砂場にあるのは「砂」だけど、じゃあ海岸のビーチ、あれは砂?それとも砂利??
庭や校庭の地面、あれは砂なのかそれとも土なのか……花壇はどうでしょう。
普段、気にしたことなんかなかったけど、考え始めると気になりますね。
ということで、今回は「砂」と「砂利」の違いなどについて調べてみました。
1.「砂」と「砂利」の意味の違いは?
「砂」とは、「細かい岩石の粒の数行。主に各種鉱物の粒子から成る。通常径2ミリメートル以下、16分の1ミリメートル以上の粒子をいう。(広辞苑より)」のことです。
地質学上は、直径2mmから1/16(0.0625)mmが砂だそうですよ。
砂場にあるやつが砂だと思っていましたが、砂にもちゃんと決まりがあるんですね。
知らなかったφ(..)メモメモ
また広辞苑では、「砂利」とは「小石。また、小石に砂のまじったもの。」とありました。
これだと、「砂」と「小石」の境がよくわかりませんね。
ただ、砂利についていろいろ調べたところ、その定義は様々です。
ある辞書では、「岩石が細かく砕け、角がとれて丸くなった小石。またその集まり。」とのこと。
これも砂との違いが曖昧です。
また別の辞書では、「直系2mm以上の岩石片の総称」や「5mm以上の大きさの礫が 85%以上混じる礫の集団」または「直径2~5cm程度の石や、小石に砂がまざったもの」など…。
こういった情報を総合的に要約しますと、「砂利」とは「明らかに砂より大きいサイズの石から直系5cm程度の石が集まったもの、あるいはその石が砂とまじった集まり」ですね。
統一された「定義」はないようです。
「山砂」と「川砂」の違いについては以下の関連記事をどうぞ!
2.「土」と「砂」の意味の違いは?
一粒の大きさを比較すると、「岩>石>砂>土」というのが一般的なイメージだと思います。
ですが、実は「土」は大きさの定義はないのです。
「土」は、粘土や砂、腐植物、礫(砂よりも粗い粒)、砂利などが集まった土砂の総称です。
砂も砂利も全部ひっくるめて「土」なのです。
「土」と「砂」の大きな違いは、有機物の有無です。
砂単体には有機物は含まれません。
土には「腐植物」が含まれている通り、多くの有機物が含まれています。
3.「砂利」と「石」の意味の違いは?
「石」とは、「砂よりも大きく岩よりも小さな粒(鉱物質の塊)」です。
「砂利」は小石や小石に砂がまざったもの・集まったものです。
ということで、一粒を指して「これが砂利」というものではありません。
あくまで「砂利」は小石や砂の集合体の名称ですね。
「岩」より小さいものが「石」なのですが、「石」と「岩」の違いを調べてみました。
この定義も曖昧です。
・人の手で動かせないのが岩、人の手で動かせるのが石
・地盤にくっついているのが岩、くっついていないのが石
う~ん…、よくわかりませんね。
調べてみたところ、「石」と「岩」には砂のように「何センチ以上は岩」というような数字による線引きはないようです。
動かせる石の重さは人によって違うし、いくら動かせなくても庭石は岩とは言わないし……なんだか曖昧な定義ですが、地質学の先生たちはこれでいいのだろうか?
「バラス」と「砂利」の違いについてはコチラの関連記事をご覧ください!
まとめ
以上が、「砂」と「砂利」の違いなどについてでした。
砂は一粒の大きさが決まっています。
有機物を含んだものが土で、土は砂や砂利などが集まった土砂のことも指します。
砂よりも大きいのが石で、小石や小石に砂を含んだ集合体が砂利です。
けっこうややこしいですね(^^;)
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