キャンプなどで大活躍する「スキレット」。
鉄板を加工して製造する普通のフライパンとは違い、型に流し込んでつくる鋳物です。
そのため、分厚くて重い…。
ですが、重くて分厚いからこそ熱がじっくりと伝わり、食材が柔らかくて美味しく仕上がるのが特長です!
ただし…、スキレットにはもう一つの欠点が…。
実は、結構サビやすいのですよ…。
食材を調理する道具なのに…。
このサビを食べてしまって、大丈夫なのか???
ということで、このスキレットにできる「サビ」を徹底的に調べてみました。
本記事では、スキレットのサビの毒性の有無や、サビの対処法についてわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.スキレットのサビはそのままでも大丈夫?
結論から申し上げますと、スキレットのサビを食べてしまっても大丈夫です。
鉄のサビは「鉄分」なので、体に必要な栄養素。
鉄のサビは毒性どころか、体に良い成分なのです。
人間にとって、一日に7.5ミリグラムくらいは必要らしいですから。
だからといって、過剰に摂取してはいけませんよ。
栄養の摂取は、ほどほどでなくてはいけません。
人間にとって、体に必要な栄養素であっても過剰摂取すると健康を害します。
水だって、過剰に飲むと水中毒になって命の危険にさらされますよ。
それから、サビは全て安全というわけではありません。
体に良いのは、「鉄」のサビ。
「鉄」「鋼」「ステンレス」といった鉄のグループであれば問題ありませんが…。
鉄以外の金属の場合、種類によっては体に悪影響を及ぼすものもあるようなので、気をつけてくださいね。
2.スキレットのサビの落とし方!
スキレットのサビは、そのままでも問題はありませんが…。
サビを放っておくと、食材にも色がつきますし、気持ちの良いものではありません。
ということで、スキレットのサビの落とし方を解説します。
サビは、溶かしながら削り取りましょう。
サビは、「酢」や「クエン酸」などの「酸」に浸けることで溶けます。
クエン酸でも溶けますよ。
やり方は簡単!
スキレットに酢を入れて沸騰させます。
スキレットが冷めて触れるようになったら、下の金属タワシでサビを削り落としましょう。
最後は、下のメラミンスポンジで磨いてください。
メラミンスポンジは、金属タワシよりきめ細かく削る効果があります。
ちなみに、酢を沸騰させる理由は、高温の方がサビを溶かす効果が大きいから。
常温であっても、サビは溶けます。
時間がある場合は沸騰させる必要はありません。
5分くらいで溶けだしますし…。
サビが多いようなら、数時間も浸けておけばかなり溶け落ちます。
ですから、スキレットの取っ手や外側のサビは、ただ酢に浸けておくだけでオッケーです。
3.スキレットのサビの予防方法!
スキレットをサビにくくするには、油のコーティングが有効。
つまりは、「油返し」のことです。
まずは、料理前のスキレットを火にかけてください。
中火で、スキレット全体が熱くなるようにします。
熱くなったら、そのスキレットにサラダ油を入れてください。
ちなみに、食用油であればサラダ油でなくても大丈夫です。
量は、スキレット全体に薄く行き渡る程度。
そして、そのまま空焼きします。
火力が強すぎるとコーティングされませんので、弱火から中火で空焼きしてください。
煙が見えたり、表面が黒っぽくなったら火を止めます。
あとは、そのまま冷えるのを待ちましょう。
この時に、水で冷やしてはいけませんよ。
冷めたら完了。
そのスキレットの油は、そのまま料理に使用してください。
もし料理しないのであれば、油をオイルポットなどに戻して、スキレットの油分をキッチンペーパーで拭き取って終了です。
ところで、サビといえば雨水にさらされる傘にできやすいもの…。
しかも、傘の骨にできたサビは、どんどん広がってしまいます…。
ということで、大きな傘のサビ取り方法を解説した記事がありますので、よかったら下のリンクからご覧ください。
意外に簡単ですよ。
まとめ
以上が、スキレットのサビの毒性の有無や、サビの対処法などについてでした。
スキレットのサビに毒性はありません。
栄養素である鉄分なので大丈夫ですよ。
スキレットのサビは、酢で溶かして金属タワシで削って落としてください。
また、油返しをすることでサビを予防できます。
ところで、サビとは関係ありませんが、部屋干しのスペースは間に合っていますか?
実は、意外な場所が部屋干しスペースになりますよ!
狭いスペースにおける部屋干しアイデアを紹介した記事がありますので、よかったら下のリンクから覗いてみてください。
それから、靴のニオイ対策を解説した記事もありますので、こちらもどうぞ。