私、餃子を食べる時は、醤油に酢とラー油を入れる派です!
特にラー油は欠かせません…。
あの辛さが大好きで、ラーメンにも入れます。
ところで、辛さが特徴のラー油なのですが、元々辛い油なのだろうか?
それとも、元々辛くない油に辛味を付けているの?
しかも、この「ラー油」、何となく「ごま油」とも似ているような…。
「ラー油」と「ごま油」は、全くの別物なのか??
そんなわけで、この2つについて徹底的に調べてみました!
本記事では、「ラー油」と「ごま油」の違いについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!!
1.「ラー油」と「ごま油」の違いとは!
最初に、「ラー油」と「ごま油」の違いを端的にお伝えします。
「ごま油」とは、ごまを絞って抽出した油のこと。
一言にまとめると、こういった違いです。
つまりは、ごまから抽出した油が「ごま油」で、それに辛味を付けたのが「ラー油」。
ですが、「ラー油」の原料は「ごま油」だけとは限りません。
「ラー油」の原料は「大豆油」「菜種油」「ごま油」などで、これらは「サラダ油」の原料でもあります。
ということは、「サラダ油」からでも「ラー油」をつくることができるということ。
ここからは、「ラー油」と「ごま油」について、さらに詳しく解説していきます。
2.「ラー油」とは!
「ラー油」は、中国で誕生した調味料といわれています。
確かに、中華料理に多く使われますよね。
逆に、和食に「ラー油」を使うというのは聞いたことがありません。
「ラー油」の実物は、以下のとおり。
ちなみに、本場中国では、「ラー油」は「菜種油」からつくるとのこと。
中国では、「サラダ油」よりも「菜種油」の方が手軽に入手できるらしい。
しかも、本場中国の「ラー油」は、唐辛子が入ったまま使用されるのが一般的。
日本でも、時々見かけますが、下の「ラー油」ですね。
日本の「ラー油」は、上澄み液のみを使うのが一般的で、唐辛子が沈んでいるものはそれほど多く見かけません。
日本では、使用する油も「ごま油」「菜種油」「大豆油」の他に「えごま油」を使った物まで様々。
ですが、比較的「ごま油」を使用したものが多いようです。
そういった中、基本的に「液体」だった「ラー油」が進化し、「食べるラー油」が誕生しました。
油で揚げた玉ねぎやニンニクが入った「ラー油」で、ご飯にふりかけのようにかけて食べるタイプが発売されたのです。
一時期は、結構大きなブームになりました。
これですね。
ただし、ブームになった当時、毎日のように食べていた友人からは「太った…」という話をききました。
やはり油ですので、取り過ぎると太るのも仕方がないですね。
でも美味いのですよ、これが。
3.「ごま油」とは!
「ごま油」は、その名のとおり「ごま」から抽出した油のこと。
その歴史は古く、古代インダス文明で油の抽出を目的に栽培されていたそうですよ。
すごく香の良い油で、世界中の多くの国で料理の味付けや香りづけに使われています。
実物は、これ。
当然日本でも、炒め物や天ぷらの揚げ油などに使われています。
「ごま油」は、セサミンやリノール酸、オレイン酸といった健康効果を高める成分を含む食品。
こういった成分は、悪玉コレステロールを低下させてくれるので、血管を強くし動脈硬化や心筋梗塞・脳卒中などの予防に貢献します。
さらに、セサミンにいたっては肝臓も守ってくれますよ。
ところで、この「ごま油」なのですが、食べるだけではありません。
オイルマッサージの、マッサージ用の油としても活用されます。
これですね。
「ごま油」をマッサージに利用することで、抗酸化作用があるほか保湿効果もあるそうです。
ただし、食用の「ごま油」をマッサージに使ってはいけません。
マッサージ用の「ごま油」は製法が違います。
気をつけてくださいね。
まとめ
以上が、「ラー油」と「ごま油」の違いについてでした。
「ラー油」は辛味をつけた油で、「ごま油」はごまから抽出した油のこと。
ちまたでは、「ラー油」は「ごま油に、唐辛子で辛みをつけたもの」といった説が出回っていますが、正確には「ラー油」の原料は「ごま油」とは限りません。
「ごま油」の他に、「菜種油」や「大豆油」なども使われます。
調味料について説明してきました。
ところで、同じ調味料で「ポン酢」と「酢」がありますが、この違いをご存知ですか?
もしよかったら、下の「ポン酢」と「酢」の違いを解説した記事をご覧ください。