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「中止」と「中断」の違い!わかりやすく例文で解説するよ!

投稿日:

 
「中止」と「中断」。

似ていますよね…。
 
 
「試合が雨のため中止となる」

「試合が雨のため中断となる」

といったように、どちらも使いますし、双方とも違和感はありません…。
 
 
まぎらわしいです…。
 
 
 
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

実は、全く意味が違います!
 
 
本記事では、「中止」と「中断」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「中止」と「中断」の意味の違い!

最初に、「中止」と「中断」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「中止」とは、行っていることを途中でやめること、また、予定されていたことをやめること。

「中断」とは、行っていることを途中で断ち切ることで、再び行う可能性を含む。

 
一言で表現すると、こういった違いです。

それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
 

①「中止」の意味とは!

「中止」とは、行っていることを途中でやめること、また、予定されていたことをやめること。
 
 
「中止」の意味の特徴は、「現在行っている物事」と「予定されている物事」といった2通りの物事が対象になるということです。

ちなみに、「中断」の方は、「現在行っている物事」だけが対象。
 
 
「現在行っている物事」とは、たとえば「建設工事」や「プロ野球の試合」などがあります。

建設工事は、「建設中だったビルは、耐震基準に関する不正が発覚し、建設中止となった」といった使い方。

プロ野球では、「4回裏の途中ですが、雨天のため中止が決まりました」といった使い方です。
 
 
「予定されている物事」では、「来月開催予定だった、会議ですが出席者の都合で中止となりました」といった使い方。
 
 
 
 
もう一つの特徴は、「中断」は「断ち切る」ですが、「中止」は「やめる」という部分。

「やめる」ということは、「終わりにする」「終える」「終了」ということです。

つまり、基本的には、再び行うことはありません。

再開することはないということですね。

野球
 

②「中断」の意味とは!

「中断」とは、行っていることを途中で断ち切ること。
 
 
「中断」の意味の特徴は、「現在行っている物事」だけが対象であり、「予定されている物事」には使えません。

そして、「中止」は「やめる」でしたが、「中断」は「断ち切る」です。
 
 
「断ち切る」は、たとえば音楽が流れていたものを電話がきたために「ちょっと音楽ストップ!」「ちょっと待った!」的なイメージ。

要するに、「中断」は「終わる」ことではありませんので、再び行う可能性を含んでいるということ。
 
 
 
「中断」も、よくプロ野球の試合で使われます。

「6回裏の途中ですが、雨天のため試合が一時中断しております」

こういった使い方をしますが、これは雨が晴れたら再開するといった意味を含んでいます。
 
 
ちなみに、「中断」している間に雨の勢いが強くなり、天気予報でも晴れる見込みがないと判断した時は、「中断」から「中止」へと変化するのですね。

雨
 

③「中止」と「中断」の違いを整理!

それでは、ここで一度「中止」と「中断」の違いを整理します。
 
 
行っていることを途中でやめる、また、予定されていたことをやめるのが「中止」。

行っていることを途中で断ち切るのが「中断」で、再び行う可能性があります。
 
 
終わってしまうのが「中止」で、終わらないのが「中断」ということ。

 


 

2.「中止」と「中断」の辞書での意味!

続いて、辞書による「中止」と「中断」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「中止」の辞書での意味!

【中止】

・中途でやめること。また、予定されていたことをとりやめること。「雨天―」

引用元:旺文社国語辞典

説明したとおりの内容です。
 

②「中断」の辞書での意味!

【中断】

・続いているものが途中でたち切れること。また、たち切ること。「会議を―する」

引用元:旺文社国語辞典

こちらも、説明どおりの内容ですね。

硬式ボール
 

3.「中止」と「中断」の使い方!

次に、「中止」と「中断」の使い方を例文で紹介します。
 

①「中止」の使い方!

・屋外コンサートが悪天候により中止された。

・台風19号接近に伴う公演の中止について。

・プールBのナミビア対カナダ戦を中止すると発表した。

・海上自衛隊の観艦式の中止を発表した。
 

②「中断」の使い方!

・来客のため打ち合わせを中断した。

・食事を中断して電話対応をする。

・画面が真っ黒になり放映が中断された。

・雷雲接近の影響で2 時間43分の競技中断があった。

電撃1
 

4.「中止」や「中断」には似た意味の言葉がたくさんある!

「中止」や「中断」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「中止」と「中断」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「中止」は、「現在行っている物事」「予定されている物事」を「やめる」こと。

「中断」は、「現在行っている物事」を「断ち切る」こと。
 
 
「中止」は基本的に再開しませんが、「中断」は再開の可能性があります。

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