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「しつこい」と「ひつこい」どっちが正しい?意味に違いは?

      2018/11/21

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東日本で生まれ育った人は「ひつこい」という言葉は知りませんよね。

ですが、西日本では「ひつこい」と発音する人が結構います。

この「しつこい」と「ひつこい」、どっちが正しいのでしょうか?

標準語はどっち??

ということで、今回は「しつこい」と「ひつこい」の違いや意味について解説していきます。
 

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1.「しつこい」と「ひつこい」の違いのポイント!

最初に、「しつこい」と「ひつこい」の違いについて簡単にお伝えします。

「しつこい」とは、「執念深い」という意味の標準語。

「ひつこい」とは、「しつこい」が変化した言葉。

ということで、「しつこい」が標準語、「ひつこい」は「しつこい」が変化した言葉ということです。

「ひつこい」は主に関西地方などの西日本で多く使われています。

しかし、本当に「しつこい」が最初で本家本元なのでしょうか???

「しつこい」が先なのか、「ひつこい」が先なのか、その語源などについてさらに詳しく解説していきますね。

特に「し」と「ひ」の使い方は、その土地によって特徴がありますよ。

うるさい
 

2.「しつこい」と「ひつこい」の意味とは!

①「しつこい」の意味とは!

では、「しつこい」の意味から。

【しつこい】

①くどく執拗である。執念深い。

②味や色などが濃厚すぎてくどい。「味が―」

 
意味が2種類ありますが、順に説明しますね。
 
 
意味①の「しつこい」は、くどくて執念深いということです。

あきらめが悪く、いつまでもつきまとうといった意味ですね。

「彼に反論すると、絶対に自分を曲げることなく、しつこい攻撃が…」

といった使い方をします。
 
 
意味②の「しつこい」は、味や色などが濃すぎるということです。

意味①の「くどく執念深い人」という意味を、味や色に置きかえたということですね。

「脂が多すぎて、味がしつこい」

といった使い方をします。

しつこい
 

②「ひつこい」の意味とは!

続いて、「ひつこい」の意味です。

【ひつこい】

・「しつこい」の転。

 
つまり、「ひつこい」の意味は「しつこい」と同じです。

「しつこい」が変化して「ひつこい」になったとのこと。

「ひつこい」は、関西地域で多く使われていますが、関西地方以外の中国地方や九州地方などでも使われているそうです。

でも、本当に「しつこい」の方が最初なのでしょうか???
 

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3.「しつこい」と「ひつこい」の語源とは!

①「しつこい」の語源とは!

「しつこい」の語源は諸説あります。
 
 
1つ目は、「躾(しつけ)」と「濃い」が合わさったという説です。

つまり「躾」というのは、何度も何度もうるさく指導されますよね。

そして「濃い」は、何度も何度も重ねられて濃くなるという意味の「濃い」です。

しつこい

2つ目が、「執(しつ)」に「こい」をくっつけたという説です。

「執」とは、「とり付いて、はなれない」という意味があります。

「執念」「執拗」「執着」「固執」

といった、熟語がありますがなんとなく「とり付いて、はなれない」といった意味が共通していますよね。

そして「こい」は、漢字では「濃い」で「~っこい」の「こい」です。

「丸っこい」「あぶらっこい」

といった使い方をします。

「水っぽい」の「~ぽい」と似ていますね。

「~ぽい」の語源は、「多い」という説がありますが、もしかしたら「濃い」だったりして…。
 
 
3つ目が、「執拗」の読み方が「しつくどい」だったという説です。

実際に、明治時代の小説家である尾崎紅葉氏の「心の闇」に、「執拗く(しつくどく)」という言葉が出てきます。

その「しつくどい」が「しつこい」に変化したということですね。
 
 
4つ目が「湿」と「濃」が合わさったという説です。

江戸時代に執筆された書籍「春色梅美婦祢・二・八」に「湿濃」が実際に出てきます。

「何時私が湿濃(しつこく)した事が…」

これも「執念深い」という意味で使われています。
 

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②「ひつこい」の語源とは!

さてさて、次は「ひつこい」の語源です。

単純に考えれば、元々「しつこい」があり、それが「ひつこい」に変化したと考えるのが自然です。

しかし、本当に「しつこい」が最初なのでしょうか?

というのは、もしかしたら「躾」は「ひつけ」で、「執」は「ひつ」だったということもあり得るのではないかということです。

しつこい

そもそも「し」と「ひ」は、日本国内でごちゃごちゃです。

基本的に「江戸」の人の言葉が標準語として浸透したのですが、「江戸」の言葉と「江戸以外」の言葉でどっちが最初なのかというのは意外に曖昧だということです。

江戸の人は、「ひ」を「し」と発音することが多かったそうです。

そして、それが東日本に拡大したと思われます。

また、西日本の人は「し」を「ひ」と発音することが多かったようです。

ちなみに「七」は、全ての人というわけではありませんが、東日本は「しち」ですが、西日本では「ひち」と発音する人もいます。

それから、「布団を敷く」と言ったり「布団をひく」という人もいますよね。

これも、おそらくは東日本と西日本の発音の違いだと考えられます。

さらに、江戸の人は「人」を「しと」と発音していたといった説もあります。

だとすると、西日本の「ひと」という発音が本流になったということですよね。
 
 
現在は「しつこい」が標準語として定着しています。

しかし、「しつこい」が先なのか「ひつこい」が先なのかはよくわからないということです。

もしかしたら、「車にひかれる」の「ひかれる」は、「敷かれる」が語源だったかもしれませんよ…。
 

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まとめ

以上が、「しつこい」と「ひつこい」の違いや語源についてでした。

標準語は「しつこい」です。

「ひつこい」は「しつこい」が変化したものといわれていますが、どちらが本家本元なのかは謎です。

もしかしたら、関西の「ひつこい」が本流なのかもしれませんよ!!!

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