確率は40%未満。
それでも、無くした財布が60%以上の確率で戻ってくるのは嬉しいことです。
外国での実験結果なのですが、財布に赤ちゃんの写真を入れておくと、90%近い確率で戻ってきたというのです。
財布を拾った人は、赤ちゃんの写真を見ることで財布を落とした人の家族のことが思い浮かぶのでしょう。
拾った人の心情に訴える作戦として、財布に赤ちゃんの写真を目立つように入れておくことは有効かもしれませんね。
4.財布の紛失を防止する方法!
そもそも、財布を紛失する前に気付くことが一番ですよね。
紛失を知らせてくれるグッズがありますよ。
【MAMORIO】
「MAMORIO」とは、紛失防止タグです。
タグを財布に付けておくことで、スマホと財布の距離が一定以上離れると、スマホに通知を送ってくれるというシステムです。
置き忘れた時点ですぐに教えてくれるということですね。
さらに、仮にその通知に気付かずにその場所を離れてしまった場合、その場所の位置情報をスマホが記憶してくれるという機能もあります。
ただし、タグそのものにGPS機能があるわけではありません。
ですから、財布を置き忘れた後に、誰かが財布をどこかに持っていってしまった場合はお手上げです。
要するに、財布を置き忘れた場所だけを教えてくれるという機能ですね。
ただし、この「MAMORIO」にはもう一つ優れた機能があります。
それは「みんなで探す」機能というもので、他のMAMORIOアプリを利用しているユーザーが自分の財布に近付くことで、その位置情報を自分のスマホに教えてくれるというもの。
つまり、多くの人がMAMORIOを使用することで位置情報が転送されてくる確率が高まるということです。
利用者が多くなればなるほど、紛失した財布の場所の位置特定がしやすくなるということですね。
まとめ
以上が、財布を無くしてしまった際にやるべき行動についてでした。
財布の紛失に気付いたら、まずは「落ちつく」こと。
そして、解説したことを順番に行いましょう。
自分は、先日4万円入りの財布を置き忘れたのです…。
クレジットカード会社に電話したら「受理番号」を訊かれたため、その後は警察署まで車で向かうという順番でした。
この段階で、大きな無駄がわかっていただけると思います…。
そうです、最初が警察で、しかも電話だけでよかったのです…。
この無駄をなくして、置き忘れたと思われる場所にもっと早く戻ることができたら…。
と、思うと残念でなりません。
どうか、参考にしてください。